忍者ブログ

おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVD映画「相棒~X-DAY」を見る



インターネット上に謎のデータがばらまかれ、削除された直後、とある銀行のシステム担当の男が死体で発見される。男を不正アクセス容疑で追っていた警視庁サイバー犯罪対策課の岩月彬(田中圭)と殺人事件として調べる捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、そして捜査に巻き込まれた杉下右京(水谷豊)が事件を追っていくと、政官財の権力構造と“X DAY”という金融封鎖計画の存在が浮上する。
(以上yahoo映画より)

やっとDVD入手。なるほどこういう流れかな、まあでも結局は殺人事件が解決されるだけなのかな。やはりスピンオフ映画で多少コメディタッチというほどでもないがちょっと軽めのそういう匂いが、設定がおどろおどろしいだけになんだか。

まあでも面白く伊丹氏のキャラが抜群に生きてますねー。岩月氏との絡みは面白い。
PR

TV放映の相棒劇場版Ⅱ~特命係の一番長い夜



またTV放映されましたがこれはどうもDVDの豪華版に入っているヴァージョンらしい。
若干の追加があるようですが全体には影響はないと思う。
私どもは標準版を持っているのですが違うことには気が付かなかった。
Ⅰよりは出来がいいと思う。むろんリアル感は微妙だがよくできている。
あのサプライズもあるし。

Ⅲは結局映画館では未見です。11月2日のDVD発売が待ち遠しいな。

てっぱん第21週途中

NHK-BSにて再放送中

重要なプロット。実のお父さん出現。そしてドラマらしくたまたま面会してしまう(あかりはそれを知りませんが)

人情話なエピがついづくこの話。まあいい感じもしますが時としてドラマっぽい感じ、あざとさが過ぎるかなという面もあるのかな。やはり毎日15分放映という現在となっては特殊な設定が微妙さエピの濃さを生んでいるのかもしれない。


でもいい作品ではあると思う。


NHKドラマ「おシャシャのシャン」

WOWOWにて再見

原田芳雄さんが映画「大鹿村騒動記」を制作するきっかけになった作品。
ここでは、原田さんは主人公の父親で、村芝居の主役なのだが腰を痛めたため、急きょ娘の田畑智子さんが売れていない歌舞伎役者を呼ぶという・・。主人公は田畑さんなんだけど、村芝居の設定が気に入ったのか同じ村姉妹の設定の映画を作ることになったらしい。

50分余りの単発ドラマだがうまくまとまっていて佳作なのか。


映画「桐島部活やめるってよ」

WOWOWにて放映。

同じプロットの流れを違った角度から繰り返し見せる。面白い。使われたことのある手法だと思うけど。

まあバレーボール部の問題とか、彼氏と連絡の取れない子とか、何かまとまってしまったような、あきらめた吹奏楽部の主将の子のエピとか、そのまま終わらす雰囲気の話なんだなこれは。

サブの流れと思っていた映画部が、ラストもまとめ部分で重要な役割を演ずる。ある意味ここらが映画的、演劇的な部分なのかもしれない。

映画部の話、神木君の存在とか何となく昔の高校生のような、そして彼の幻想部分がまとめになっていると思うんだけど、この部分、昔の青春ドラマのような気がする。帰宅部の子と分かり合えた流れにするのは、ある意味昔ながらのまとめということになるのか、でもこちとら年寄りとしてはこれで何かほっとする。

いまどきの高校生の会話が自然に流れてくるようなうまい作り。秀作。











映画「君が青春のとき」

倉本聰と加藤隆之助が共同でシナリオを執筆、斎藤武市が監督した青春映画。

【出演】
吉永小百合、山本圭、米倉斉加年

【監督】斎藤武市
(製作年:1967)
(以上TV愛知ホームページより)

TV愛知、日活青春劇場にてTV放映。
ちょっと小百合さんの映画としては毛色が違うのかなー。シリアスな作りのようにも見えるますが、小百合さんと山本圭さんの恋愛映画とも取れます。なんにしても小百合さんはいつものしゃきしゃきした感じで、ちょっと暗めの感じのエピにしては明るい。
ある意味暗くなりがちな流れを楽にしているとも思える、それだけにエピの掘り下げは中途半端のような気もしますが、アンチヒーローな圭さんのキャラはちょっと独特でやや異端な映画。佳作か。




2000年TBS新春ドラマ「あ・うん」

昭和10年。製薬会社に勤める水田仙吉(串田和美)は、四国の出張所所長から本社の課長に昇進。妻のたみ(田中裕子)、娘のさと子(池脇千鶴)と共に久しぶりに東京に戻って来た。新居となる目黒の自宅は、仙吉の親友で鋳物工場経営者・門倉(小林薫)が用意してくれていた。仙吉と門倉は徴兵時に知り合い20年来の親友同士、たみを含めて固い絆で結ばれていた。栄転祝いの最中、たみの妊娠が分かり、子供がいない門倉は女の子が生まれたら養子に欲しいと懇願、たみを困惑させる。
やがて、仙吉の父・初太郎(森繁久彌)が仙吉の家で暮らすことに。初太郎は山師で今までも金銭面で仙吉に迷惑をかけており、折り合いも悪かった。そんな初太郎がやって来た直後、たみは流産してしまう…。
(以上TBSチャンネルホームページより)

