スペシャルドラマ「僕たちの戦争」(3)
出撃前に鴨志田と健太は夏見村にやってくる。いたのは文子だけでキヨ子はなくなったという。なんとか鴨志田と文子を近づけさせようともくろむ健太だったが、結局防空壕を掘り、二人の2ショットの写真を撮っただけだった。
2005年11月石庭家の墓参りをする吾一、墓石に自分が昭和20年8月に沖縄沖で死んだと彫ってある。吾一は自分が墜落事故で昭和19年9月に死んだはずでは、すると昭和20年8月に死んだのは健太じゃないかと気がつく。
海で吾一はもぐっている。この海中のどこかに過去に戻る入り口があるのではと思う。海岸へ戻る。仲間が今日は波に乗らずに潜ってばかりだなという。黙って手を振る吾一。そこにミナミがやってくる。ミナミは初めからやり直すという。健太に会いたかった。ずっと一緒だからねという。
吾一はミナミがしあわせならずっとこの時代にいてミナミと暮らしたいと思う。
昭和20年7月、健太は人間魚雷の訓練にいそしんでいる。ある日次の特攻の2名がくじ引きで選ばれることになる。順番がいろは順になり、健太は石庭吾一なので該当してしまう。
吾一はミナミの祖父の遺影に手を合わせている。ミナミが妊娠したことを話す。心配しなくても私も働くしというミナミ。
吾一はずっとミナミに連絡せず働いていた。ミナミが現れ弁当を持ってきたという、吾一はミナミに8月15日に沖縄へ行ってほしいと話す。ミナミは喜ぶ。
健太は遂に出撃となる。同行する鴨志田。しかし目的地へ行く前に敵艦が現れる。敵艦の攻撃に見舞われる潜水艦。田淵中尉が上官として自分が人間魚雷に乗り敵をひきつけるという。そして艦は救われる。泣く健太。
そして8月15日になる。
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