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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

スペシャルドラマ「幽婚」(つづき)

孝行は気がつくと元の部屋に戻っている。佐和は寝かされたまま。孝行は佐和がいとおしくなり、キスをし、添い寝する。孝行は深い眠りに落ちる。
目覚めるとすでに陽は高い。寝床は空で佐和はいない。外に出ると佐和の葬式が始まっていた。代金を渡されもう帰るように言われた孝行は村の警官にかずら橋まで送ってもらう。警官は思い出したように話す。前同じように「幽婚」の体験をした村の男がいたことを話す。孝行はその男がその後どうなったかと聞くと、警官は死んだ花嫁と一晩過ごした後姿を消していた。捜すと滝壷で溺れて死んでいたという・・・。
孝行は帰り道、同じルートを走る。死者の霊を連れて帰らないために行きと帰りでは別の道を走る霊柩車の原則を無視して・・・、まるで佐和の霊を連れて帰るかのように。
しばらくして孝行は見合いをし、かつては素行の悪かった相手のことを知った母の反対にもかかわらず話を決めてしまう。そして孝行の花嫁は、佐和に似ていたのだった・・・。

もう一度見たいと思っていた待望の作品。数々の賞に輝いていたとは知らなかった。寺島しのぶが若々しい。実際に動く場面は少ないが(死体なので)幻想的な場面では体当たりの演技で情熱がほとばしるような感じ。いい。
でもこの作品は役者の演技力よりもやっぱり不思議な設定と幻想的な山場。これを見るべき。役所広司に名古屋弁をしゃべらせるのは微妙。でもだんだん気にならなくなるが・・。
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