14才の母最終回(2)
マコト夫婦と健太が見舞いに来る。美希は子供の名前を披露する。マコトは美希の頭をおどけてなでて美希のがんばりを褒める。
退院準備をする美希を香子先生が訪ねてくる。学校は自宅で子供を育てながら自習し、定期考査だけを受けに登校するように決めたという。しかし美希は学費を心配して公立の中学に転向したいと言う。親には甘えられないと言う。
美希の退院の日。健太を家の前で送る加奈子は近所の人に子供に悪影響を与えるといやみを言われてしまう。
NICU、美希が見ている前でそらが無呼吸の発作を起す。土田医師は無呼吸の発作を繰り返すのは未熟児なので呼吸が不安定になることがあるという。不安な美希と加奈子。
学校、教頭先生は美希が公立中学に転向することを心配していると言う。校長先生は一之瀬を信じると言う。
教室;香子は訝る生徒に、美希は生まれた子供に胸をはって言える将来を信じているのだと話す。
病院;心配する美希と加奈子の前に智志がやってくる。病院の庭で話す二人。美希は赤ちゃんが小さいからまだ抱っこしたことがないと話す。智志は命がけで生んだんじゃないと言う。美希の意識がないときに会いに来た。学校を卒業したら働くと言う。子供に少しでもお金を送りたいと言う。智志は親といる時は自分じゃなかった。美希といる時は自分だったと言う。
加奈子が迎えに来る。そらの状態が安定した。危機を脱したと言う。喜ぶ美希・加奈子・智志。
数日した一之瀬家;美希、智志、忠彦、加奈子、静香が集まっていた。そばで健太も聞いている。
美希と智志は、智志が18歳になったら結婚したいと言う。驚く親たち。二人は学校を卒供したらすぐに働くと言う。忠彦と加奈子は学校へ行くことを進める。美希は子供の手が離れたら改めて勉強すると言う。
静香は女でひとつで子育てをすることの困難さを話す。静香は世間の冷たさにさらされた結婚できなくなるのが落ちという。
美希は子供が出来た時に親からどれだけ愛されていたのかとか、学校のみんなそして智志のことをどれだけ愛していたかを知らされたと言う。
静香は勝手にしなさい自分に褒められるようにしなさいという。そして帰って行く。(つづく)
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