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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

相棒12「右京さんの友達」

右京(水谷豊)は、なじみの紅茶店で紅茶に詳しい毒島(尾美としのり)と知り合った。 毒島から自宅アパートでの“お茶会”に誘われた右京は、享(成宮寛貴)を連れて出かけると、毒島は2人の目の前で右京のようにポットを高く上げて紅茶を注ぐのだ。驚く享…。毒島には紅茶と犬しか楽しみがなく、ほかは信用できないという。右京同様、少々変わり者のようだ。

 どうやらそんな毒島に気に入られてしまった右京。「警察はバカばっかりだと思っていました」という毒島。なにかそう思わざるをえない出来事があったのかと右京が訊くとある事件の話をはじめた。
(以上公式ホームページより)



右京さんの紅茶好きから来たネタ回か。やさしそうで地味な尾美さんを生かしての回かな。
無職ってどうやって暮らしているのか。まあ被害者の女性の存在感が微妙だしあの犯行の流れも作りすぎなのか。いつもの相棒の雰囲気かな。面白いけどいささか地味な作品。
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相棒10「ライフライン」

「帯川運送」の社長・帯川(林和義)が何者かに殺害された。会社の経営に行き詰まっていた帯川にはあちこちに借金のある多重債務者だった。 伊丹(川原和久)ら捜査一課は、借金の連帯保証人になっていた妻の郁美(立原麻衣)が、夫の保険金目当てで殺害したのでは、と疑惑を抱くが…。
(以上公式ホームページより)

何回見てもつらい話。あの殺人の設定はちょっと・・あざといかなとも思うけど、でも悪徳金融業者の話も含めてリアルっぽい。ここらの深さがさすがの相棒の脚本かな。



相棒10「晩夏」

杉下右京(水谷豊)が、ふとしたきっかけで知り合った歌人、高塔織絵(三田佳子)から相談を受ける。「文箱の二重底から毒物が入った見知らぬ青い小瓶が見つかった」という。文箱は40年以上前、織絵が結婚を約束した桐野(岩瀬亮)が持っていたもの。桐野は服毒自殺していた。毒物は桐野が自殺に使用したものなのか・・・。しかし、織絵は「なんのために毒を隠したのか」と疑問を抱き「青い毒の小瓶の謎、解いて頂けます?」と右京と尊(及川光博)に依頼する。
(以上公式ホームページより)

短歌の世界観・・犯罪、すかした世界に濃い恋愛模様、太田愛さんらしい作品。まあ作った話ではあるけど。名優三田佳子を迎えてのある意味切ない話。
濃いドラマとして面白いけど。いつもの作った話でもある。

相棒10「逃げ水」

5年前に新開拓海(和木亜央)という青年を殺害、5年の懲役刑を終えて出所したばかりの川北誠也(川野直輝)が何者かに殺害された。

 現場の状況から怨恨による犯行とみられ、容疑者として拓海の父・新開孝太郎(綿引勝彦)が浮上する。「犯人の刑が軽すぎる」と損害賠償を求める民事訴訟を起こしていた孝太郎。その弁護士となったのが、元法務大臣の瀬田(渡哲也)とわかり、右京(水谷豊)と尊(及川光博)はさっそく会いに行く。
(以上公式ホームページより)

重くてつらい話なんですが、犯罪の加害者遺族も、加害者遺族も不幸という。まあ当然なんだけど似特に殺人だけに。
渡さんがさすがの存在感。右京さんとの対面シーンではさすがの豊さんもかすむほど。
あのインターネットの動画のあたりは?だけど、過熱報道の可能性はあると思うがね。もう一つ救いがない内容なのがちょっと。新開さんの自首というか結果的には何というのかな・・意味合いはどの程度なのかということもあるし、全体に右京さんが多少吐き捨てのような、冷たいという作りが気にはなりますが・・・。


相棒8「怪しい隣人」

9年前に発生した現金輸送車襲撃事件の遺留品を名和田家に返しに行った右京(水谷豊)。当時、名和田は輸送車の運転手。彼の証言で似顔絵も作成したが、事件は未解決のまま。帰り際に隣家の庭に右京がふと目をやると窓ガラスが割れている。隣人と思われる男に注意すると部屋の模様替えをしていたら家具が当たったのだという。その言葉に不審を抱いた右京は尊(及川光博)と連絡を取りつつ、名和田の家で隣家を観察することに。さらに右京が隣人を訪れるたびに別の人物が応対し…。
(以上公式ホームページより)

コメディ回の中では秀作。どんでん返しですねー。新相棒のファーストシーズンらしく関係がしっくりこない描きかた。しかし次シーズンからはそういう流れは見られなくなってくる。

