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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVD映画「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」を見る

両親の訃報を受け、音信不通だった澄伽が東京から戻る。家には、母の連れ子だった兄・宍道と結婚相談所の紹介で嫁いできた兄嫁・待子、内向的な妹・清深がいた。4年前、女優になることを反対された澄伽は、同級生を相手に売春して自己資金を貯めた。それを清深が漫画にし、雑誌に掲載されたことを澄伽は恨んでいた。ある日、澄伽は新進の映画監督が次回作の主演女優を探していることを知り手紙を書く。思いがけずに返事が来て…。
(以上GOO映画サイトより)

いやー驚きました。怖いですね女の人は。まあ知らないわけじゃないですが。清深さんの最後のやり返しが痛快に思えてしまう。サトエリが抜群に怖いです。女性と言うより人間の毒をえぐってます。まあでも又繰り返しては見たくはない映画です。
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DVD映画「ALWAYS 続三丁目の夕日」を見る

続編では
鈴木オートに一平のはとこ美加がやってくる。
茶川さんが芥川賞候補に?
六子の幼馴染武雄が悪い仲間にそそのかされて詐欺事件に関与してしまう。
茶川の元から去ったはずのヒロミ。でも彼女はある街のストリップ小屋に・・。

それぞれエピソードの結末がつけられるんだけどこれは原作ではどうなのか不明なんですが、まあみんないい話なのでスッキリするんだけど・・。いいのか。お話のまとまりは続編のほうが盛り上がりがあっていいかな・。
こだま号なども出てきて懐かしい・・。

TV放映の映画「地下鉄(メトロ)に乗って」を見る

<ネタバレあり>
長谷部真次は下着メーカーの営業マン。自分勝手な父との折り合いが悪く、母が離婚した後は、母方の姓を名乗っている。ある夜弟から父の急病の知らせが入る。
地下鉄のホームで真次は小学校の恩師に出会う。
帰宅しようとして地下鉄の地下道を歩き始めるが、若くして亡くなった兄が通った様な気がして後を追いかけ出口へ、するとそこには昭和30年代の町並みが広がっていた。急いで売店の新聞の日付を見るとそこには昭和39年の文字が、真次はタイムスリップしたのだった。
パチンコ屋で兄を見つけた真次。訝る兄に帰宅を進める真次。実は今日は昭和39年の同じ日だとすれば兄の命日だったはず。兄は外で事故に会って亡くなったはずだった。

現代に戻った真次。不倫相手のみち子の部屋へ・・・いつしか眠ってしまう真次。

気がつくとなぜか終戦直後の闇市にいた。そこで彼はアムールという男に出会う。真次はアムールと闇取引の現場に巻き込まれてしまう。そしてそこでなぜか現在のみち子が自分と同じくタイムスリップしていたのだった。

目が覚めそばにはみち子がいるのに安心する真次。しかし真次は再び地下鉄でタイムスリップしてしまい戦時中の地下鉄に乗っているそしてその電車に乗ってきたのは出生する兵士の姿のアムールだった。そして彼は胸に真次の父親の小沼佐吉の名があった。驚く真次。アムールは彼の父親の若き日の姿だった。満州に送られるアムールに真次は生還できる事を断言する。ただの占い師としか真次の事を思わないアムールは出征していく。

再び昭和39年、公衆電話で父といい争いしている兄を見つけるが、兄は切れて道路に飛び出し・・・その場にへたり込む真次。

現代に戻った真次。社長にタイムスリップした話をするが・・・。

どうも放送時間に合わせて編集されているので、最後のみち子が自分の母と出会うシーンへのエピソードが不明。振りはあったはずなのにカットとされている思うのだが。
堤君はさすがにうまい。今は引退している岡本綾さんのみち子はクールさが合っているのかな。でも母親とのシーンのみち子の気持ちの変化が見えない。最後のあのシーンに至る必然性が不明。まあこれは演出のせいだと思いますがね。
ちょっと残念。

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DVD映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を見る

やっと入手しました「ALWAYS 三丁目の夕日」。TVで少し見たような気はするのですがじっくり見るのは初めて。原作は漫画誌で昔は見ていました。
この映画はマンガの主要な登場人物の設定を借りたオリジナルなもののようです。
原作と違うところは、
鈴木オートの従業員の六平君は女の子に変えられています。
茶川が育てている淳之介の母は再婚していて、淳之介と一平が実母に会いに行くというエピソードが作られています。

