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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

新人間交差点

<ネタバレあり>
第2回
マリエ(佐藤江梨子)はある青年医師・佐田(山口馬木也)について書かれた由次の原稿を読んでいた。
20年前、佐田は有能な医科大学の研究者であったが、ある村の風土病の研究のため勝手に大学を離れ、その村で部屋を借りて研究していた。教授の築岡(山本學)はそんな佐田の行動を快く思わなかった。ある日いきなり保健所の職員が現れ、勝手に研究することは許されないとし、佐田が地道に研究しているだけと話すと、学会に論文を出しているじゃないかと言われ、村からの立ち退きを言い渡されてしまう。佐田は大学へ行き築岡に会い論文のことを問いただすがとぼけられてしまう。そして大学を追われ、小さな診療所で働くことになる。
診療所の仕事は彼にとって忙しくはあったが充実していた。しかし決して野心を失ったわけではなかった。ある日村の風土病がまた再発していることを知る。そして診療所に築岡がやって来て、大学に戻りその風土病を又研究して欲しいと言う。しかし、彼はあれからさらに研究を重ねた風土病の資料を築岡に渡し、自分は病院には行かず一介の医師として地域医療に尽くすこと、下町の赤ひげとして生きる道を選ぶ。由次の原稿はここで終わる。
ところが20年後の今、マリエは佐田が贈賄の罪に問われ、逮捕されたことを知る。自分の病院への小児科医師派遣の見返りに多額の金銭を大学教授に渡したというのだ。過去の記事は見込み違いだったと由次を非難するマリエだったが、背景には深刻な地方の医師不足があった。
由次はマリエを伴い、今は個人の診療所で地域医療に貢献しているかつての教授・築岡に会うことで、佐田の行動が私欲からのものではなかったことを知る。
そしてやがて佐田の病院の患者たちが佐田の減刑嘆願の運動をしていることを知る。警察から病院へ戻った佐田に再び会う由次、築岡、そしてマリエ。佐田は感激する。
マリエは事件の背景に主眼を置いた記事を書き、社内で賞賛される。

山口馬木也さん。こういう陰のある役は合っています。そしてさすがの山本学さん。不思議ないい話。
うーんでも佐田は自分の病院は結局あの診療所を大きくしていったと言うことなのか?ちょっとそのあたりが説明不足か?
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