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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

ひとり(1976年、HBC制作)

定年を控えた男の心象風景を、倉本聰が独創的なスタイルで描く人間ドラマ。タイトル通り、ひとりで渓流釣りに励みつつ、過去を振り返る主人公のモノローグでほぼ全篇展開される、斬新な意欲作。鉄道会社の役員の送迎車の運転手を長年務めた草平(船越)は、退職の記念に役員に贈るヤマメを釣りに、ひとりで渓流に赴くが、思うように収穫のない中、同僚の洋子(大原)、釣りの指南役で戦争で亡くなった兄(山内)の姿が、心に浮かび上がってくる。
(以上日本映画専門チャンネルホームページより)

船越英二の一人舞台。倉本総の脚本。退職した会社での立場を洋子さんとの食事ややり取りのあたり。草平さんの釣りをしながらのモノローグと、作りがうまい。
草平さんの葛藤が浮かび上がってくる。
快作。
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