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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「娘・妻・母」

監督: 成瀬巳喜男

出演: 三益愛子, 原節子, 森雅之, 高峰秀子, 宝田明

 東京・山の手に住む、とある中流の家族。一見何不自由ない生活ではあるが、ことお金の問題に関しては家族の皆がシビアに接してしまい、やがてはそれがもとで家族の絆に亀裂が生じてしまう……。
以上AMAZON解説より

日本映画専門チャンネルにて試聴

なんということもないホームドラマなんですが。ハッピーエンドとはならないような微妙な結末なんですがね。三益愛子さんの母親が何ともいい感じなんですね。原節子さんのキュートさとちょっと奔放な感じと、そうかといって昔のお嬢さんのような家事手伝いのまま就職せず結婚した娘さんの感じが何とも言えずリアルなんです。
もっともここではお父さんが不在なんですが。


 


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映画「悪魔の手毬唄」(1961年版)

監督 ................  渡辺邦男 
脚本 ................  渡辺邦男 結束信二 
原作 ................  横溝正史
配役    
金田一耕助  ................  高倉健 
白木静子  ................  北原しげみ 
遠藤和雄  ................  小野透 
仁礼剛造  ................  永田靖 
仁礼源一郎  ................  大村文武 
仁礼里子  ................  志村妙子 
仁礼宮子  ................  不忍郷子 
和泉須磨子  ................  八代万智子 
栗林  ................  山本麟一 
石山伍堂  ................  石黒達也 
辰蔵  ................  中村是好 
放庵  ................  花沢徳衛 
白黒

日本映画専門チャンネルにて。

高倉健版の金田一もの、健さんはいつもの短髪のまま。演技も若い健さんのものでとぼけた探偵ではない。つまり金田一らしさはない。

原作とは大幅に違うらしい。近年の東宝、市川崑版とはまああまり記憶はないが何か別の映画のような。ストーリーはどうもわかりにくいがテンポは速い。女性陣の芝居は昔の映画の感じでやや臭いがこんなものかなー。
珍品。


相棒5「殺人の資格」

薫(寺脇康文)はなじみのゲイバーのママ、ヒロコ(深沢敦)から芝木(相島一之)というルポライターが雑踏で危なく人を殺しそうになった、と連絡を受ける。
 芝木の部屋を捜索した右京(水谷豊)と薫は、何者からか送り付けられたビデオテープを発見。そこには芝木のマンションの大家・富美代(菊地由希子)が殺害されるシーンが録画されていた。富美代は裏で高利貸しとつながっており、家賃がないという住人を紹介しては高い金利を取っていた。ヒロコによると、芝木もその被害者の一人だったらしい。
 さらに捜索すると、「次はあなたの番です」と殺人を指示する手紙が見つかった。
 芝木が誰かを殺そうとしたこと、芝木が殺された富美代に敵意を持っていたこと、そして富美代殺害犯から殺人を指示する手紙が来ていたこと。
 それらを総合した右京は「交換殺人」が行われようとしている、と指摘する。

暗い屈折した話、意外な軽めな結末とでもまあほっとする結末なんですが、やはり相島一之さんがいいなー。微妙な台本でも演技次第でいい流れということなのかな。
まあエピの出来は微妙なんだが・・・。

映画「虎の尾を踏む男たち」

虎の尾を踏む男達<普及版> [DVD]

大河内伝次郎  弁慶
 藤田進    富樫
 榎本健一   強力
 森雅之    亀井
 志村喬    片岡
 河野秋武   伊勢
 小杉義男   駿河
 横尾泥海男  常陸坊
 仁科周芳   義経
 久松保夫   梶原の使者
 清川荘司   富樫の使者 
 


 能の『安宅』を歌舞伎にアレンジした『勧進帳』を基に巨匠・黒澤明監督が豪華配役陣で映画化した傑作。終戦直後に完成しながら検閲の関係で永らく未公開となり、1952年にようやく劇場公開された。兄の将軍源頼朝に追われる身となった義経は、山伏姿に変装して弁慶らと共に唯一の理解者、奥州の藤原秀衡のもとへ向かう。が、途中の安宅(あたか)の関所では関守・富樫左衛門が山伏姿に身をやつした義経一行を待ち構えていたのだった。そのことを麓の村で雇ったおしゃべりな強力(ごうりき)から知らされた一行は、弁慶の計略で義経を強力姿にすることで穏便に関所越えを目指すのだったが……。
(以上ALLCINEMAサイトより)

黒澤映画でも異色な作品のような気がする。歌舞伎の劇伴が聞こえるかと思えば何かミュージカル風のコーラスが、エノケンの動きは喜劇的でそういう映画と思うと大河内伝次郎の格調高い弁慶、パロディと思われるのだが何とも不思議な作品。
1時間なのはフィルム不足のせいだとか。
こういう題材なのは戦時中のせいなのかな、ちなみに撮影中に終戦になったそうな。
検閲のせいで上映は完成から7年後の公開とか。
ラストのエノケンさんの六方は凄い。(弁慶の代わりに強力が・・というパロディ)
快作か