CS TBSチャンネルで視聴。
かつての向田邦子さん作のNHKテレビドラマ版のリメイク。演出は久世光彦。
おそらく原作通りのおじいさんのエピありということらしい。語りは加藤治子さんで、さと子さんの大人になってからの回想という設定なのか、おそらくオリジナルどおりなのだろう。
だからやはり終わりは唐突になってしまうのかな。
しかし今となっては続編は」不可能なのでどういう流れで終わりを考えていたのだろうか。残念。

ドラマは昭和初期の味を出していると思う。秀作なのでは。




映画「若い東京の屋根の下」

監督 ................  斎藤武市
助監督 ................  手銭弘喜
脚本 ................  才賀明
原作 ................  「緑に匂う花」 源氏鶏太
撮影 ................  横山実
音楽 ................  大森盛太郎
配役    
桑野蕗子  ................  吉永小百合 
三上良平  ................  浜田光夫 
金谷幸吉  ................  山内賢 
柔野謙太郎  ................  伊藤雄之助 
柔野ふみ  ................  三宅邦子 
桑野四郎  ................  太田博之 

BSジャパンにて鑑賞。

いわゆる日活青春映画路線の映画はリアルタイムでは見ていません、私にとっては当時、やや大人向き過ぎたのと、見たものはやはり時代劇なんです。

このころの映画での小百合さんはほとんど知りませんが、若いけどもやはり同年代の女子の感じからは数段大人っぽくて眩しい感じ。エピはなかなかテンポが速く飽きさせませんが、おそらくこのころの作りとしてはちょっと臭い予定調和なのか、ハッピーエンドでまとめるんだろうなという感じ。途中までの流れはいいんだけども・・。

やや強引な感じで終わらせますがこのころとしてはこういう感じなのかな。ある意味あっけないのかな。源氏鶏太氏の作品がこういう感じなのかな(源氏鶏太の作品は読んでいないので)

映画「あ・うん」






向田邦子の同名小説を高倉健主演、降旗康男監督で映画化。昭和初期の東京・山の手を舞台に2人の男と1人の女が織り成す人間模様を美しい映像で描き出す人間ドラマ。中小企業社長の門倉と安月給のサラリーマンの水田は性格も境遇も対照的ながら友情で結ばれていた。しかし門倉は水田の妻たみのことを密かに思い続けていて……。17年ぶりに銀幕復帰した富司純子(旧芸名・藤純子)、坂東英二が共演。

監督降旗康男
原作向田邦子
脚本中村努
撮影木村大作
美術村木忍

キャスト
高倉健 
富司純子
板東英二
富田靖子
山口美江
(以上、映画COMより)

日本映画専門チャンネルで見る。
さすが向田邦子、面白いストーリー、TVドラマの脚本のよう。ドラマは見たかどうか記憶なし。ただ何となくよく向田作品に出演している杉浦直樹の新劇的な暗さが記憶になるのだが、ここでは明るい健さんの演技がなにかいい感じ、むろん硬さもあるんだけどなぜか気にならない。
坂東さんはまあ素人っぽく生固いのだが、熱演はしている。しかし素人っぽさは残るのだが、いかにものお芝居的な感じが結果的に出なくて、リアルさになっているのかな。

なんというか結果オーライということなのか。まあやはり富司純子さんの、大人なのに清新さ、うまさが微妙な調和になっているのか。

WikiではNHKドラマ版のパート1のエピが映画化されているように書かれていますが、テレビドラマデータベースさんの記事によればほぼすべてのエピを書いているらしい。TVドラマ版ではその後のパート3が書かれる予定だったが向田さんの事故死により幻となった。残念。


NHKプレミアムアーカイブス、ドラマ「今朝の秋」

【ストーリー】
蓼科の山荘にこもる老人は、ある日東京に住む一人息子の死が近いことを知らされる。彼は山を降り病院へかけつけるが、死と対峙する息子を前に老いたる父として何を言えようか。また老人はそこで図らずも、別れた妻と再会する。二十年前男と去った許せぬ妻ではあるが、彼女もまた、わが子のせめて最後の時に尽そうと来たのだった―。

【出演】
笠智衆、倍賞美津子、樹木希林、杉浦直樹、名古屋章、五大路子、加藤 嘉、杉村春子 ほか

原作: 山田太一
音楽: 武満 徹
演出: 深町幸男

○1987年 製作
(以上NHKエンタープライズDVD紹介より)

リアルタイムでも見ていて、懐かしい感じ。名優たちの競演、ほとんど今は亡き人たちばかり。そしてさすが山田太一。個人的には杉村春子さんは抵抗はあるんだけど、またそういう役でもあるのでしょうがないのかな。
でも名作。