14才の母
第10回
美希は帝王切開で出産する。赤ちゃんは危険な状態だったが何とか生きて出産をすることが出来た。子供はすぐ新生児ICU(NICU)へ運ばれる。
しばらくして美希が運ばれてくるが、出血が多かったためショック状態で意識がない。美希もICUへ運ばれる。
一方忠彦は静香と智志が暮らすアパートにいた。忠彦は美希の状態を話し、智志に会いたがっていると話す。しかし智志は動揺し、自分には何もできないといい、忠彦を部屋から押し出してしまう。呆然とする忠彦。
美希の意識は時間がたっても戻らない。戻ってきた忠彦と美希の側にいる加奈子。美希のいるICUにNICU担当の土田医師がやってきて、美希の赤ちゃんが自力で呼吸している、当面の危機は脱したと話す。そして赤ちゃんを見にきませんかと言う。忠彦は美希がこんな状態で今はそんな・・。というが加奈子は見に行きますと言う。NICUで美希の子を見る忠彦と加奈子は感動する。土田医師はこの大きさで自力で呼吸できるのは果報者だという。
静香のアパートに元秘書の山崎が自己破産を進めに来ているが、静香は聞く耳をもたない。
学校;クラスメートたちは美希と美希の赤ちゃんを気にしている。香子は今の状態を話す。香子は心配する生徒たちに、美希が人が生まれるのが大変なことと教えてくれていると話す。
病室;美希の意識は戻らない。忠彦が着替えと一緒にラジカセを持ってくる。二人はロビーで美希が録音した育児日記を聞く。そこに智志が尋ねてくる・・・。
病室に戻る3人。智志は始めて美希がまだ意識不明なのに気がつき激しく動揺する。智志は本当は赤ん坊など生まれてこなければよかったと考えていたと言う。すると美希が言葉を発した。智志は驚いて部屋を逃げ出す。忠彦は追いかける。智志は今の自分じゃとても美希には会えないと話す。忠彦はせめて子供には会ってほしいと話す。そして二人はNICUへ。
美希は目を覚ます。加奈子は赤ちゃんが無事なことを話す。
NICUで子供に会う智志。一目見て智志は又動揺し部屋を出て行く。待合室には波多野がいた。波多野は智志を見ていやみっぽく問い掛けるが智志は無言のまますぐ帰ってしまう。
智志は静香に子供と会ったことを話す。そして静香にやり直そうと話す。しかし静香は聞こうとしない。(つづく)
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