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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVD映画「真夜中のカーボーイ」を見る

1969年公開。もうずいぶん前ですが、ニューシネマと呼ばれた作品群の中のひとつ。
テキサスの田舎町の暮らしが嫌で、カーボーイのファッションでバスでN.Y.へやって来た男ジョー。彼の夢はオンナを引っ掛け、そのヒモ生活(ジゴロ)で生きていくこと・・。もちろん現実はそんなにうまくはいかず・・・。そして1度はだまされたラッツオという男に付き合っていくうちに、彼との奇妙な友情が生まれます。そしてひょんなことからジョーのジゴロ生活が実現しそうになるが、そのときラッツオの持病が悪化し、ラッツオの望みでフロリダへバスへ出かけることになるのだが・・・。

うーん、つらい終末。はじめはラッツオを信用が出来ず疑いが多かったジョーの態度もラッツオの弱さ、せつなさに徐々に信用していくところ、ラッツオの父の墓参りに付き合ったり、ラッツオのために自分の血を打ってお金にし薬を買ったりします。最後もやっと捕まえたジゴロ生活のための金づるとの約束を反故にして、たまたま出会ったゲイの男から金を強奪し、瀕死のラッツオをバスに載せてフロリダに向かう。このジョーの気持ちの変化がいい感じ。でもこれは悲しい話。

イタリア系の貧苦にあえぐ男、ラッツオをダスティン・ホフマンが好演。そして童顔のハンサム青年、ジョー(ジョン・ボイト)この組み合わせが面白いなー。

ハリウッド映画でこういうタイプの映画がが作られてしまう懐の深さに驚く。

勝手につける点 ★★★★(満点は★5個)

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