ピアノ教師の妻の元へ亡くなったはずの夫が帰ってくる。妻はそれほどの戸惑いもなく幽霊の夫と共に夫が生前にかかわった人たちへの邂逅の旅を続ける。その中にはもう亡くなっていた人たちも含まれて・・そしていつか夫も自らのいるべき世界へ戻っていく・・・。
ファンタジー作品。リアルすぎる幽霊?の夫との生前のつながりがなにか足らなかったのではと考える妻。夫が世話になった様々な人たちの生活の中で見えなかった夫の姿を見出していく。
設定はちょっと微妙だがリアルには実現できない再体験をしていく・・意味の深い設定。
まあ強引な設定のファンタジーではあるが、見ている分には違和感を生じさせない。
快作でいいんじゃないか。カンヌ映画祭での監督賞受賞も理解できる・・。
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