14才の母最終回(1)
美希は子供をNICUで見た帰り。病室に戻る途中子供の名前を思いつく。静香を見送って美希を迎えにやってきた加奈子に、美希は思いついた子供の名前を告げる。名前は「そら」。土田は2500グラム以上の体重になるまではそらちゃんは入院していただく、そしてもし母乳が出たら届けるように話す。
加奈子は静香のお祝い金を忠彦に見せる。借金で大変なのに厚みのある祝儀袋に加奈子は不安を感じ、忠彦に静香たちの隠れ家を聞く。
美希は僅かの母乳をNICUのそらに持っていく。美希はそらがミルクを飲まないことや、泣かないことが不安になる。
加奈子は静香のアパートにやってくる。ドアを叩くと智志が呆然としている。部屋を探すと静香が風呂場で倒れていた。側には睡眠薬の空ビンが・・・。
加奈子は智志と静香を病院に運ぶ。静香は一命を取り留める。智志は母の寝顔を始めて見たという。いつも働いていたと言う。病室を去ろうとする加奈子に、もう気がついていた静香はなぜ助けたと問う。加奈子は静香がいなくて智志が幸せになるわけがないという。以前に、美希が、お父さんがいないのに智志が曲がっていないと言う話をし、静香がいたから智志君がここまで成長したと言う話をする。涙する静香・・。
美希はNICUに来たまま動こうとしない、そらがミルクを飲まないのが不安でたまらないのだ。そんな美希を加奈子が慰める。
退院する静香。玄関に波多野がいて送ると言う。波多野はまだ続きの記事を書くという。静香は無視して帰ろうとする。波多野は智志は面白い奴と言う。思わず波多野を見つめる静香。(つづく)
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