相棒8「狙われた刑事」

警視庁の昼休み、捜1トリオは別々に昼食、伊丹刑事は外食でなじみのラーメン屋に…しばらく待ってやっと空いた席につくが、直前に隣の席に座った男が先に出てきたラーメンを口にした直後いきなり苦しみ出し・・・。

****

まあ過去にもレビューはしているのですが再放送で再見・・・。いたみん回でもかなり伊丹刑事がフューチャーされたエピ。あの殺人教唆はいつものように作りすぎミステリーかと思われますが、やはりよくできている感じもします。

相棒での伊丹刑事のキャラが、脇にしても不可欠なものということを感じてしまう。その意味では面白いエピ。

相棒8「落ちた偶像」

盲腸で入院したたまき(益戸育江)を見舞った右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、同じ病室に入院していた6歳の七海(石井萌々果)と知り合う。不審な男に追いかけられ逃げる途中ケガをしたらしい。七海はその不審な男を代議士の江嶋(田中哲司)だというのだが…。 右京らが早速その現場に行ってみると近くでジャーナリストの安田(竹本孝之)の事務所の捜索が行われていた。安田が遺体となって発見されたためだ。しかも安田は江嶋の盟友であることが判明する。 少女が追いかけられた事件と安田の死に、何か関係があるのか!? 右京と尊が政治家の野望に潜む闇に挑む!


 (以上公式ホームページより)

再見、そんなにややこしいエピではない。右京さんには珍しく罠をかけますね。
そのあとの罠のネタ晴らしがあるのですが、まあ微妙ですが。
尊さんの推理が一応の説得力があるのが新相棒としての違うキャラなのがこのあたりで目立ってきますが。まあこれも一時的な話で10で卒業(11以後は事実上重要な回のセミレギュラー)してしまうのだけれど。


相棒8「仮釈放」

公務執行妨害で実刑を食らった山部という男が仮出所後行方をくらませた。何でもやる特命係に捜査の依頼が来るのだが、山部の共犯で覚せい剤所持で逮捕された村上とかつて同棲していた女、美代子がなぜか刑務所の山部に度々面会に来ていたという。右京らは美代子に話を聞くがなぜか歯切れが悪く・・・。そして山部の死体が発見される・・。

再見。村上の女、美代子さんは井上和香さん。水商売の女らしく濃い衣装だけど、この人らしくどこか健康的でいつもの端役の何か悪そうな劇団の人が演じるよりは悪意を感じさせないのは不思議におかしい。

ミステリーは軽いもの。ある意味警察内部ものだけどね。佳作の手前か。多少軽い。

相棒12正月スペシャル「ボマー」

年末、一足早く有休を取り海外へバカンスにでかけようとする享(成宮寛貴)だが、その道中、交番が爆破されるのを目の当たりにする。その近くから裸足で逃げ出してくる少年(大和田健介)を追いかけるが体には爆弾が巻き付けられていた! しかも取り外せない上、少年の首からかかったスマホのカメラで「JB」と名乗る男(宇崎竜童)に監視をされている! 享はバカンスどころかその爆弾少年と共に行動することに!
(以上公式ホームページより)

リアルタイムでは拝見しておりますが例によっての再放送再見。
殺人の疑いをかけられた娘の疑惑を晴らすために予想外の手段で真犯人を探し出そうとする父親の執念。そしてまたも警察官がらみの、相変わらずあり得ない設定を、エピの作りで納得させてしまう。
また、染五郎さんの演技が濃いなー。さすが歌舞伎の人か。
佐藤藍子さんも結局チョイ役になってしまっているのでもう少し出番を希望したいんだけど。
あの作りなのでしょうがないのかな。もったいない。

相棒12最終回「プロテクト」

闇社会の大物・御影康次郎(中村嘉葎雄)の死刑が確定した。有罪の決め手になったのは、彼の三男・智三(冨田佳輔)の証言だった。出所したばかりの長男・真一(阿部進之介)と弁護士の次男・悠二(篠田光亮)は、父親を裏切った弟・智三が許せないため探そうとするが、どうしても見つからない。
 どうやら、警察がアメリカの“証人保護プログラム”に似た個人情報の書き換えをおこなったからなのではないか。悠二はそれを主導したのが、今は亡き元官房長・小野田公顕(岸部一徳)ではないかと踏んでいた。
(以上公式ホームページより)

再放送で再見。
人質事件で超法規的に囚人の元法務大臣やら死刑囚やらを監獄から出す。
裁判の証言者の安全を守るための戸籍を偽造する。

まあお礼参り自体はあり得ることですが、捜査手法というか解決手段が毎度のことですがあり得ない設定。むろんそれでも強引に納得させてしまう。しかしラストの甲斐君の身代わりあたりのエピは強引かな。
ドラマっぽい幕引きのためなんでしょうが。
面白いのですが、意外にスペシャルとしては地味かな。
ただ、久々に見る中村嘉葎雄氏の渋い演技が光る作品。