映画「ジャージーボーイズ」

トニー賞を受賞したブロードウェイの最高傑作を、巨匠クリント・イーストウッド監督が映画化。彼らが生まれたのは、犯罪が日常茶飯事の、ニュージャージーで最も貧しい地区。そこから抜け出すには、軍に入るか、ギャングになるか、スターになるか、しか方法がなかった。金も、コネもない彼らにあったのは、神から与えられた歌声と、曲を作る才能、そして見事に息のあったハーモニーで…。
(以上AMAZON解説より)

あのフォーシーズンズの伝記映画。メンバーの中の人が過去に犯罪歴や補導歴があったとか。ショックなんですが、あのフランキーヴァリも映画製作に関与して史実に近いと思われる。
グループの栄華盛衰が何ともそれらしい。
歌は俳優さんがやっているのか吹き替えなのか不明です。ミュージカルの映画化らしい。興味深い。
ラストのダンスシーンは遊びなんですが、素敵。
クリントさんはいつも素晴らしい映画を提供してくれます。

映画「鑑定士と顔のない依頼人」

物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、
オークショニアのヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、
ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら
歴史的発見となる、ある美術品の“一部"を見つけ、手を引けなくなる。
やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
(以上AMAZON解説より)

まあWOWOWで見たわけですが、まあああいう話なんですがねー。おじいさんが若い娘と、ちょっと調子が良すぎると思ったら・・、というわけであの人が黒幕。
独身者にはちょっときつい話。ラストの意味するところはわからないし。
まあヴァージルさんの妄想とすれば納得がいきますが。
人には好かれるようにしましょう・・・・???
お話だしね。
★★★★





相棒3「双頭の悪魔」「女優」

相棒3#1~#5

再見しましたが、相棒シリーズの中でも白眉ともいえる名作。政治ものなんですが、政府要人を犯人とするなんて。TVドラマとしてはすごいなー。
「女優」は倒叙形式なんだけど、動機部分がミステリーで夫を殺したわけではないという発言が最後までの振り。
そして相棒3の冒頭の亀山君と奥寺さんのいさかい部分がうまいサブストーリーになっていて、出来がいい。


映画「北北西に進路を取れ」

キャプラという男と間違われて誘拐されてしまった広告マン、ロジャーは、謎の人物タウンゼントからある仕事への協力を要請される。そして、人違いが判明すると今度は泥酔運転に見せかけて殺されそうになる。窮地を脱したロジャーは、翌日、真相を確かめようと国連ビルへ赴くが、そこに現れたタウンゼントは全くの別人だった。そして、タウンゼントの背中にナイフが突き立てられ、容疑はロジャーにかかってしまう……。


監督
アルフレッド・ヒッチコック


脚本
アーネスト・レーマン


製作
アルフレッド・ヒッチコック


出演者
ケーリー・グラント
エヴァ・マリー・セイント
ジェームズ・メイソン
マーティン・ランドー
(以上yahoo映画より)

二転三転するストーリー。ふりまわされる主人公と、ミステリー映画の面白さが充満している。
むろん昔の映画なので、列車や自動車の場面はスクリーンプロセスだし。あのモニュメントの場面もかなりセット撮影だと思うし。画面は固定した昔の映画の作り。でもやはりヒッチコック映画で面白い。

さすが名作なのか。リメイクされることがあれば見てみたい。

北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]



映画「ロスト・イン・トランスレーション」



ストーリー:
ハリウッドのスター、ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のために来日し、滞在先のホテルへと向かっていた。ホテルで出迎える日本人スタッフに軽く挨拶をし部屋に入るとアメリカの妻からファックスが入る……。

スタッフ


監督・脚本: ソフィア・コッポラ


プロデューサー: ロス・カッツ


エグゼクティブ・プロデユーサー: フランシス・フォード・コッポラ


編集: サラ・フレック


撮影: ランス・アコード


衣裳デザイナー: ナンンシー・スタイナー


キャスト


ビル・マーレイ


スカーレット・ヨハンソン


ジョバンニ・リビシ


アンナ・ファリス


林 文浩

はっぴいえんど「風をあつめて」がラストに出てくるという噂だけで見た作品だけど、特にストーリーもなく淡い恋物語はあるけど。確かにエンドロールの最後に「風をあつめて」は出てきますが
それまで映画の中で使われるのは洋楽で、このラストは音楽をつけたスタッフの好みなのかしらん。
この部分たぶん外人さんならそれほど違和感もなく過ぎるけど、日本人としては唐突なので何かあれと思う。
アメリカ映画なのにどこかヨーロッパ的。佳作か。