ディロン〜運命の犬
第4回
麻利とディロンは病院のリハビリ施設に通うようになる。廃屋に捨てられていたのを動物保護センターの浅倉の計らいで、里中家の犬となったハッピーをとてもかわいがる耕平は、4年後に控えた定年と会社での微妙な立場に心を塞がれる。ある日、耕平は会社を休んで母美佐江の家に立ち寄るが、美佐江と談笑するうちに、美佐江がガス台の脇の壁の焦げを隠しているのを見つける。一人暮らしの不注意を心配した耕平は、母と一緒に暮らすことを決める。一方、獣医の森山からはハッピーに介助犬になるための訓練を受けさせてはどうかと持ちかけられ、ハッピーがかわいくて仕方ない耕平は断ってしまう。
耕平は自分のかっての子飼いの部下が独立して起業している事務所を尋ねるが、自分の再就職の事は言い出せないままになってしまう。
悩む耕平は、定年が迫っている会社や、母との暮らしにけじめをつけるため、ハッピーを介助犬の訓練に送り出す。別れの日、まともに見送れない耕平は、ハッピーに逃げていた自分の心中を初めて麻利に語る…。
美佐江が里中家にやってくる、犬が嫌いな美佐江は部屋に閉じこもる。そんな美佐江に耕平はつい声を荒げてしまう。
耕平は我慢していたハッピーが介助犬として働いているところを見たいと麻利に話す。そして二人はハッピーの新しい飼主の家の近くにやってくる。そして雨の中、飼主の車椅子が段差を越すのを、紐をくわえて手伝っているハッピーを見つける。
ハッピーは頑張っていた。二人は感動する。
耕平はプライドを捨て、かっての部下の会社に再就職を頼みに行く・・・。
今回もいい話。ハッピーは介助犬になったのですね。里心がつくといけないのでハッピーに見つからないようにこっそりと見ている二人の姿がとても感動的です。そして耕平の母との接し方や、再就職も身につまされる話。大杉蓮さんが地味ながらうまく演じています。
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