ジャッジ〜島の裁判官奮闘記第5回(つづき)
本社の会議で新しい調査資料を握りつぶそうとする幹部に、一平は抗議する。しかし受け入れられない。同席した夏海は、この資料のことを黙っていると開発を許可した監督官庁の信頼関係を失う、逆にこの資料を裁判所に提出すれば、裁判官は原告との必ず和解勧告をしてくるはずと説得する。
そして新資料が被告側より提出され、恭介は双方に和解を提示する。和解を受け入れないというみづきに、恭介は完全に工事を差し止めるには新たな行政訴訟を起こさなければならない。二つの裁判を抱えることになると説得する。「どうでしょう。そんなリスクを避けて、今ある計画を、地下水への影響がない計画に、希少生物への影響もない計画に、確実に変更してもらった方が、 いいのではないでしょうか。」恭介は言う。
そして原告側も和解の受け入れを同意し、和解の話し合いが行われ恭介が、島の動物たちに影響を与えないような縮小した建設案を提案する。その中には海亀の観光施設という新たな島の暮らしを体験できるような建設案も含まれていた・・。
海岸で島言葉を勉強している恭介のところへ夏海がやってきた。東京の事務所をやめて大美島で自分の父のあとを継ぎ弁護事務所を開くという。微笑む恭介。
終わりました。西島君には合った役でしたね。浅野温子さんの弁護士役も合っています。
まあ最後の裁判はやや予定調和に走ったようですが。理想として書くのは多少甘くてもいいんじゃないですか。
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