忍者ブログ

おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

白夜行〜原作

ずっと読み続けていた原作をやっと読み終わりました。
うーんいろんなサイトで知ってはいたのですが、やっぱり亮司と雪穂の二人のシーンは全くありませんね。ドラマでは二人の付き合いを馴れ初めから始まって常に二人の絡みや二人の起した事件への理由付けがそのつどなされます。ここらを重視して書いています。
小説は最後まで全く理由付けが出てこなくて、事件のみが羅列すると言う流れ、でも篠塚がここではドラマ以上に登場し、雪穂の告発に奔走する、しかしそれは成果を上げられないものの笹垣とのつながりが出て、最後に亮司を追い詰めるシーンへと発展します。
雪穂の再婚のあたりとかここらは雪穂の行き方のシーンがかいま見えて面白いです。
逆に亮司は栗原典子のプロットのみ・・。でもドラマのあのシーンは出てきて、多少の意味付けが垣間見られます。
やっぱりドラマは独自の作品。ドラマでは二人の事件の理由付けが明確で二人の同情するような作りとなってますが、これは二人を中心と知れ進めなくちゃならないのでこういう作りがほしかったのではないでしょうかね?
ともあれ面白かったです。しかしドラマはうまく作ってあります。原作の精神を生かした見事なリンクです。
PR