映画「虎の尾を踏む男たち」
大河内伝次郎 弁慶
藤田進 富樫
榎本健一 強力
森雅之 亀井
志村喬 片岡
河野秋武 伊勢
小杉義男 駿河
横尾泥海男 常陸坊
仁科周芳 義経
久松保夫 梶原の使者
清川荘司 富樫の使者
能の『安宅』を歌舞伎にアレンジした『勧進帳』を基に巨匠・黒澤明監督が豪華配役陣で映画化した傑作。終戦直後に完成しながら検閲の関係で永らく未公開となり、1952年にようやく劇場公開された。兄の将軍源頼朝に追われる身となった義経は、山伏姿に変装して弁慶らと共に唯一の理解者、奥州の藤原秀衡のもとへ向かう。が、途中の安宅(あたか)の関所では関守・富樫左衛門が山伏姿に身をやつした義経一行を待ち構えていたのだった。そのことを麓の村で雇ったおしゃべりな強力(ごうりき)から知らされた一行は、弁慶の計略で義経を強力姿にすることで穏便に関所越えを目指すのだったが……。
(以上ALLCINEMAサイトより)
黒澤映画でも異色な作品のような気がする。歌舞伎の劇伴が聞こえるかと思えば何かミュージカル風のコーラスが、エノケンの動きは喜劇的でそういう映画と思うと大河内伝次郎の格調高い弁慶、パロディと思われるのだが何とも不思議な作品。
1時間なのはフィルム不足のせいだとか。
こういう題材なのは戦時中のせいなのかな、ちなみに撮影中に終戦になったそうな。
検閲のせいで上映は完成から7年後の公開とか。
ラストのエノケンさんの六方は凄い。(弁慶の代わりに強力が・・というパロディ)
快作か
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