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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「マディソン郡の橋」を思い出す

1089年冬、アメリカ、アイオワ州マディソン郡、フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀を出すために集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は、母の遺書に「死んだら火葬にしてほしい」とあるのに当惑する。
2人は彼らに当てた母の手紙と日記を読み始める……。
65年秋。フランチェスカは結婚15年目で単調な生活を送っていた。夫のリチャード(ジム・ヘイニー)と2人の子供は品評会で牛を売りに行くことになったが、彼女は4日間、一人で家にいることにした。
新鮮で開放的な気分になった彼女の前に、プロ・カメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)が現れ、道を尋ねた・・・。
監督:クリント・イーストウッド

出演
クリント・イーストウッド (Robert Kincaid)
メリル・ストリープ (Francesca Johnson)
アニー・コーリー (Carolyn)
ヴィクター・スレザック (Michael)
ジム・ヘイニー (Richard)

リアルタイムでも見た映画。拙ホームページでも触れておりますが改めてDVDじっくり見ました。吹き替え版なんですがやっぱり原語のほうがいいのかな、字幕では何か抜け落ちるような感じがするのですが、原語ではもうあまり覚えていないのですが、メリルストリープさんの台詞はどうだったのか、吹き替え版では少々おばさんくさいセリフ回しのような気がしますが気のせいなのか。
作りはフランチェスカさんの書き残した顛末の日記のようなものを(画面で見ると3冊あったような)読む二人の子どもと言う設定。そしてその内容がストーリーと言うことなんです。別れとラスト(キンケイドさんが夫の車の中のフランチェスカさんをただ見つめているというシーン)を考えるとどうも日本映画的で、でも余情たっぷりと言う描き方はアメリカ映画的ではないと思うんですが・・。クリントさんらしいのか・・・。
まあ多少感じるリアルな自分の体験もあって(こういう濃密さではありませんしまあ誰かを裏切っていることもありませんが)感じるものはあります。

ということで多少評価を上げましょう。
★★★★

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TV映画「50回目のファーストキス」を見る

常夏の島ハワイ。水族館で獣医として働くプレイボーイのヘンリーは、ある日カフェでルーシーという女性と出会い、一目惚れ。意気投合した2人だったが、翌日また同じカフェで再会すると、彼女は冷たく他人行儀になっていた。実はルーシーは1年前に交通事故に遭い、その後遺症から一晩で前日の記憶を全てなくしてしまう短期記憶喪失障害を抱えていたのだった。家族や周囲の努力で、ルーシーはそうとは知らず同じ一日を繰り返していた。それでもヘンリーは毎日、初対面から始め、愛を告白する。こうして徐々に2人の関係は進展していくかに思われたが…。(以上allcinemaさんのホームページより)

出演: ドリュー・バリモア, アダム・サンドラー, ロブ・シュナイダー, ダン・エイクロイド, ショーン・アスティン
監督: ピーター・シーガル

何せ下ネタが多く、ラブコメなのだが、記憶障害を扱ってちょっとあざとくはあるけど、でも終盤にはヒューマンコメディと言うか、ちょっとシリアスっぽくなる。まあ最後は多少予定調和的なんだけど、なかなかいい感じではあるんだな。
意外な拾いものの映画。とはいえちょっとドタバタっぽさと下品さが散見されるのはしょうがないか。
★★★

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TV放映の映画「ティンカップ」を見る

学生時代にはゴルフで優勝な成績を残したが、現在はトレーラーに寝泊まりしゴルフ場でレッスンプロをしているロイ・マカボイ(ケビン・コスナー)、ある日、美人精神科医のモリー・グリスウォルド(レネ・ルッソ)がレッスンを受けにやって来た。マカボイはモリーにひと目惚れしてしまう。ところが、彼女の恋人は、こともあろうにPGA(プロゴルファー協会)のスターで、長年のライバルであるデイヴィッド・シムズ(ドン・ジョンソン)だった。マカボイは全米オープン・トーナメントという晴れ舞台に出場し、優勝することで彼女の愛を勝ち取ろうという決意を固めた・・・。

キャスト
ケヴィン・コスナー
レネ・ルッソ
チーチ・マリン
ドン・ジョンソン
デニス・バークレー

どうもダンス・オブ・ウルブス以後はいい作品に恵まれないケビン・コスナーのよう。この作品もよくあるお色気も交えたスポ根らしきもののような。まあラストはああいうことでベタにはならないようにしているんですが・・。ちょっとしょうがない。ケビン・コスナーもなんとなく大根っぽく見える。評価できるのはゴルフシーンは本人が振っていて代役はないことなんですが・

★★
TV放映ではスタンダードサイズなんだけどシネスコじゃないのかな?(むろんTV(メーテレ)は地上波デジタルですが・・?)

