忍者ブログ

おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「大鹿村騒動記」

長野県下伊那郡、大鹿村。南アルプスの麓に位置するこの小さな村は、300年以上の歴史と伝統を誇る村歌舞伎が自慢。シカ料理店を営む風祭善は、その大鹿歌舞伎の花形役者。しかし実生活では、かつて女房の貴子に逃げられて以来、寂しい一人暮らしの日々。そんな中、村ではリニア新幹線の誘致を巡って喧々囂々、公演が5日後に迫っても、善以外はなかなか稽古に身が入らない。するとそこへ、貴子が駆け落ち相手の治と一緒に戻ってきた。しかも治は、認知症を患った貴子を持て余し、善に返すと言い出すのだが…。
(以上allcinemaより)

監督;阪本順治

出演;
原田芳雄 
 大楠道代 
 岸部一徳 
 松たか子 
 佐藤浩市 
 冨浦智嗣 
 瑛太 
 石橋蓮司 
 小野武彦 
 小倉一郎 
 でんでん 
 加藤虎ノ介 
 三國連太郎


日本映画専門チャンネルにて
原田芳雄さんの遺作。村芝居をテーマに元妻との絡みを描く。原田さんはこのころもう体調は不良だったと思うのだが。それを感じさせない。歌舞伎も熱演で、見入ってしまう。
快作。

PR

映画「スペースカウボーイ」

老パイロットたちが、人工衛星の修復という任務を受け40年ぶりに集結、自らの夢だった宇宙飛行へと挑む。クリント・イーストウッド監督・主演作品。かつてアメリカ空軍には宇宙探索飛行を目的としたパイロット・チームが存在したが、土壇場になって宇宙プロジェクトが空軍からNASAに移行、宇宙へ行ったのは訓練に励んでいた4人の男たちではなく一頭のチンパンジーだった。それから40年、チームの一員だったコービンのもとにNASAから衛星修復の依頼が来た……。

以上yahoo映画より


監督
クリント・イーストウッド


脚本
ケン・カウフマン
ハワード・クラウスナー


製作
クリント・イーストウッド
 アンドリュー・ラザー


製作総指揮
トム・ルーカー


出演者
クリント・イーストウッド
トミー・リー・ジョーンズ
ドナルド・サザーランド
ジェームズ・ガーナー

あの宇宙遊泳中の映像はCGだそうだ。後半は手に汗を握る展開。フィクションだけどよく出来ている。10年前の映画だけどクリントさんは渋いな。
トミー・リー・ジョーンズさんも出ている。
おじさんたちが頑張るファンタジー。ハリウッドはさすが。
むろんアメリカ映画的にロシアが悪者になっている??
こういうヒーローものならおじさんも見ることができる。

スペースカウボーイ 特別編 [DVD]


相棒9「予兆」

2010年夏―。
朝帰りの途中、尊(及川光博)が女性の遺体を発見した。遺体に「妙なものを感じた」という尊に右京(水谷豊)も動き出す。
被害者が警察庁長官官房付き総務課に勤務する絵利子と判明。右京と尊は小野田官房長(岸部一徳)に連絡するがあいにく不在。やはり敵対する警視庁の捜査は拒否…!?
絵利子の所持品から警視庁警務部に勤務する藤崎(志村東吾)の指紋が検出された。昨年、警視総監の田丸(品川徹)を媒酌人に結婚した超エリート藤崎が、警察庁の絵利子と不倫!?右京と尊は藤崎から事情を聞くが…。
(以上公式ホームページより)

ラストは映画版2に続く内容。でもこの回のエピとは直接の関連はない。
ちょっと大風呂敷の冒頭部分に比べればさほどの事件ではないのかな。SPYと似てなくもないがあちらはもっと警視庁と警察庁の対立が顕著で・・・。
まあ水準の出来か。


相棒10「ボーダーライン」

崖下から柴田(山本浩司)という男の転落死体が発見された。刃物による傷があることから、何者かに追い詰められて転落した可能性もある。柴田は金もなく、期限切れ間近の保険証と大中小3つの鍵を持っていただけ。
柴田の奇妙な胃の内容物から事件に興味を抱いた右京(水谷豊)は、尊(及川光博)と捜査を開始。
(以上公式ホームページより)

何度見てもつらい内容。しょうがない会社があるということを知る。また名義貸しというあたりも・・。まあフィクションなんですが痛烈で・・。結局事件ではないんだけども後味の悪い話。
ドラマとしての出来はいいけどもね、その分内容がつらい。

映画「四十九日のレシピ」

熱田良平(石橋蓮司)が急に妻の乙美を亡くして2週間が過ぎたころ、派手な身なりのイモ(二階堂ふみ)が熱田家を訪問する。突然現われ、亡き妻から四十九日を無事に迎えるためのレシピを預かっていると言い彼女の存在に良平は目を白黒させる。そこへ夫(原田泰造)の不倫で、離婚届を突き付けてきた娘の百合子(永作博美)が東京から戻って来て……。

