いま会いに行きます第5回
(第5回)澪は相変わらず巧に親しい態度が取れない、巧が図書館の古本のバザーのため自分の本の整理をしていると中学時代の教科書が出てきた。教科書にパラパラ漫画が描かれていたが、巧は澪にこれは澪が書いたものという。そして中学時代の話をする。巧と澪は中学生時代ずっと席は隣同士だった。澪は漫画を書くのが好きで、巧の教科書を自分のものと間違えて、自転車のパラパラ漫画を書いてしまう。
佑司は三人でサイクリングに行こうという。澪は同意するが巧は止める。澪は自転車に乗れなかったのだった。澪はその記憶もなくしていた。ショックを受ける澪。そしてその夜から、澪はこっそり自転車に乗る練習を始める。巧は澪の母も自転車に乗れなかったと話す。澪は両親にあってみたいと話す。そして二人でこっそり澪の両親の家の近くに行くが、澪はそれ以上近づこうとしない。澪は両親に会うのは記憶が全部戻ってからにしたいという。帰り道雨が降ってきて、澪は道端のお地蔵さんに、ハンカチをかぶせる。翌日澪の母親涼子はおじ増産にハンカチがかぶせてあるのを見つけ、澪が昔同じ事をしていたのを思い出す。
図書館では万里子がバザー用の本の中に巧の教科書を見つけて巧に返す。図書館員の秀夫が巧が以前弁当を持ってきたことで、巧に彼女が出来たのとずっと誤解をしている。その話を偶然花を届に来た涼子に聞かれてしまう。
澪は自転車を練習していたのを巧に知られてしまう。澪は自転車に乗れるようになることで何かが変わるのでは?と巧に言う。
巧が持ち帰ったパラパラ漫画が書いてある教科書を澪が楽しそうに見ている。澪は自分と巧の学生時代のなれそめを話してという。
きっかけは中学の卒業式の後のサイン帳だった。澪は巧にサイン帳に記念に書いてという。巧は「君の隣は居心地が良かったです」と書いて、自分のシャーペンをはさんだままで渡してしまう。澪は「私も秋穂君の隣は心地よかった」と言って去っていってしまう。
澪が教科書を見ると、巧が澪と佑司を書き加えて3人になっている。そこに更に澪が書き加える。佑司が自転車の周りを喜んで回っている・・。
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