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DVD映画「ターミナル」再見

過去にレビューしていますが、レンタルで完全版再見。ナボルスキーの行動もあのロシア人(だったかな)の不法持ち込み(?)の薬品を師匠の内容にごまかして約したことですっかり空港職員たちの評判となるあたり全容がわかって、ラストの空港職員たちがこぞってナボルスキーを応援するのもわかる。
まあヒューマンドラマで予定調和の作品ではあるけど、うまく納得できる快作。
あの空港はすべてセットで作ったらしい、さすがスピルバーグか、金持ち。(当り前か)

こちらはモデルになったジョンFケネディ国際空港(画像はウィキペディアよりお借りしました)

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TV放映映画「チームバチスタの栄光」を見る

高難度の心臓手術を何度も成功させている東城大学病院の医療グループ、チームバチスタ。ところが3度も続けて手術に失敗し患者を死に至らせる。事態を重く見た理事長は、不定愁訴外来の勤務医田口公子に調査を命じる。しかしまた新たに手術死が起こり。厚生省のちょっと変わった毒舌の役人、白鳥がやってくる。二人はもう一度バチスタチームの面々を聴取し原因を探ろうとするが・・・。

監督 中村義洋

キャスト
役名    俳優
田口公子 - 竹内結子
白鳥圭輔 - 阿部寛
桐生恭一 - 吉川晃司
鳴海涼 - 池内博之
酒井利樹 - 玉山鉄二
大友直美 - 井川遥
羽場貴之 - 田口浩正
氷室貢一朗 - 田中直樹
垣谷雄次 - 佐野史郎
藤原真琴 - 野際陽子
黒崎誠一郎 - 平泉成
高階権太 - 國村隼

たぶん犯人は原作と同じなのかな。TVドラマ版ではひねっているんですが、映画版では一発で解決するラスト。田口さんは原作と違って女性医師に変更。ここらは癒し系?の竹内さんがうまい。(TVドラマ版では原作と同じ男性医師になっているが・・伊藤淳史君で良かったのか・・・?)
前後のソフトボールシーンが気持ちいい。
出来はいまいち・吉川晃司は演技、抑え過ぎでもったいない。

★★

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再放送の「相棒7・越境捜査」を見る

えー前にもレビューしてますが。もう録画も含め3回ぐらいかな
リアルタイムで見始めたのはこのぐらいか?今回のエピは完全に右京さんの単独捜査のようだけど(まあいつもの亀山君がいても推理するのは右京3動くのは亀山さんというわけ)。今回は角田課長を多少使っていますが。
課長がまじめに右京さんに気を使うあたりが、ちょっといいですね。
5課もなかなか仕事はしているんだ。

こういう感じで相棒はいなくて出来てしまうミステリー。
なかなか佳作を見せられると相棒の存在感はどうなのか。
尊さんは9ではどうなんだろう。8ではまあ飛ばされたエピ=ネタばれは別として、あまり存在感は少なかったように思うのですが(アクション場面も少なかったし)

BS2映画「ミリオンダラーベイビー」を見る

フランキーはボクシングジムの経営者だが、かつてトレーナーとしてボクサーのエディの片目を結果的に失明させてことで慎重な試合を組ませることにこだわって、素質あるボクサーを他のジムにとられていた。そんな中、今はトレーナーとして、フランキーとともにジムを経営しているエディが、ジムに通ってくる女性のアマチュアボクサー、マギーの素質に目をつけ、フランキーに推薦するのだが、女性であること、高年齢であることに慎重なフランキーはなかなかOKしない。
しかしフランキーは有力な若いボクサーにチャンピオン戦をセットしなかったためまた他のジムに逃げられてしまう。
毎日通ってサンドバックを打ち続けるマギー、彼女の貧しい生い立ちを聴き、やがてフランキーは折れて、3回戦のボクサーとしてデビューさせる。マギーは素質を発揮し、次々とKO勝ちしてゆく。
そしてウェルター級のチャンピオン戦に勝利する。そして100万ドルのタイトルマッチを迎える。しかし相手は汚い反則で有名な相手だった・・・。

出演: クリント・イーストウッド;フランキー・ダン
ヒラリー・スワンク :マギー・フィッツジェラルド
モーガン・フリーマン :エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス
アンソニー・マッキー: ショーレル・ベリー
ジェイ・バルシェル: デンジャー
マイク・コルター: ビッグ・ウィリー
ブライアン・オバーン :ホーヴァク神父

