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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「人生の特等席」

ガス(クリント・イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が弱ってきていた。それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向ける。窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。

スタッフ


監督: ロバート・ロレンツ
製作: クリント・イーストウッド / ロバート・ロレンツ / ミシェル・ワイズラー
製作総指揮: ティム・ムーア
脚本: ランディ・ブラウン


キャスト


クリント・イーストウッド
エイミー・アダムス
ジャスティン・ティンバーレイク
ジョン・グッドマン
ロバート・パトリック
マシュー・リラード 

クリントさんが渋くていい。いい話。娘のスカウトとしての才能はいわゆるお話なんだけども。面白いというか納得できる。ハッピーエンドは気持ちがいい。おじさんにとってはクリントさんを見る映画。

★★★

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刑事コロンボ「虚飾のオープニングナイト」

タブロイド誌の記者の遺体が発見された。自殺かと思われたがコロンボの検証により殺人と断定され、この事件に関連して行方不明者がいることが判明するが…。


新しいナイトクラブをオープン準備中のジャスティンに、恋人ヴァネッサから、離婚した夫トニーを誤って殺してしまったと連絡が入る。トニーからの融資がないとクラブをオープンさせられないジャスティンは、死体を隠し、トニーが生きているように装う。さらに犯行を知って脅迫してきたタブロイド誌の記者を自殺に見せかけて殺害。記者の部屋を検証したコロンボは、すぐに殺人と断定。この事件とトニー失そう事件との関連に気づく。
(以上NHK公式ホームページより)

2003年制作とか。ウィキペディアのよればアメリカでの最後の放送らしい。いわゆる現代のクラブが出てきてこんな今のシチュエーションの設定なのかと思う。
ミステリーは二つの殺人事件が絡むのだがそう難しいものではない。
劇中、コロンボがマフィアの手先と親しくするのは違和感があるのだが、このあたりは古い感覚なのか。
このリアルタイムの放映は新コロンボシリーズであり私どもは未見なんですが。
あのプジョーの汚れがハイビジョン画面のせいかはっきりわかってちょっと(笑)


映画「ヒッチコック」

1959年、作品の高評価とは裏腹に監督としてはアカデミー賞に縁遠かったアルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)は、後にサスペンス映画の金字塔と称される『サイコ』の製作に着手。しかし独創的かつ奇抜であるがゆえに資金繰りは難航し、数々の困難に見舞われてしまう。さらに、常に彼を支え続けてきた最大の理解者である妻アルマ(ヘレン・ミレン)との関係までほころびが生じてきて……。

(以上yahoo映画より)

DVDレンタルにて、要するに映画「サイコ」の裏話から、ヒッチコック夫妻の話。アンソニー・ホプキンスがヒッチコックそっくりのメイクで演じる。まあでもちょっとユーモラスすぎて、しかもエキセントリック。若い女優好き?まあどれだけリアルなのかわかりませんがまとまっていて面白い。
奥さんのよろめき?の後ヒッチコックが体調を崩した後のカバーとか、撮影後の編集作業で活躍するなど。いかにもな話。賢夫人ぶりはどうなのかという話もありますがまあこうであってほしいと思いますが。

★★★★

ヒッチコック [DVD]

相棒10「アンテナ」

千束署の刑事・相原(萩原聖人)が突然米沢(六角精児)を訪ねてきた。
相原は、かつて米沢と組んで、警察の天下り先でもある青少年防犯協会の横領事件を解決した熱血刑事。(映画「鑑識・米沢守の事件簿」2009年公開 より)
千束署管内で起こった連続通り魔事件で採取された繊維片を警視庁本部で詳しく分析してほしいというのだが、所轄の鑑識で調べたのなら結果は同じだといって断る米沢。
懇願する相原から米沢が逃げようとしていたところ、以前米沢から噂にきいていた敬愛する刑事・右京(水谷豊)と遭遇。
"頼まれたらなんでもやってくれるんですよね?"と右京に詰め寄る。

以上公式ホームページより

引きこもりか・・。右京さん、コンサルタントとしても優秀なのかな。まあ難しいミステリーではないんだけど。引きこもりエピが興味深い。
萩原氏はうざいキャラだけど何かいい感じ。またセミレギュラーで陣川君よりも多めに出てほしいんだけど。

相棒10「悪友」

内村部長に個人的な依頼を受ける暇な特命係。なくなった居酒屋店主の携帯の発信履歴には記憶のある名前が残されていた・・・。


ややこしい話。あの三人組が面白いんだけど、意外な犯人というか、いまだに十分ミステリーの積み上げが理解できない??

