忍者ブログ

おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「許されざる者」1992年公開西部劇



監督 クリント・イーストウッド
脚本 デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作 クリント・イーストウッド
製作総指揮 デヴィッド・ヴァルデス
出演者 クリント・イーストウッド
ジーン・ハックマン
モーガン・フリーマン
リチャード・ハリス

スターチャンネルにて観賞。吹き替え版(クリントイーストウッド=山田康雄)
まったくの西部劇。リアルタイムで見なきゃいけなかったのかな。
クリントさんの渋さが本物の西部劇でよみがえる(マカロニウエスタンじゃなく)。
一種のピカレスクロマンのような気もする。本来は・・と思うのだが、
いつもの懐かしい西部劇独特のラストのすっきり感。しかも内容はよく見れば深い。

西部劇ファンとして快作★★★★★
PR

映画「東京家族」

東京家族、見ました、公開第1週で見るのは久々のこと。さすがに混雑していますが。いい席が取れましたので・・。
 
報道されているようにほぼ小津安二郎「東京物語」を現代に置き換えていますが、末の息子の設定、そしてその彼女のあたり、紀子さんととみこさん(周吉妻)の交流とかは完全にオリジナル。

でも末の弟の恋人、紀子(蒼井優)が原作の原節子さん的な役割はある程度果たしています 東京物語の流れ、意味合いを踏襲しながらも、今の家族の在り方を描いていて、このあたりはオリジナル性がかなり強く山田色が出ています。
 
まあ故郷の近隣の人々との交流は現代では田舎でもやや無理があるような気はしますが・・このあたりはオマージュから離れがたいのでは・・・ということなのか。

しかしかなりレベルの高い作品であることは確か。とも子さんの後半の運命は原作の通りですが・・・。でもこのあたりでこの映画独特の流れ・・・説得力が強くややセンチではあるけどさすが山田洋次・・。まあ快作ではないでしょうか。
 


おしん第3週

第3週は中村雅敏さん扮する脱走兵と共同生活する炭焼きのおじいさんに助けられますが、このおじいさんの大久保正信さんがいい感じ。あいにくもう亡くなられているようですが声優としても活躍されたらしい。 まあ予定調和ではあるんだけど、脱走兵から語られる反戦のメッセージがなかなかいい。橋田さんもこういうものを書くんですね。

NHK朝ドラ「おしん」第2週




おしん、再放送です。明治生まれの女性1代記を1年間の話で3期に分けて描くんですが。

少女編というか、奉公編かな。リアルタイムでは自分は仕事していましたので当然ながらほとんど見ていません。
1週、2週は大人編のおしんの少女時代の回想から、その中で最初の奉公先を逃げ出すまでなんですが・・こういういきさつだったのか。

まあむろん橋田脚本なのでうまい流れ、都合のよさも、もちろんありますが(おつねさんのお金が亡くなった事件でも奥さんがもっと調べるとか・・まあいいとこの苦労知らずの奥さんということかな)まあ次回で何らか触れるのかもしれません。

リアルな奉公に関しては自分の親が年寄りですので若いころ行っていたそうですが、まあいろいろあって結局すぐやめたらしい。
食事が合わなかったとか。。栄養失調で帰されたそうですが、やはりあまり食べさせてもらえなかったそうですが・・・私どもには想像もつかない話で・・。

映画「新参者~麒麟の翼」

出演
阿部寛
新垣結衣
溝端淳平
松坂桃李
菅田将暉
山崎賢人
柄本時生

原作
東野圭吾

腹部を刺された状態で8分間も歩き続け、東京・日本橋の麒麟(きりん)の像の下で息絶えた男性。一方、容疑者の男は逃亡中に事故に遭い、意識不明の重体となる。日本橋署の加賀恭一郎(阿部寛)は事件を捜査するにつれ、関係者の知られざる一面に近づいていく。被害者はなぜ必死で歩いたのか、はたまた加害者の恋人が彼の無罪を主張する理由とは……。(以上yahoo映画より)

TV放映にて観賞。らしいミステリーかな。やはり被害者が8分間も歩くのはちょっと。ちょっといやな動機なのか。まあいつもの東野圭吾らしい作りなのかな。好みではないが出来はいい。


NHKアーカイブズ「オールドフレンド」

大滝秀治さん追悼。1991年放送。放送日が親父のなくなった日に近いのは何かの因縁なのか。

小津さんの「晩春」的な内容なんだけど、黒木瞳さんの娘がこの時代にしてはやや親父さんに献身的なのか。このあたりの話はちょっと…。
でもそういう設定というよりは、後半の松村達雄さんとの仕事の仲間同士の友情の話が何ともいいし、二人の名優の演技でいい話になっている。もうさすがというか・・。ということかな。
ラストも大滝さんの笑顔でわびしい生活が待っているはずなのに、ハッピーエンドを思わせてしまう。このころの大滝さんの年齢、今の私に近いのに、さすがというかすごい。

演技力で救われた佳作。

WOWOWにて映画「男はつらいよ、寅次郎紙風船」を見る

1981年放映。
マドンナは、音無美紀子さん、そして岸本加代子さんも出演。話はいつもの流れだけど、今回は珍しく寅さんがちゃんとした仕事をしようとするわけなんですが。やはり・・・というところかな。
関敬六さんも出ていて、なんということもないのですが、見ていてメルヘンとして楽しい。
いつもの仕上がり。ややいつもの感じが多めでこれを言っちゃあおしまいよというわけですが、マンネリ度が強い。
ただそのまま見るには楽しい。それにしても亡くなった人の多いこと、20年以上前なのでしょうがないか。





NHK朝ドラ「ちりとてちん」総集編

NHK-BSにて。いまごろ「ちりとてちん」なんて何かの関連でしょうか、時間つぶしとは思えませんが。
総集編、やはりエピは大幅に削られていますが、大きなエピを集中してうまく編集しているようです。
振りもうまく使って、やはりぶった切られても快作。
ほんとうは最終から見直した方がいいんですが時間的には難しいな。やっぱり完全版DVD購入しようか?



映画「あなたへ」

久しぶりに映画館で観賞。ご存じ健さんの最新映画。できは良いと思う。ロードームービーだけど、立ち寄る場所は少ないし、絡む人たちとのつながりが後の振りとなる作り。平戸のシーンでの大滝秀治さんはさすが。余貴美子さんの絡みもうまい。

まあラストのエピのつながりの流れがやや個人的にはわかりにくかったが、このあたりがラストの静かな感慨を若干そいだのかな。


NHKドキュメンタリーで見るよりもスクリーンの中の健さんはずっと若々しい。



映画「神様のカルテ」

WOWOWにて観賞。
これは看取りの映画ということなのかなー。宮崎あおいさんの出演の意味が不明。もう少し出番がないと。夫婦愛の話というわけでもないし、まあちょっともったいないような。
旅館の住人が出ていくセレモニーの意味合いは不明だし。
そういう感じの役かもしてないが、桜井君は名医に見えないし、
さすがの加賀まり子さんという印象が強い。


51sBzTgzCtL.jpg