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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

相棒11「幽霊屋敷」

廃虚のような空き家へ失踪人を探しに来た右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)。内村刑事部長(片桐竜次)から、空き家を見に行ったまま3日前からいなくなったという男の捜索を命じられていた。

 空き家を捜索する右京らだが、なぜか御札が貼ってあったり、賞味期限切れの菓子があったりと、気味が悪い。享が一瞬幽霊らしき影を見たと思ったら突然、外から大きな物音が聞こえてきた! あわてて裏庭へと出た右京と享。外には人影などはなかったが、土の色が変わっていることに不審を抱き、懸命に土を掘り起こしたところ、中からは白骨死体が…! その後の近所への聞き込みから、この空き家は「幽霊屋敷」と呼ばれている場所であることがわかった。

(以上公式ホームページより)

相棒2(だったかな)のホームレスの一郎さんが再登場。どうもラストのミステリー解読のエピはいつもの作りすぎかな、複雑。強引かな。でも相棒らしいけど。

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相棒11「交番巡査 甲斐亨」

特命係に配属され、相変わらず暇な享(成宮寛貴)は右京(水谷豊)とともに角田課長(山西惇)に頼まれ組対五課の手伝いをしていた。そんな中、享の元上司である中根署の堀江(山口良一)から連絡が入った。かつて享が交番勤務のころに扱ったストーカー事件の被害者・深雪(石原あつ美)が、自宅で何者かに殺害されたという。第一発見者は夫の奥山(賀集利樹)、大阪出張から帰ってきたところ妻の遺体を発見したらしい。まだ小さな息子は入院中で難を逃れたようだ。実は、享はこの夫婦に強い思い入れがあった。
(以上公式ホームページより)

甲斐君らしい被害者夫婦に思い入れが強い。何となく亀山君を思わせる、神戸君にはなかった熱さをつなげようとする流れかな、まあ結局それが推理には災いするんですがね。
こういう時の右京さんが冷たくて・・冷静なんですがああいう流れにしてしまった脚本なので、作りすぎのあたりも違和感は残りますがこれでいいのかも。



相棒12「目撃者」

カフェのアルバイト店員・千倉(藤間宇宙)の撲殺体が発見された。遺体のそばには自らの血で書かれた「H22」のダイイング・メッセージ。書きかけのようで、どうやら途中で力尽きたらしい。

 千倉のブログを遡って調べると、5年前は就活に失敗した愚痴ばかりが書き込まれていたが、3年前にカフェの店長になってからは明るい内容に一変。
 千倉は同じく3年前の平成22年に自転車による老女ひき逃げ事件を目撃。千倉の証言によって佐野(小松和重)という男が逮捕され、実刑判決を受けていることがわかった。刑期を終え、すでに出所していた佐野に話を聞くと、あくまでも冤罪だと主張。右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)に、目撃者は本当に自分がひき逃げするところを見たのか聞いてみたい、と言葉を荒げる。
(以上公式ホームページ)

あのダイイングメッセージはラストで明かされるわけですが・・まあ、ああいう誘導が捜査上であるのか・・今回も警察はちょっと絡んでいる話。
本当に定かでない証言で有罪にされることがあるとすれば恐ろしい。
最後の「花の里」のエピってどういう意味かな。なごむシーンではありますが・・。右京さんの頑固さを表すということかな。


相棒12「エントリーシート」

就職活動中の女子大学生・奈月(岩田さゆり)の遺体が発見された。奈月の手帳によると、事件当日は夕方に一流商社の面接を受けていたが、午前中に出かけてから面接の時間までの行動がわからない。右京(水谷豊)は、全員横並びの黒のスーツ姿という常識に疑問を抱きつつも、奈月のリクルートスーツに仕付け糸がついたままになっていることが気になる。一方、享(成宮寛貴)は、奈月の携帯に非通知の着信が頻繁にあったことに引っかかる。ストーカー被害にでもあっていたのだろうか?
(以上公式ホームページより)

就職活動、大変ですね・・。私どもはもう過去の話なんだけどな・・。まあ企業に受ける人が欲しいというのはわかるけどな。あの人がそんなに経験がないのに面接官とは大会社で経営者の子ねがそんなに通用するんでしょうかね。まあいいけども。
最後の右京さんの話は正論だけど、たしかに就職活動の売りのための学生生活ってと思いますがねーでも理想通りにはいかないんだけどね。ここらが右京さんのまじめさというか融通の利かなさなんでしょうかね。

相棒11「同窓会」

右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)が歩いていると、一人の老人が右京に「吉村君ではありませんか?」と声を掛けてきた。岩田(近藤正臣)というその老人は元教師で、40年前に廃校になった中学の写真部の同窓会に行く途中だった。同行する元部員の佳奈子(川俣しのぶ)によると、この日欠席の吉村(野添義弘)と間違えているらしい。吉村の古い写真を見せてもらうと、右京とは似ていないのだが…。右京は佳奈子らに頼まれ、吉村になりすまして同窓会に出席することに…。
(以上公式ホームページより)

志垣太郎さん、久しぶりに見ましたね。爆弾事件と同級生らの過去の過ちの絡み・・。まあ実際にはアんなことなんですがね。近藤正臣さんがさすがですね・・。岩田先生の家が雰囲気がいいです。

