かわせみに小田原からの客おもん(原日出子)が泊まる。 おもんは麻布の菓子職人と所帯を持つが、別れて大工と再婚し小田原に住む。その夫が亡くなって、再び江戸に出て来たのだ。
その頃、麻布狸穴の方月館へ出稽古に行った東吾は、虫の音を聞き分けて楽しむ「虫聞きの会」に参加する。
その縁で、菓子職人の弥助(大門正明)の娘おすずと知り合う。おすずは機織りの名手で気立ての良い娘だが、嫁に行きそびれ、父親との二人暮らしだった。その弥助の家を、おもんが訪れる。おもんはおすずの母で小田原の大工といい仲になってしまい、駆け落ちしたのだった。いきなり帰ってきたおもんをおすずは受け入れることが出来ず。東吾を頼ってかわせみにやってくる・・・。
今回もおもん親子の仲直りに動く東吾とるい。いかにも御宿かわせみらしい人情話。派手な話ではありませんが気持ちがしっとりします。いい出来なのではないでしょうか。
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