以上シネマトゥディより

DVDレンタルにて
NHKTV連続ドラマでも鑑賞。何か心に残るいいストーリー。この二人の異様な訪問者が狂言回しのような役割なんだけども。うまく話が回っていく。快作。


四十九日のレシピ [DVD]

映画「さよなら渓谷」

DVDレンタルにて

「私たちは、幸せになるために一緒にいるんじゃない。」
尾崎俊介と妻のかなこは、緑豊かな渓谷で暮らしている。そんな長閑な町で起こった幼児殺害事件は、その実母が実行犯として逮捕されるというショッキングな結末で収束へ向かっていた。しかし、事件は一つの通報により新たな展開を見せる。実行犯である母親の共犯者として俊介に嫌疑がかけられたのだ。そしてこの通報をしたのは、妻かなこであった。なぜ、妻は夫に罪を着せたのか。事件の取材を続けていた週刊誌記者の渡辺は、必要以上の生活品も持たず、まるで何かから隠れるようなふたりの暮らしに疑問を抱く。そして、衝撃の事実を知る。15年前に起きた残酷な事件の加害者が俊介であり、かなこが被害者だったのだ。果たしてこの関係は憎しみか、償いか、それとも愛なのか。

(以上AMAZON解説より)

設定があり得ないというか、微妙な設定。事件のトラウマから幸福にはなれないという思い込み。なんと言ったらいいかドラマ上では納得できる説明はないけどな。
流れで行ってしまうのか。過去と現在が何度も交錯するエピ。意味深い作品なんだけど。
俊介の現在のエピは過去の事件を渡辺が掘り起こすためなんだけど。
かなこはなぜあの偽証をしたのか。もうひとつわからない。
微妙な作品。


さよなら渓谷 [DVD]

 

映画「アヒルと鴨のコインロッカー」



DVDレンタルにて
大学入学のために仙台へ引っ越してきた椎名。新居の片づけをしていると、同じアパートの河崎と名乗る男が声をかけてきた。口ずさんでいたボブ・デュランの曲に興味を持ったらしい。しかし、彼は初対面の椎名に、同じアパートに住むブータン人のドルジという青年に広辞苑を盗んでプレゼントしたいから「本屋を襲わないか?」と誘う。ドルジは河崎の元彼女の琴美と付き合っていたらしい。また買うのではなく盗むのが大切だと奇妙なことを言う河崎。 椎名は逃げ腰だったが河崎の巧みな話術にのり、気づいたら本屋襲撃に加担していた!
(以上AMAZONレビューより)

2年前と現在が交錯する物語。あの事件は嫌な話なんだけど、まあリアルな話で、若い俳優陣がうまく、面白い話になっているけど、結局事件にかかわった人がかなり死んでしまうという結末はまとめとしてはあるけどなんだかなこういうのは・・。まあでも快作なんだけど。

映画「もらとりあむタマ子」

スタッフ


監督: 山下敦弘
脚本: 向井康介

キャスト
前田敦子
康すおん
伊東清矢
鈴木慶一
中村久美
富田靖子

大学を卒業したが就職せず実家に戻ってずっとまったりしているタマ子。妻とは別居中で、スポーツ用品店を営む父親はタマ子を心配して時々注意をするのだがタマ子は聞く耳を持たない・・・

あっちゃんが何とも言えないだるい女の子を演じていて・・でも何かリアルなんだけどな。
お父さんの家事のこなしっぷりが何とも上手で・・わびしさがないのがいいのかも。
事件は起こらないが・・微妙な不思議な映画。

もらとりあむタマ子 [DVD]


相棒10「消えた女」

数年前に起きた東京ビッグシティマラソン事件で知り合った守村やよい(本仮屋ユイカ)が、右京(水谷豊)に相談があると言って突然特命係にやってきた。やよいは現在、通信社でアシスタントをしているという。相談というのは、仕事で待ち合わせをしていたホテルのラウンジで、ひょんなことから一人の女性・山原京子(森口彩乃)と知り合い、彼女が忘れて帰った社員証を拾う。ところが教えてもらった携帯電話はつながらず、社員証に書かれていた会社でも、「そんな名前の女性はいない」と門前払いされてしまったという。

(以上公式ホームページより)

ややこしいミステリー。面白いけども、予定調和的なのはまあこんなものかな。本仮屋さんを使ってハラハラさせるのはよくある手段のような気がするけど。まあいいか。

相棒10「あすなろの唄」

大学の微生物学研究室で、教授の高松肇(酒向芳)が遺体で発見された。高松教授は、「バクテクロリス」という細菌から重油とほぼ同じ成分を作りだす画期的な研究を進めていた。

犯人はほぼそれらしく振りがあって、倒叙形式に近いのか。ラストの罠は相棒らしい。
その分ミステリーとしては深くない。利重剛さんが好演。