ランチのアッコちゃん

派遣社員・澤田三智子(蓮佛美沙子)はその日、彼氏の洋太郎(白石隼也)にふられてブルーだった。仕事は、「人材の墓場」と揶揄される高潮物産第4営業部だが、三智子にとっては先輩である原田ちひろ(野呂佳代)とも気が合い、落ち着ける仕事場だった。しかし、黒川敦子(戸田菜穂)が新任部長として赴任してきてから仕事場の雰囲気が一変。敦子は、お茶の入れ方が悪いという理由で、ある派遣社員を早々にクビにする。そんな敦子から、「ランチを取り替えましょう」と持ちかけられた三智子は、その迫力にイエスと返事をしてしまい、恐怖のランチ交換がはじまる...。
(以上公式ホームページより)

面白いですねー。企業ドラマっぽいですが、OLの生き方の話でもある。料理、食事のドラマでもあるけども。
後半からは紅茶と軽食の話に絡めて・・・。まあ予定調和の世界なんですが、快作。

相棒13「米沢守、最後の挨拶」

都内各地で同一犯による連続殺人と見られる事件が発生! 手掛かりは、3つの現場すべてに残されていた犯人と思しき人物のDNA。ところが、問題のDNAが、鑑識課の米沢(六角精児)のものであることが判明。鑑識がDNA採取用に使用している綿棒に、米沢の細胞が付着していたのだ。マスコミでも大々的に取り上げられている“連続殺人犯”が、警視庁内の鑑識にいたとなれば尋常ならざる事態。米沢は早々にクビを宣告される。右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、憔悴しきった米沢を放っておけず、独自の捜査を開始。
(以上公式ホームページより)

米沢さんフィーチャーの回。映画ではありますが連ドラヴァージョンでは珍しい。
むろん作りすぎのストーリーではありますが、面白い。DNA解析が重点の今の鑑識がわかります。





映画「あん」

映画館で鑑賞は久しぶり。

ストーリーは多少難病もののにおいもするが、徳江さんの運命も含めて。しかしこの話を希林さんの名演技で意味深い作品にしているといえる。河瀬監督らしさはほぼ普通の人の(そういう感じがしてしまう、演出なのかな)希林さんのお孫さんを使ったことかな。彼女が多少浮くのはしょうがないけど、永瀬正敏さんがああいう感じなので、それと素直な感覚が別の意味合いも感じさせてまあいいんじゃないか。


なんにしても、希林さんがすべての映画。まあいい作品であることは確か。

写真




DVD-NHKドラマ「チロルの挽歌」

【ストーリー】
 鉄道会社の技術部長・立石は、テーマパーク「チロリアン・ワールド」建設の責任者に任命され、
 北海道の田舎町へと単身赴任する。そこには、自分と娘を捨てて駆け落ちした妻が住んでいた・・・。
 生き方を変えることを迫られる男を高倉健が寡黙に演じる。


 【収録内容】
・前編 「再会」
・後編 「旅立ち」


 【キャスト】
 高倉 健、大原麗子、杉浦直樹、岡田英次、阿部 寛、金子信雄、河原崎長一郎、西岡徳馬、佐野浅夫、菅井きん ほか

(以上AMAZON解説より)

健さんらしくもあり、らしくない方向へということもあり、面白い作品。山田太一さんの狙いもそこに有るらしい。終わりの元妻の発言がこれでいいのかとか微妙だけども。
DVDに入っている山田太一さんの話もバブルの時代の女性の考え方とかはうなづけない点もあるんだけど。そのあたりがまあちょっと強引というか予定調和的なまとめに近いのか。
でも健さんを使っての快作であることは確か。





映画「1枚のハガキ」




監督・脚本:新藤兼人
製作:新藤次郎、渡辺利三、宮永大輔
プロデューサー:新藤次郎
撮影:林雅彦
美術:金藤浩一
音楽:林光


松山啓太:豊川悦司
森川友子:大竹しのぶ
森川定造:六平直政
泉屋吉五郎:大杉漣
森川勇吉:柄本明
森川チヨ:倍賞美津子
利ヱ門:津川雅彦
森川三平:大地泰仁
松山美江:川上麻衣子
利ヱ門の妻:絵沢萠子
和尚:麿赤兒
下士官:渡辺大

戦争末期に100名の中年兵士が召集された。松山啓太ら兵士100名たちは上官のくじ引きで赴任先が決まる。くじ引きが行われた夜、フィリピンに赴任が決まり、生きて帰って来れないと悟った森川定造はハガキを読んだことを妻に伝えて欲しいと、妻・友子から送られた1枚のハガキを啓太に託す。終戦後100人中6人の兵士が生き残り、その一人の啓太は1枚のハガキを元に友子の家を尋ねるが

以上Wikiより。

終盤は森川家でほぼ舞台劇のような話。セリフの中でかなり強い反戦の意味合い。
新藤監督の戦争体験からしてくじの話はリアルなのかも。
圭太の家族の設定は微妙のような気もしますが、戦後すぐの時代ではこのような感じなのかも。吉五郎の妾の話もこうなのかも。

ラストはどうも微妙かとも思いますが、まあ重く暗い話の結末は希望を持たせたすっきりしたものでなければ。

新藤兼人監督の遺作。2010年作品