やっぱりCGはうまく作られていますが、ここだけは違和感は残ります。
とはいえセットとか昭和の作りは全体としてはうまいかな。
淳之介の話、いい話なんだけどちょっと感情過多かなと思います。
吉岡君は茶川のイメージとしては若すぎるけど、うまいね。
小雪さんの今っぽくクールなのがなんだかな。
鈴木オート社長の堤さんはちょっと垢抜けしすぎているかな。
町工場の親父さんの面影はない。

でも全体的には懐かしい感じ。クジの「スカ」が懐かしい。
おじさんの記憶に訴える、まあどうと言う話ではないのですが、
ジーンとは来てしまう。

再放送「パパと呼ばないで」第8回を見る

ケーブルTVで見ました。懐かしい。まあそうは言ってもリアルタイムではほとんど見てないと思いますが、その当時この時間帯はたぶん食事中とすると居間のTVで親父の好きなNHKを見てたというか見せさせられたというか。
今回は右京(石立鉄男)が千春(杉田かおる)の通う幼稚園の学芸会の踊りの練習をするという話。右京は幼稚園の大竹先生に恋してしまいます。まあ結局大竹先生には婚約者がいて・・・。といういつものような展開というわけなんですが・。この先生役の望月真理子さんが清楚でお美しくて。すでに2000年ごろご病気で亡くなられているそうです。(享年50歳)。残念。

映画「硫黄島からの手紙」DVDを見る

「父親達の星条旗」との2部作。監督のクリントイーストウッドは日本側からの硫黄島の戦闘も描いてみたい、と思ったとか。

1944年6月太平洋戦争中日本本土の防衛拠点の硫黄島に、栗林中将が赴任してきた。兵士に気配りをし今までの司令官とは違う栗林に、兵士の西郷らは希望を抱く。海岸線の塹壕堀をやめ、島中にトンネルを張り巡らし、新しい考えで防衛線を企画する栗林に古参の将校達の反発を招くこともあったが、理解者のロス五輪の馬術競技の金メダリスト西中佐もいた。
ついに1945年2月にアメリカ軍の上陸が始まる。圧倒的な数のアメリカ軍。しかし5日で終わるといわれた硫黄島の戦闘は1ヶ月近くも続くことになる・・・。

日本人の兵士達はすべて日本語で話している。しかしアメリカ映画というのも不思議な感じ。しかも日本側から見た硫黄島の戦闘や、日本人の考え方を表現している。日本人の監督がなぜこういう映画を撮れなかったんでしょうか。
参りますなー。クリントさんはすごい。






トップセールス第3回まで

(つづきです)

<ネタバレあり>
阿部は車の売り上げの値引きを会社には限度内の値引きと報告し、実際はもっと値引きして顧客に販売し、差額は自分で補填していた。しかし資金が続かずサラ金に借金を重ね動きが取れなくなっていたのだ・・。

落ち込む岡野や久子たち。強引な管理をした相川は社員から信頼を失う。
阿部の母が尋ねてくる。母は久子に阿部が久子にいつも力づけられて感謝していた事を告げるが、久子は以前阿部が落ち込んでいたときに岡野所長に恥を書かせたと阿部を叱責してしまったのだったがそれを母親に告白し陳謝する。母親は久子を責めなかったが、自動車の存在に恨み言を言って帰っていった・・・。再び落ち込む久子・・・。

重い。昔のセールスってこんなんでしょうか。まあ今でもそうかもしれないけど。車は高額なだけにこんな事をすれば自分を追い込むだけだけどな・・。久々に濃い話を見たような気がする・・・。書いてないですが隆男と久子、真理子のどろっとした話はこれも疲れるけど、必要なのか・・。

トップセールス

昭和49年、槙野久子は一流繊維会社のOLだったが、当時のOLのおかれていた25歳定年という規則ではない慣習のため居場所がなくなり退社する。そして幼馴染が車のセールスをしている店に行き車のセールスをしたいと思うようになる。
久子がたまたま無償で車のワックスの販売を手伝い、うまくワックスを売っているのを見かけたミヤケ自動車の営業所所長の岡野から声をかけられる。
久子はあまり本気でなかった岡野の言葉を信じてミヤケ自動車に就職の申し込みをする。
熱心な久子に動かされた岡野は3ヶ月の仮採用期間中に3台の車が売れたら本採用すると、久子の入社を認める。
こうして久子の車のセールスが始まる。

最初の1台がなかなか売れない久子。ある家の奥さんから車を買いたいと話が来る。しかし彼女の夫はミヤケの車にしてもいいが女性のセールスからは車を買わないといわれる。そして久子が免許を持っていない事を指摘されてしまう。久子は自動車学校に通いだす。するとそこにはあの奥さんがやはり免許を取るために自動車学校にやってきていた。
免許をとってもなかなか話を聞いてもらえない久子。母親の昔の行商時代の話にヒントを得た久子は、顧客のために車のセールスをしながら御用聞きをかってでる。

