僕の歩く道(最終回−2)
大竹家;都古がグループホームの件で来ている。話を聞いていない秀治は驚く。里江は輝明のひとり立ちを躊躇している。秀治も里江が輝明の面倒を見られなくなってからのほうがと言う。都古は思わずその時じゃ遅いかもしれないから今からやろうってと言い出すが。途中で自分がいう事じゃないから。と謝る。
秀治と真樹。秀治は輝明の面倒をみたいと思うと話す。真樹は一緒に住めるかどうか分からないけど幸太郎のことでは感謝していると話す。
里江とりな、里江はどうしたらいいかとりなに聞く。りなは輝明のしたいようにするのがいいんじゃないと言う。
輝明は都古宛に手紙を書く。
動物園;古賀が久保に本社に戻ってくださいと言う。久保が頭を上げると飼育係のみんながこちらを向いている。皆は本社に動物に愛情のいる人がいてほしいと言う。呆然とする久保。
輝明は亀田とレースの練習。輝明はトビの声を聞くが姿は見つけられない。
都古が動物園の獣医として復帰する。久保は来年本社に戻ることになる。
輝明は練習している、大竹家の家族や、三浦、古賀、久保そして都古が練習に付き合う。輝明は飼育係たちからバイクにつける水筒をプレゼントされる。
輝明は鳥たちを見つめている。
亀田はレースでつらさを乗り越えた時にロードバイクに乗るものだけが分かる世界があることを輝明に話す。
レース前夜、大竹家;都古は里江に輝明が動物園で新しい世界を見つけたことを話す。都古は里江にグループホームの話を改めて話す。最初の一歩を踏み出すようにと言う。考え込む里江。夜輝明の部屋で子供の頃の輝明と都古の写真を見て涙ぐむ里江。
レース当日。本栖湖畔のコースに輝明はいた。大竹家の皆と、三浦、古賀、久保が応援に来ていた。スタート前に亀田の言葉をつぶやく輝明。スタートの合図の音で驚かないように輝明は耳をふさぎ、秀治が体を押して合図を送る。一種の間の後、輝明はスタートする。秀治は輝明にお礼を言われたかけっこで輝明の手を引いたことを思い出していた。りなは都古の新居までの地図を書いてあげたことを思い出していた。真樹は眼鏡を選んでいる時の輝明の言葉「笑った顔がいい」を思い出していた。(つづく)
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