よその歌 わたしの唄 TVドラマレビュー 2017年06月05日 0 文化人類学の教授を務めていた春川高史(渡瀬恒彦)は定年後、カラオケ店の店員を装って「1人でカラオケをしている歌い手」を捜していた。高史の妻・茜(いしだあゆみ)は音楽一家に生まれクラシックに精通していて、今もバイオリン教室をやっている。そんな妻にも仕事をリタイアした今だからこそ、何も言わせず好きなことをしたい。そういう思いからのコーラス隊の結成だった。(以上公式ホームページより)2013年山田太一作品、日本映画専門チャンネルにて再見、どんな話になるかと思いきや意外な展開に・・。作りがうまいなー。要するに元大学教授の、夫婦関係再構築の話なんですね。いしださんの歌は久しぶりなんでしょうか。声はかすれていますがそういう作りだったのかなー。奥さんの死で途中から元気がなくなった井形さんがその後狂言回しのような立場に・・。ラストはコーラスの盛り上がり。まあちょっと圧倒されますがすっきりした終わりでさすがなのか。山田太一作品では異色なのかな。快作。渡瀬さん追悼関連なんでしょうな。刑事役よりはこういう渡瀬さんの方が良いかも。 PR