台風襲来で多摩川が決壊しそうになり、川のそばに住んでいるあの奥さんの家、村上家に出向き、避難の手伝いをする。そして久子の熱意に村上さんの夫も久子から車を買う事を決める。

順調に車が売れてくる久子。しかし新人として同期に入社した阿部はさっぱり売れない。低公害車の販売方針で会社幹部と対立し、岡野所長は干されてしまい。新たに本社から派遣されたマネージャーの相川は営業方針が厳しく車の売れない阿部は槍玉に挙げられる。しかしなぜかある時から阿部の販売台数が急速に伸びる。
しかしそれには裏があった。車は売れても代金の入金がない車があることに相川が目をつけ、1ヶ月以内に入金がない場合は車を引き上げろと迫る。阿部は重い口から、顧客から金をすでに集金している事を話す。相川がなぜ会社に入金しないと追及すると、着服したとの話。驚く相川、相川が阿部に会社に入金を迫ると、阿部は事務所から出ていってしまう。
岡野が帰ってきて一部始終を見ていた久子が相談する。何かを気づいた岡野は阿部のアパートへ、しかし阿部はすでにガス自殺していた・・・。
(つづく)

刑事の現場第3回まで

NHK名古屋製作と言うことで期待はしているのですが、どうも既存の民放刑事ドラマとさほどの差異が見えない。

まあテーマは鋭いのだけど掘り下げが浅いのか?
第1回は偽医者と日系ブラジル人労働者とのかかわり。
第2回は原田芳雄をゲストに迎えての、先生の娘の事故死に隠された事情。
第3回は最近ありがちな事件・・・。

まあ第2回は、娘の恨みを晴らすの事件なのだが・・・
わかるのだけど、さすがの原田芳雄で説得力もあるのだけど、
これってよくありそうな刑事ドラマの話。

第3回の最近ありがちな事件、そして真犯人をと言うことなのだけど、
この捜査手法って・・どうなの。むしろサブプロットの覚せい剤運び屋の話のほうがいいんじゃないか。別々に作ったほうが・・と言う気もします。
まあ後1回あるので、期待はしましょう。

DVD映画「父親たちの星条旗」を見る

映画「父親たちの星条旗」DVDを見ました
太平洋戦争での激戦地。アメリカ軍は硫黄島の擂鉢山にほぼ制圧した証拠として星条旗を掲揚する。従軍写真家のローゼンタール氏がそれを撮影した写真がアメリカ本土で有名になり、国旗を掲揚した兵士たちは戦時国債の応募のための宣伝活動に利用されることになってしまう。しかし実はこの写真はほぼ安全が確保された2度目の掲揚の様子が撮影されたものだった。
急遽帰国した星条旗の掲揚にかかわった兵士たち、しかし掲揚した兵士のうちすでに半数は戦死していた。
呼び戻された兵士たちは英雄扱いされ、戦時国債の宣伝活動をさせられることになるのだが・・・。当然彼らは割り切れない思いを抱えていた。
掲揚した6人の硫黄島での模様、そして生還できた3人のその後を描く・・。

原作は国旗掲揚の任務を与えられた他の2人とは違い、その場にたまたま居合わせ、国旗掲揚を手伝ったジョンブラッドリーさんの息子さんが、父親の硫黄島の体験について四年かけて星条旗掲揚に立ち会った兵士たちの家族を訪れて聞き書きし、『硫黄島の星条旗』(Flags of Our Fathers)というタイトルで出版した本が原作とのこと。

戦時下のアメリカの雰囲気がどのようなものだったか、ショー化された国旗掲揚の様子。
ここらが当時の日本とはまるで違うのじゃないか。

血なまぐさい戦闘場面、惨殺された死体。戦争映画でありまあ当然なんだけどきついな。クリントイーストウッドが冷静に描く事実。物量を投じた画面、これは日本映画ではまねが出来ない。
そして濃い人間ドラマ。
とくに、ネイティブアメリカンのヘイズに対する差別。そしてヘイズが抱える亡くなった国旗掲揚にかかわる兵士の間違い。そのまま進んでしまう宣伝活動。いたたまれず宣伝活動の途中で離脱し再び戦地に戻ってしまう。戦後、うつ病を抱えながら本当の兵士の遺族へ伝えに行く。そして最後は・・・。

戦後の日本でも同じようなことがあったのじゃないかなー。あまり語られない。まあこちらが不勉強なのかもしれませんが・・・。

写真はローゼンタールの写真を基に作られた海兵隊記念碑です。(ウイキペディアよりお借りしました)