真実と嘘が曖昧になりつつある社会の闇に、山田太一が光を当てる群像劇。ある種の嘘で稼ぐビジネスマンが直面する苦悩を通し、真実を隠蔽するのも厭わぬ企業や学校の体質もが浮き彫りにされる。妻に先立たれた危機管理コンサルタントの章次(佐藤)は、不祥事を起こした企業の謝罪会見をお膳立てし事なきを得るが、中学生の娘・朝美(夏未)の同級生が自殺し、遺したメモに娘の名前が書かれていたと知り、動揺する。
(以上日本映画専門チャンネルホームページより)
2008年 テレビ東京
同級生の自殺の理由をめぐって、親と娘との話に、自殺した娘の母親の絡み。そして背景のコンサルタント業の絡みと設定がさすが山田太一さん、終盤のあの社長の説得。深いし濃い。
回収も含めてのここか。まあ太一さんドラマの終結はほぼハッピーエンドに向かう(ちょっと強引なかかわるメンバーの友好シーン)やり方のらしい。ドラマといってしまえばおしまいだがいい出来なんでは。
PR