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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

NHK「万葉ラブストーリー」を見る

2008年〜2009年に放送された奈良を舞台にしたオムニバス形式(1作15分)のドラマ。
脚本は公募らしい。
セレクトされた4本を放送。
春「愛しき、古」
若くして愛妻に先立たれた筆作りの職人、すっかり気落ちしているが、初七日の前日、妻が書き残た言葉をみつける。
妻は、好きな万葉集にちなんだ千枚の言葉、千葉集を家のあちこちに残していた。

そして最後のVTRメッセージか。いい話だけど、生きているうちに書いたわけでその時に見つけられたらというしょうもないことを考えてしまう。まあいい話ではあるけど。そこら辺り万葉集にちなむという縛りはあるんだけどもう一工夫。

夏「人ごみ探し」
老舗旅館の息子で奈良を愛する大学生・中村太郎。東京から来た母親の知り合いの娘・山田舞を 夏休みの間案内することになった。 “姫ギャル”の格好をした高校生の舞はあるコンプレックスを抱えていた。
万葉集の歌「うちひさす 宮路を人は 満ち行けど 我が思ふ君は ただひとりのみ (どんな人込みの中でも、好きな人はあなた一人だけ)」彼女は、太郎に自らを「なら燈花会」の 人込みから見付けて欲しいとお願いする。
(NHKホームページより)

これはなかなかいいな。あれだけの人ごみの中で・・・まあドラマらしい。

秋「フルムーン・ハネムーン」
余命いくばくもない妻。余命を告知しないまま退院した妻に、初老の夫は新婚旅行で出かけた奈良へ妻とともに出かける・・・。

これは芝本正さんが渋いけどもやさしい旦那さんの役でいい話。よくある話のような気もするけど、俳優さんの力でいい話になったのかな。

冬「棚田のマレビト」
宮本里香は、天真爛漫な女の子。しかし婚約者に死なれて以来、彼への未練を断ち切れないでいた。婚約者の三回忌の帰り、里香はバスから棚田に立つ不思議な人影を見る。それを俊樹のよみがえりと信じる里香。もう一度逢うために幼なじみの来栖恵一に相談する里香。来栖が指示した占い通りに行動する里香・・・・。
(以上NHKホームページより)

ラストはやはり判りますわな・・でもそれを気が付いているけど最後まであえて騙されてあげる・・いい話。全体に亡くなったあるいは亡くなる人の話が多いのは・・ドラマにしやすいとは思いますが。つらいなー。人情話にはなっていますが・・。
さすがに地域ドラマ、奈良の風景をうまく取り入れて映像も綺麗。
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