かあちゃんが来た
山形県のスイカ農家にベトナム人の後妻がやってくるというお話。スイカ農家を営んでいる良昭は数年前に妻に先立たれた。いまは息子の良太と、祐次、祖父の喜一の4人暮らしの男所帯。斡旋業者の世話でベトナムから後妻をもらうことになる。それを聞いた子供たちはずっとふさぎこんでいる。
ベトナム人の後妻、リンさんがやって来た。喜一と良昭は歓迎するが、良太と祐次は会おうとはしない。ようやく席につき、リンさんは皆に手縫いのシャツをお土産として渡す。喜一と良昭はすぐに着てみようとするが、良太と祐次は着ようとしない。
リンさんとの暮らしが始まった。リンさんが作ったベトナム料理を良太と祐次は食べようとしない。しかし徐々に祐次はベトナム料理に慣れて食べるようになる。そんな祐次を良太は怒る。
リンさんはみかん作りに徐々に慣れていき、言葉が充分通じないが良昭とも仲良さそう。ある夜、良昭は亡妻の浴衣をリンに与える。リンさんは喜んで着るが、それを陰で見ていた良太は猛然と浴衣をリンから引き剥がす。リンは自室に引きこもり泣く。
ある日散歩に出る良太と祐次にリンは話をしようとついていくが、二人はいきなり走って逃げようとする。そして逃げるのに夢中の良太は謝って川に落ちてしまう。おってきたリンは驚いて川に入り良太を助ける・・。
数日が経ち良太と祐次はリンが贈ったシャツを着て登校する。畑に出ていた良昭とリンは微笑んでそれを見送る・・・。
リンさん役はベトナムから来日6年目の看護士さんだそうで・・。お上手ですね・・。景色がとても綺麗で。子供たちは子供らしくて・・。いい感じ。
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