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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

再放送「ちりとてちん」最終週を見る

朝ドラ再放送を全巻見るというのはなかなかないことなんですが、BShiで見ました。このラストの週のエピ、喜代美さんが落語家を引退して専業主婦(あるいは一門のおかみさん)についてはいろいろ論議があった記憶なんですが。
まあ最後に一つひとひねりと言うところなのか。あるいはこういう形での結論を考えたのかは良くわかりませんが。
結論の形としては綺麗になっているのか。まああそこまで落語に打ち込んでいるわけだから両立は難しいのかな。

最終回は、登場人物についてきれいに回収していくわけで・・さすがと思います、小さなエピの結末が不明のまま尻切れトンボに終わっているような朝ドラが多くなってしまったこのごろの作品としては例外的に出来がいい。
快作。
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NHK「万葉ラブストーリー」を見る

2008年〜2009年に放送された奈良を舞台にしたオムニバス形式(1作15分)のドラマ。
脚本は公募らしい。
セレクトされた4本を放送。
春「愛しき、古」
若くして愛妻に先立たれた筆作りの職人、すっかり気落ちしているが、初七日の前日、妻が書き残た言葉をみつける。
妻は、好きな万葉集にちなんだ千枚の言葉、千葉集を家のあちこちに残していた。

そして最後のVTRメッセージか。いい話だけど、生きているうちに書いたわけでその時に見つけられたらというしょうもないことを考えてしまう。まあいい話ではあるけど。そこら辺り万葉集にちなむという縛りはあるんだけどもう一工夫。

夏「人ごみ探し」
老舗旅館の息子で奈良を愛する大学生・中村太郎。東京から来た母親の知り合いの娘・山田舞を 夏休みの間案内することになった。 “姫ギャル”の格好をした高校生の舞はあるコンプレックスを抱えていた。
万葉集の歌「うちひさす 宮路を人は 満ち行けど 我が思ふ君は ただひとりのみ (どんな人込みの中でも、好きな人はあなた一人だけ)」彼女は、太郎に自らを「なら燈花会」の 人込みから見付けて欲しいとお願いする。
(NHKホームページより)

これはなかなかいいな。あれだけの人ごみの中で・・・まあドラマらしい。

秋「フルムーン・ハネムーン」
余命いくばくもない妻。余命を告知しないまま退院した妻に、初老の夫は新婚旅行で出かけた奈良へ妻とともに出かける・・・。

これは芝本正さんが渋いけどもやさしい旦那さんの役でいい話。よくある話のような気もするけど、俳優さんの力でいい話になったのかな。

冬「棚田のマレビト」
宮本里香は、天真爛漫な女の子。しかし婚約者に死なれて以来、彼への未練を断ち切れないでいた。婚約者の三回忌の帰り、里香はバスから棚田に立つ不思議な人影を見る。それを俊樹のよみがえりと信じる里香。もう一度逢うために幼なじみの来栖恵一に相談する里香。来栖が指示した占い通りに行動する里香・・・・。
(以上NHKホームページより)

ラストはやはり判りますわな・・でもそれを気が付いているけど最後まであえて騙されてあげる・・いい話。全体に亡くなったあるいは亡くなる人の話が多いのは・・ドラマにしやすいとは思いますが。つらいなー。人情話にはなっていますが・・。
さすがに地域ドラマ、奈良の風景をうまく取り入れて映像も綺麗。

DVD映画「半落ち」を見る

元刑事で警察学校教官の梶(寺尾聰)が警察に、「私は妻(原田美枝子)を殺しました」と自首してきた。県警刑事部の志木(柴田恭兵)が取り調べにあたるが、梶は妻殺害後2日間の行動については固く口を閉ざしていた。
(以上シネマトォディより)

アナログTV時代にDVD見ておりますが、デジタルTVでは初見。
地味なミステリーですが、しかも見ていればわかりますが、裁判では2日間の謎は公式的には明らかにされてはいない。ここらはマスコミから患者の秘密を守るとういう。被告の意図をみんなで守るということかな。
ここらが地味なのかも。まあでもわかりやすさを求めるとこの余情は出ないけど。それでいいのか。下記にありますがこの件は問題もあるので・・。

直木賞選考時に問題となった、年齢とドナーと刑事被告人の問題は後から知ったんだけど。事前に知って入れは白けたかもしれない。微妙なのか。なんにしてもいい映画ではあるけどな。あのラーメン屋ということをどうやって知ったのかとかは描かれていない。まあ時間の限られた映画の問題なのでしょうがないか。前半の警察、検察の縄張り意識の問題とかわかるんだけどここに時間を取られたのかな。連ドラにするとどうなんだろうか。まあでももう時期的には遅いけど。(ネタばれしているので・・・)