監督: クリント・イーストウッド

2005年アカデミー賞4部門(作品賞、監督賞、助演男優賞、主演女優賞)受賞作品。これは濃いわ。後半が幹というわけか。ラストはつらい。これこそ微妙な感じじゃないか。まあ映画的演出らしいけど。とにかく下記のグラントリノよりはよほどいい。
むろんラストはこれでいいわけじゃないけどね。物議をかもしたらしいけど。つらい。
傑作★★★★★

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DVD映画「グラントリノ」を見る

退役軍人のウォルト、勤め先の自動車工場を引退し、悠々自適の生活を送っていたが妻に先立たれ、ますます息子夫婦と疎遠になっていた。
ある日隣のアジア系の家族の息子がガレージに潜んでいるのを発見する・・・彼は悪い仲間に脅されてウォルトの愛車グラントリノを盗みに来たらしい・・。親に言われてお詫びのためウォルトの家の手伝いをするためにやってきたその息子、タオはいつしかウォルトと親しくなる。ウォルトは自分の息子のようにタオに接する・・・しかし悪い仲間たちが・・。

出演
ウォルト・コワルスキー:クリント・イーストウッド(吹替:滝田裕介)
タオ・ロー:ビー・ヴァン(吹替:細谷佳正)
スー・ロー:アーニー・ハー(吹替:小笠原亜里沙)
ヤノヴィッチ神父:クリストファー・カーリー(吹替:川島得愛)

監督:クリント・イーストウッド

クリントさん。俳優として出演するのは最後とか、これ以降は監督に専念するということだったらしい。ラストはせつない。あれだけ用心深い、深く考えるウォルトのあの行為は感情に駆られたもの、そして振りはあったけどでも衝撃のラスト。これで良かったのかどうか。しかし男っぽいクリントさん。いいなと思わせる。なんだか西部劇的でもある。個人的には感動するものの、微妙な感じもある。
★★★

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再放送「あぐり」最終週を見る

あぐり、見終わりました。リアルタイムでも見ております。
ラストは放送当時のリアルな吉行あぐりさんの当時のお店の状況になっています。
現在は高齢でお仕事はされていないようです。子どもさんも和子さんだけになってしまいました。(淳之介さん、理恵さんはすでに亡くなっています)

いささか楽天的にすぎるのではないかというあぐりさんのキャラですが、見ていて気持ちはいいと思います、美里さんは若くその思いの深さはまだ演じ切れてはいないとおもぴますが、でも美里さんの現在とは雰囲気はそんなに差異はなく。自分のキャラに近い役を演じたと思います(あてがきと言う感じがあるのかもしれませんが)。

もう少し吉行あぐりさんの実話には重い感じはあるかもしれませんが、軽く描いている。ちょっと微妙かもしれませんがドラマとしてこれでいいんじゃないかな。
タイトルロールの音楽は、気持ちよくいい感じ。

再放送BS朝日相棒7「レベル4」を見る

再び見ました。亀山薫さんの卒業の回ですが、エピはそれとは関係なく濃い事件なんです。亀山君らしく体を張った捜査と言うか冒険に近いです。珍しく米沢さんがかっこよすぎる。

相棒を見だしたのはごく最近のことで(7の終盤あたりから)、いろいろ評判は聞きましたが、どうも子供のころの刑事ドラマの印象が強くて最近の刑事ドラマは見ていなかったんですがねー。
まあそれでも「太陽にほえろ」は見ていましたが、多少娯楽色が強い感じがどうも個人的にはもう一つでした。面白くはあったんですが。

相棒、警察内部の話とか組織とかリアルさ(なのかうまく作ってあるのか)がなかなか良くて見だしたら結局はまってしまったんですが。

水谷豊さんの若いころの芸風からの変化も。まあこの相棒の役作りかと思ったんですが、その後の歌番組の出演でもやはり若いころとは違っていてがぜん渋くなってますね。要するに右京さんに近いわけですが、私にとっては若いころの印象の差異もあって微妙なんですね。だいぶ慣れましたが・・・。

豊さん、何か不思議なちょっと気取った感じとかは昔ながらなんですが、年をとって多少良い意味でのいやらしさが加わったというか・・。
「男たちの旅路」とか「熱中時代」あたりとは現在はかなり違うんですね。
いろんな意味で老けたのかなー。
ともあれ、9シリーズが待ち遠しいこのごろです・・・。