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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVD-NHKドラマ「チロルの挽歌」

【ストーリー】
 鉄道会社の技術部長・立石は、テーマパーク「チロリアン・ワールド」建設の責任者に任命され、
 北海道の田舎町へと単身赴任する。そこには、自分と娘を捨てて駆け落ちした妻が住んでいた・・・。
 生き方を変えることを迫られる男を高倉健が寡黙に演じる。


 【収録内容】
・前編 「再会」
・後編 「旅立ち」


 【キャスト】
 高倉 健、大原麗子、杉浦直樹、岡田英次、阿部 寛、金子信雄、河原崎長一郎、西岡徳馬、佐野浅夫、菅井きん ほか

(以上AMAZON解説より)

健さんらしくもあり、らしくない方向へということもあり、面白い作品。山田太一さんの狙いもそこに有るらしい。終わりの元妻の発言がこれでいいのかとか微妙だけども。
DVDに入っている山田太一さんの話もバブルの時代の女性の考え方とかはうなづけない点もあるんだけど。そのあたりがまあちょっと強引というか予定調和的なまとめに近いのか。
でも健さんを使っての快作であることは確か。




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相棒5「殺人の資格」

薫(寺脇康文)はなじみのゲイバーのママ、ヒロコ(深沢敦)から芝木(相島一之)というルポライターが雑踏で危なく人を殺しそうになった、と連絡を受ける。
 芝木の部屋を捜索した右京(水谷豊)と薫は、何者からか送り付けられたビデオテープを発見。そこには芝木のマンションの大家・富美代(菊地由希子)が殺害されるシーンが録画されていた。富美代は裏で高利貸しとつながっており、家賃がないという住人を紹介しては高い金利を取っていた。ヒロコによると、芝木もその被害者の一人だったらしい。
 さらに捜索すると、「次はあなたの番です」と殺人を指示する手紙が見つかった。
 芝木が誰かを殺そうとしたこと、芝木が殺された富美代に敵意を持っていたこと、そして富美代殺害犯から殺人を指示する手紙が来ていたこと。
 それらを総合した右京は「交換殺人」が行われようとしている、と指摘する。

暗い屈折した話、意外な軽めな結末とでもまあほっとする結末なんですが、やはり相島一之さんがいいなー。微妙な台本でも演技次第でいい流れということなのかな。
まあエピの出来は微妙なんだが・・・。

相棒3「双頭の悪魔」「女優」

相棒3#1~#5

再見しましたが、相棒シリーズの中でも白眉ともいえる名作。政治ものなんですが、政府要人を犯人とするなんて。TVドラマとしてはすごいなー。
「女優」は倒叙形式なんだけど、動機部分がミステリーで夫を殺したわけではないという発言が最後までの振り。
そして相棒3の冒頭の亀山君と奥寺さんのいさかい部分がうまいサブストーリーになっていて、出来がいい。


TVドラマ「ペコロスの母に会いに行く」

NHKBS2013年放送

キャスト
雄一:イッセー尾形
草村礼子
モロ師岡
柾木玲弥
山田真歩
安藤サクラ
木内みどり


スタッフ
脚本:青島武
演出:坂部康二
プロデューサー:三好保洋
制作統括:堤啓介、松井奈緒子
資料提供:岡野雄一「ペコロスの玉手箱」「ペコロスの母に会いに行く」、西日本新聞社、吉田隆
撮影協力:長崎フィルムコミッション
制作・著作:東北新社、NHK

岡野さんとお母さんの実写部分もあり、ドキュメンタリードラマといっていいのかな。
映画版と比べてシリアスなつくり。
草村礼子さんがさすがに良い。短いが、快作。


相棒10「あすなろの唄」

大学の微生物学研究室で、教授の高松肇(酒向芳)が遺体で発見された。高松教授は、「バクテクロリス」という細菌から重油とほぼ同じ成分を作りだす画期的な研究を進めていた。

 当初は病死と思われたが、遺体の臭いに疑問を抱いた右京(水谷豊)がにらんだ通り、硫化水素の吸引による窒息死であることが判明。


 共同研究者の栗田(利重剛)によると、高松教授なら高濃度の硫化水素を作りだすことも可能だというが、現場の研究室に硫化水素の痕跡はなかった。
(以上公式ホームページより)

過去にもレビューしておりますが。早めに容疑者の振りがあって、ほぼ倒叙形式のような。
利重さんがうまい。まあ本当にこんな微生物(というか植物なのかな)があったらなー。
ちょっとしたアクションもあって。

まあこの時のシリーズ、研究室の話がまた合って(かぶるのか)リアルタイムではなんだかなと思うんですがこちらの方が出来がいい。


相棒2「秘書がやりました」

衆議院議員・蜷川輝政(十貫寺梅軒)の変死体が産廃処理場から発見された。遺体は両手、両足など5つに切断された上にまっ黒焦げ。鑑識の米沢(六角精児)から写真を見せられた薫(寺脇康文)は思わず目をそむけるが、右京(水谷豊)は冷静に分析し始め、さまざまな角度から撮られた写真を見つめる。

冒頭ネタバレがあり倒叙形式なのかな。途中でもう1件?殺人事件が起こるわけですが・・。これはやはり室井さんの芸かな。女優としてのピンキーさんも見られます。ミステリーとしては難しくないけどまあちょっとやな話ではあるけど。


相棒2「殺してくれとアイツは言った」

小野田官房長(岸部一徳)の同級生で人気犯罪小説家の菅原英人(大杉漣)の自宅に、脅迫状と切断された人間の指が送りつけられるという事件が発生した。前日、ラジオで「誰かに命を狙われてみたい」などと不用意な発言をしたことが原因らしい。小野田からの依頼を受けた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は事件を担当することになる。

なるほど被害者が実は・・というわけか、蓮さんが悪役・・というか嫌われキャラ。そして強烈なラスト・・。しかもキャスト名とか流れた後なんで・・これで終わると思うわけでしょ・・面白い・・。嫌な話ですが。

脚本;砂本量


相棒2「蜘蛛女の恋」

右京さんは不眠症で精神診療科を訪れるのだが、担当Drの遺体を発見する。


同じころ亀山と美和子はなぜかお見合いパーティーに参加しているのだが、偶然会場で伊丹刑事と出会ってしまう。亀山君は若い女性二人づれのグループの一人とカップルになってしまうのだが・・その七森雅美に思いを寄せられてしまう??しばらくして亀山の携帯には彼女からのメールが殺到して・・・。

設定はまあなんというかあるのか・・。でも女性同士ではありそうな設定。でも実は・・というあたりはなかなか。雅美さんにはまじめな亀山君がいい感じ。右京さんの突き放しは面白い。

脚本;砂本量




相棒2「消える銃弾」

雑誌社の有賀が射殺された。しかし付近に消炎反応もなければ、貫通していないのに被害者の体内から銃弾が出てこない。事件に興味を持った右京はかつての過激派、今は街工場を経営している苫篠に話を聞きに行く。苫篠は過激派時代に手作りの銃を密造していたのだが関連は???

過激派が手作りの銃を密造していたというのはどれだけリアルなのか不明ですが、自殺したモスこの愛唱歌が吉田拓郎「夏休み」その歌のつながりで・・・。濃い話でちょっと切ない面もある・・。なまじ近所の友達というか幼馴染?の女性がどこでもいそうな人というのがミステリーの幹かもしれません。

砂本量脚本。