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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

相棒9「招かれざる客」


容疑者が一堂に会するミステリーパターンのような、まあちょっと違う感じもするけど、この手の感じは過去のエピにもにもあったような。
途中で右京さんが悪役に変身するあたりは、あえてくさくやっていると思うだけれどもちょっとこれは笑ってしまう。若い時の豊さんの演技を思い出しますが・・。これはいいのか。
この回さほどの出来ではありませんが、ラストこの従業員メンバーがこんなに大事に思っているお嬢さんを最後の登場させて人情シーンを付け加えたらと思うのは蛇足かな。
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TV放映の映画「ラスト・サムライ」を見る

どうもカットが多いようなのでDVDレンタルする。
やっぱりハリウッド映画なのかな、セットとか人員とかにお金をかけられるのうらやましい限りなんだけどな。

外人さんが描く武士道ってどうなんだろうか。なかなか肉薄してるとは思うけどやはりどこかの東南アジアの国とかを想像してしまう。
むろん現代の我々からすればどの程度リアルかはわからないけど、やっぱりどこか変だな。しかしその中で渡辺謙さんとか真田広之さんはさすが侍らしい。

あの戦闘もなんとなく西部劇やロビンフッドなどを連想させてなんだかと思うんだけどな。でも迫力はすごいし。殺陣の迫力はさすが。
トム・クルーズさんはちょっとしょうがないというかなんだか・・なんだけど。ここらが残念。

まあハリウッド映画産業にお金だけ出してくれて日本人に時代劇を撮らせてくれというのは、黒澤さんがいないから無理か(T_T)

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相棒9「死に過ぎた男」

再放送なんでネタばれありですが。



少し脱力の回。話はまあちょっと作りすぎかな。いくら前妻?とよりを戻すんじゃないかと誤解をしても・・・・?どうなんだろう。久しぶりに河合美智子さんを見ました。変化なしか?(童顔だし)。
戸籍とかどうしたんだろうか。触れたかもしれませんが記憶なし。

DVD映画「羅生門」を見る

1950年公開、大映映画

三船敏郎、京マチ子、森雅之、志村喬、千秋実、上田吉二郎、加東大介、本間文子
撮影;宮川一夫 監督;黒澤明


DVD(BOOK版)を購入しました。TV放送では何度か観賞・・。
やっぱり映像が美しい。むろん昔の映画なので鮮明さは不足しているが充分うかがい知ることは出来る。
三船さんがいつもの三船さんだろうか、こういう演出だろうか、七人の侍で見せた直情径行さはまったくおなじなんだけど。

最後の樵の証言は原作に黒澤さんが付け加えたエピだそうだ、原作の意味合いを考えるとここで全く別の作品になってしまうとも言えそうだが、逆に映画版の独自性を出したのか。
まあ多少微妙ではあるが・・・。
最後のヒューマンなエピは、芥川龍之介の「羅生門」にはないエピと思うのだが、このあたりは黒澤さんらしい。

逆にいえば後年の原作をなぞった「蜘蛛巣城」(マクベス)や「乱」(リア王)とは違う。ここらを思い切ってエピを変えていくという考え方はなかったのかなー。まあ贅沢な感想ではありますが、映画「羅生門」のように原作の味を生かしながら独自の映画を作るという作りがひそめてしまったのはなぜだろう。

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相棒9「予兆」

相棒劇場版2の前提となるエピソード。私どもが実際に映画を見たのはこれよりも2カ月ほど後なんですが、これを見ないと、警察庁と警視庁の対立とか、警察庁長官の案とかの振り。そしてこの回ラストの映画冒頭への前振りとなるプロットなど、完全に映画観賞を前提となっているわけでねー困った作りなんですがね。
まあ映画版を見られる方はTVドラマを見ている人が多いとは思いますが、中にはそうでない人もいるわけでね、またロングランとなったこともあっての官房長のことがこの後の回にもほのめかされるんですが・・・。公開時期より映画版を遅く見た私としては違和感がありあり。

まあこの回だけ見れは完成している作品なんだけどでも、この回のみのエピの結論としては風呂敷を広げた割には・・となってしまうわけで、映画版を続けて見ないと・・・ということになってしまう。

将来発売されるTVドラマ版DVD-BOXとしては映画版が欠けた構成なんでしょうね。つながらないエピ。映画版を挟み込むのでしょうか。どうなのかなー。

NHKアーカイブス ドラマ「鳥帰る」(山田太一脚本)

「鳥帰る」

長年連れ添った妻が認知症を患い、自分を嫌悪して寄せ付けない。原因が分からず苦悩する木崎則行(杉浦直樹)は旅に出る。その道すがら、田口麻美(田中好子)と知り合う。東京での暮らしに疲れた麻美は、母(香川京子)に会おうと郷里(鳥取県倉吉市)へ向かっていた。しかし、結婚に反対する母を振り切って東京に出たため、会おうかどうか迷っている。母とは全く連絡を取っておらず、4年振りの帰郷だった。カメラマンとして身を立てようとする中山(村上淳)も加わり、三人で鳥取に向かう。母と再会を果たす麻美。しかし、互いに気持ちを素直に語れず喧嘩別れしてしまうのだった。人と人との心のやりとりの機微を丁寧に描いた山田太一ドラマ。
作:山田太一  演出:伊豫田静弘
(以上NHK公式ホームページより)

田中好子さん追悼ドラマ再放送。1996年放送とのこと。
土曜ドラマ枠だったのかなー、リアルタイムでは見ていません。

好子さんも好演しているけど。ここでは杉浦直樹さんの狂言回し的な意味合いが大きいのかな。

お互いの気持ちのずれでわだかまりのある母子をやはり家庭に問題を抱えている老紳士木崎(杉浦さん)が間を取り持つ。途中までは父親的な紳士に惹かれる麻美(田中好子)の一方的な思いだったりするのかなと思ったらそうではなく、流れは当然というか、母と娘の話へ・・木崎さんがちょっとおせっかいではあるけどうまく話が流れる方向に行くという。ここらはいい。

木崎さんが若年性認知症の奥さんの症状のいきさつが不明なんだけど、まあそこらは話の振りのためということなのか。あの写真家志望の青年のその後は不明のままですが。

充分ではないですが・・家族再生という結論のよう。佳作か。

ごあいさつ

某サイトのブログが閉鎖になるそうですのでとりあえずインポート中なんです。ここであたらしい記事を書くと混在してしまうのかなー。まあたくさん過去ログがありますのでゆるりと・・・。

相棒9「過渡期」

久しぶりに山田吾一さんを見た。もちろん過去はさまざまのドラマで見ていますが、結局は子供のころのあの「事件記者」に戻ってしまいます。

エピはしょうがない孫ということになるのか。そして捜査費を・・ということなのですが。蛍雪次郎さんがらしいということなんだけど。

遺留捜査でまたレギュラーの刑事をしているところを見ると又思い出してしまう。この方って時代劇の下引きに似合うと思うんだけど、まあこれは余談。警察内部ものではやや軽いかな、

相棒9「運命の女性」

9では陣川君が2回も登場しますが、こちらの回はことみさんの好演もあり人情話として良く出来ている、まあもちろん都合がいい流れもあるけどこれは気にならなかった。快作。

相棒9「9時から10時まで」

要するにリアルタイムで経過する事件ということなんですが、ネタ回という評判。まあ面白いですが、都合のよさがかなり重なりますけどこれはこういう設定上しょうがないのかな。たまきさんは右京さんに内緒で神戸さんと映画を見るんだ。一人で見ればいいと思うけどね。黄川田君がなかなかいいけどね。なんにしても多少薄めの回。