忍者ブログ

おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

いくつかの夜

2005山田太一スペシャルドラマ
<以下ネタバレですので・・>
中谷恒平は68歳、定年後すぐに妻を無くし、息子夫婦と2世帯住宅に住んでいるが、折合いが悪い。今日も家に帰りたくなくて、深夜営業の入ったことがないマンガ喫茶に入っていく。なんとなく居心地の悪さを感じつつ席につこうとするが、いきなり若い女が席からふらついて出てきて倒れてしまう。恒平は驚いて抱きとめる。そして女を喫茶店の若い店長と一緒に病院へ送り届ける。女はどうも自殺しようとしたらしい。女の家族への連絡を店長に任せ、恒平はやむなく帰宅する
数日して、その女(百合)が恒平の家をたずねてくる。驚く恒平。百合は昼食を作ってあげるといい二人でスーパーに買出しに出かける。そして二人で昼食を作る。ただ身の上は何も語らない。恒平も聞こうとはしないまま分かれてしまう。
どうしても百合のことが気になる恒平は、マンガ喫茶の店長をたずねて百合の住所を聞き出そうとするが断られてしまう。
数日後再び百合がたずねてくる。掃除道具などいっぱい抱えて。そして二人で部屋の掃除をする・・。楽しいときを過ごす恒平。突然電話が鳴る。息子からで、スーパーで若い女といるのを息子の嫁さんが見て、それを気にしてかけてきたという。嫁のさしがねと感じた恒平は息子を怒鳴りつけてしまう。百合は帰ろうとする。百合は恒平に父を感じ甘えた感じで恒平の背中にもたれかかってしまう。恒平は思わず百合を抱きしめキスしようとする。驚いた百合は逃げ帰ってしまう。
数日たちずっと後悔している恒平は店長の井沢に事情を話し、お詫びの手紙を書きたいからと百合の住所を再び聞き出そうとすが、やはり店長から拒まれてしまう。恒平は店長が自分を嫉妬していると勝手に理由をつけて自己満足する。
数日たち、恒平はぎっくり腰になってしまい満足に歩けない。部屋は散らかったまま。チャイムが鳴り誰か来たよう・・。恒平はやっとのことでドアをあけるとそこには百合が立っていた。もうこないと思っていた恒平。しかし恒平はぎっくり腰を理由に百合の入室を拒むが、百合は強引に入ってしまい、恒平のために掃除をしたり、下の階の息子の嫁に掛け合って、マットレスを借りて寝床を高くし、公平の息子のバットを借りて杖代わりにと渡す。恒平は先日の行為を謝る。打ち解けた百合は生い立ちや、勤め先でのことを話す。
PR