相棒10「藍よりも青し」

鑑識に残された些細なことから"事件"を見つけ出してしまった右京(水谷豊)。さすがにむっとする米沢(六角精児)。
 見つけ出した"事件"とは、産廃工場の社長・真壁(原田文明)の自殺に関してだ。尊(及川光博)とともに捜査を開始すると、真壁の部屋から産廃工場に反対していた彩乃(梶芽衣子)が染めたものと思われる風呂敷を発見する。
(以上公式ホームページより)

相棒らしい不法在留の外国人をこっそり雇う裏のある工場経営者。梶芽衣子さんを久々に見ました。凝ったミステリーだけど、微妙。

男たちの旅路第4部第1話、2話

悦子を失った吉岡司令補はどこかへ姿を消してしまう。陽平は社長の指示で吉岡司令補から来たはがきの消印から釧路へ探しに行く。
偶然吉岡を発見できた陽平は必死の説得で東京へ戻ることに。捜索の時に知り合った尾島兄妹も二人とともに東京へ。
そして吉岡は会社へ復帰し、尾島兄妹はガードマンとして就職することになる。
一方陽平はなぜかその後会社を辞めて連絡を絶ってしまう。そして尾島兄妹は新しい事件に巻き込まれてしまう・・・。

吉岡慎太郎ー鶴田浩二
杉本陽平ー水谷豊

鮫島壮十郎 - 柴俊夫
小田社長 - 池部良

尾島清次 - 清水健太郎
尾島信子 - 岸本加世子



これが再放送されないのはあの薬物使用の俳優のせいか。しょうがない。
1話は復帰のつなぎの話、水谷豊さんはこの後降板しているが何か都合があったのかな。
第2話の話が特に吉岡らしいいつもの説得力のある濃いいい話。会社にこういう骨太の人がもっといたら・・。ドラマだからなー。

NHK大河「利家とまつ」

DVDレンタルにて

女性目線のの大河、というかまつさんをフィーチャーリングしてドラマとした作品で、史実はまつさん関連の細かいエピはかなり独自に作っているんでは。
ねね、はるさんとの三人の女性の友情エピそれを史実と絡めてのかなりの創作エピなのでは。

その部分はドラマとしては完成度が高いのだから、結局信長、秀吉、家康の戦国時代終了のあたりの史実エピを生かすというか利用しているわけで、よく出来てはいるが、創作度が高いので史実と誤解するという・・。
まあそういう人がいまだにいるのかと思うんだけど、このあたりが大河ドラマとしては微妙なんだな。

戦国時代の治安が悪いと思われる国の間を自由に行き来してしまうまつさんって・・。まあドラマだから・・ということになるのか。まだこの時期松嶋さんは演技はまだまだなのだが(はるさんの天海祐希さんがうまいだけに)…このあたりも微妙。

利家とまつ 加賀百万石物語 第壱集 [DVD]

NHK大河「功名が辻」

CS放送にて再見

戦国時代の設定ながら、時としてコメディタッチの場面も、主人公はやはり千代さんなので、フィーチャーリングというか、あらゆる場面に顔を出して絡むわけで、ラスト近くでも淀君と面会という関が原では事実上敵味方だったというわけなので、あり得ないわけですが、どうも利家とまつを意識していると思える。

まあでもこういう大河にしないと見てもらえないのか。確かに楽だし、見やすくはあるけどなー。これでは一豊があまりにもボケキャラ。いいのか。

ある意味コメディタッチにしてくれているのが、フィクションでありますよという救いなのかもしれませんな??

NHK大河ドラマ 功名が辻 第壱集 [DVD]

DVDレンタルにて映画「ホタル」

最近の健さん映画では唯一未見の映画をレンタルにて

特攻隊の数少ない帰還兵と、特攻隊員の許嫁だった娘さんが戦後夫婦となり、鹿児島で漁師をしている。奥さんは腎臓病で余命が長くはない。
年号が平成になったころ、やはり特攻隊の生き残りだった彼の戦友が雪山で行方不明となる。どうやら昭和の終わり(昭和天皇の死)で、かつての戦友を思っての自殺のようなのだが、

同じころ知覧の食堂の女主人が引退して老人ホームへ入るという。
特攻隊基地のあった街で、特攻隊員の母親代わりとして心の支えだったその女主人から、韓国人だった漁師の奥さんの許嫁でもあったその特攻隊員の遺品を故郷の遺族に渡すよう頼まれ・・・。

*****

いわゆる反戦映画なのだ・・。健さんとしてはこのようなテイストの映画に出るのは初めてなのかな。健さん自身が特攻隊員の生き残りの役なのか。
合っているともいえるのだが、感情的に、あえて言えばセンチメンタルに話は進む。この映画戦争の描き方が妥当なのかは何とも言いようがないけど。
まあ映画ですから一つの結論を出してはいると思う。

気持ちや過去での思い出の感覚で戦争を描いている、これはこれで一つの表現なんだろうか。
健さんの夫婦物語でもあるので・・。微妙か。
この感じは最近作「あなたへ」でもっと顕著になる。でも「あなたへ」はもっと快作では。

これは佳作から快作の間かな。