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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVD映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」を見る

大正の末期。広島県の山奥に石内尋常高等小学校があった。事業中に居眠りする生徒がいても、事情を聞いてそれを許してしまう破天荒な市川先生。
生徒たちは皆市川先生を慕っていた。
級長の良人、良人を慕うみどり、居眠りしていた三吉は市川先生のクラスの生徒だった。卒業を機に三人は離別する。30年後、売れない脚本家となった良人のもとに今は石内町の助役となった三吉から先生の定年祝いの集まりの知らせが届く・・・。

新藤兼人監督の95歳での最新作。自伝的な作品なのか?前半部分はたぶん現在では中学生あたりの年齢なのか。後半の恋愛部分の振りとなるジュブナイルのエピソード、ここらは風景描写も含めてとてもよいけど。後半は雰囲気が変わる。
さすがにうまいけどでも何となくこの役のキャラとは合わない豊川悦史。それ以上のまあどうなのか大竹しのぶさんの怪演なんですがこういう演出なんでしょうね。
ちょっと少年時代とはイメージがかなり違うんだけど。後半のいささか濃い恋愛エピからすればこんなものかな。柄本明さんはさすがというか。川上麻衣子さんはやはりあの修学旅行のエピでの主役だけに若いほうがよいのか、老けメイクはなかなかですがやはりずれがあるかな。
まあ大家の独特なタッチの作品なのかなー。
ラストはやはりどうということもなく終わるようなんですがここらはやはり日本映画的か。
時代設定が大人部分は昭和30年代と言うことがま当り前ではあるけどやや古い昔の映画という感じがする。
まあでもかなりなレヴェルではあると思うけど。

★★★★

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