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DVD映画「未知への遭遇」を見る

電気技師のロイ(リチャード・ドレイファス)は、町の停電を調べるために出かけるが、その途中でUFOと遭遇。やがて彼は、その光の虜となり、妻子に見放されながらも、光を追いかけていく。そしてついにたどり着いた先で、彼が見たものとは…。(以上AMAZON解説を参考にしました)
DVDレンタル(たぶんファイナルカット版)で再見。
やっぱりシネスコ画面はいい。ラストの宇宙人はやっぱりちょっとSF映画なのか。あらためて火星人の想像図通りの姿を見るとちょっとなんだかなと思うんですが。VTR(特別版)では宇宙船の内部が出てきますが改めて撮影したらしいですね。あいにくVTRはやはり鮮明ではないので、印象はもう一つなんですが。まあなくてもいいんじゃいないか。最終版ではやはりカットされています。
宇宙人がETっぽいのはやはりつながりがあってもっと交流を描きたかったのかなーと思います。でもまあ宇宙ものはもうこれで(ETまでで)いいのかな。とはいっても快作だけど。
★★★★
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再放送「魂萌え」を見る

関口敏子(高畑淳子)は50代の専業主婦。夫・隆之(大和田伸也)が心臓麻痺で急死し、10年もアメリカで音信不通だった息子・彰之(山本太郎)が妻(猫背椿)や子供を連れて戻ってくる。初七日、隆之の携帯にかかった電話から、隆之には10年来の愛人・昭子(高橋惠子)がいたことが発覚。
 敏子は昭子と直に会い対決する。
 一方彰之は、これを機に日本に戻り敏子と同居したいと言い始め、娘・美保(酒井美紀)は遺産を兄に乗っ取られると言い合いを始める。
(以上NHKホームページより)

アナログ時代にも見ました(完全ではありませんが・・・冒頭部分を見逃しているので)。今回もBShiで見ましたが最終回だけで。結局オンデマンドで全編見ました。
よく考えればありふれた話かもしれませんが、59歳にして自立の方向へ覚醒?してゆく主婦の話。濃いです。面白い・・・。まあ何回でも見ようとは思いませんが。応えるので・・・。でも快作・・・。

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再放送の「相棒7・希望の終盤」を見る

将棋のタイトル戦を戦っていた棋士・西片(水橋研二)の遺体が最終局の朝に発見された。ひどく荒らされた西片の部屋を調べた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、犯人が将棋に詳しい人間ではないか、と疑いを抱く。事件当夜、賭け将棋で生活する真剣師・大野木(松田賢二)が西片を訪ねてきていたことがわかった。大野木はプロ棋士の養成機関・奨励会で西片と同期。将棋の観戦記者・畑(蟹江一平)も2人と同期だった。タイトル戦の裏に一体何が?(以上公式ホームページより)

<感想ネタばれあり>


よくある設定。被害者と思われた人実は自殺だった・・・。という。まあこれもミステリーの一手か。これってちょっと肩すかしなんだけど。ミステリーとしては良く出来ているわけなんですが。個人的には好みじゃないのかな。私としては微妙。


スジナシ「辺見エミリ編」を見る

スジナシ、7/28放送。ツイッターも出てきますし最近か新作かな。ディアドクター以後だと思います。(HPには今のところ掲載なし)

話はちょっとテーマが妙な方向へ。まあこれを振ったのはエミリさんなんですがね・・・。鶴瓶さんもうまく乗ってくれるんです。なかなか快作。

再放送の「相棒6・編集された殺人」を見る

なるほど、検察の聴取がVTR化されるとこういうことになるのか、まあ作った話なので、でも映像となると印象が強いし、誤解をすることもあるかもなー。相棒らしい話だけど。結局ママの旦那への殺害の動機って???闇の中か。何かほのめかしのエピがあっても好いのに。出来はまあまあ。

再放送の「相棒6・正義の翼」を見る

前半はスペシャル版のような爆弾騒ぎ、流れるような鳩によるダイア輸送(可能か?)まで・・。その後は伝書鳩関係の地味な捜査。最後の大滝さんの綺麗な説得力のあるまとめ。さすがですね。多少の作ったリアル感が不足していることでも印象的に語ってしまう。うまいなー。
結局あの掃除のおばさんには真相を話したでしょうか。そうだろうな。まあそこまでは描かないか。
岩下さんのヒューマンな脚本。アゲハ蝶もそうなのかな。まあなかなか相棒の一方の意味合いを作っているような。相棒8は曜日の違う「加茂伸之介」を書いているので出番はなかったのかな。「加茂・・・」はちょっと出来が悪かったなー。まあ水谷豊さんあっての寺脇さんのキャラじゃないのかな。相手役が田辺誠一君ではちょっと役不足かな。