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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「プリンセストヨトミ」

会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき・・・・・。
(以上シネマトゥディより)

本能寺ホテルと同じ系統の映画なのかな。ファンタジーとしての話。中井貴一と堤真一の対決シーンなどさすがの演技だけど、エンディングはなんということもなく・・。
ちょっと肩すかし。話の流れはうまいんだけど・・。佳作。
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映画「海辺のリア」

役者として半世紀以上のキャリアを積み、かつては大スターとして映画や舞台で活躍した桑畑兆吉。認知症の疑いがある兆吉は、家族に裏切られ、遺書を書かされた挙句、高級老人ホームへと送り込まれる。ある日、その施設から脱走した兆吉は、シルクのパジャマ姿にコートをはおり、スーツケースをひきずり、あてもなく海辺をさまよううちに、娘の伸子と突然の再会を果たす。伸子は兆吉が妻とは別の女に産ませた子だったが、そんな伸子が私生児を産み、それを許せなかった兆吉は、伸子を家から追い出した過去があった。兆吉は再会した伸子に「リア王」の娘であるコーディーリアの幻影を見る。

以上映画コムより

舞台俳優としての仲代さんの濃さが、役と相まってこれでもかというぐらい(80過ぎなのに元気)強い。
黒木華さんがこれに伍しての名演。
何ともつらい内容なんだけど、コメディタッチもあって、聞かせる話。

ほぼ大部分が海岸べりの砂浜で演じられる、舞台劇のような。仲代さんらしさが横溢しているわけで、まあくどいといえばそうなんだけど、リア王関連のセリフは圧倒的なんで、裏に流れているエピも完璧に舞台劇なので、このあたりが好き嫌いがわかれるかもしれない。

ラストを救いのあるような感じなのはホッとするけど。

佳作。

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

過去と現在が繋がる不思議な雑貨店を舞台に、現実に背を向けて生きてきた青年と悩み相談を請け負う雑貨店主の時空を超えた交流を描く。2012年。養護施設出身の敦也は、幼なじみの翔太や幸平と悪事を働いて1軒の廃屋に逃げ込む。そこは、かつて町の人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」だった。現在はもう廃業しているはずの店内で一夜を過ごすことに決める3人だったが、深夜、シャッターの郵便受けに何かが投げ込まれたことに気づく。投げ込まれていたのは1980年に書かれた悩み相談の手紙で、敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くことに。やがて、この雑貨店と浪矢の意外な秘密が明らかになり……
(以上映画コムより)

DVDレンタルにて視聴。
現在と、様々な過去の時間が交錯するファンタジー。Wikiによれば原作はもっと整理されているらしいが映画版は上映時間内(ほぼ2時間)にエピをまとめているらしい。
おそらくちょっと複雑になっているような気もするが、でもうまくまとめられているような。

ラストでエピの円環を回帰をするようになっていてうまい出来。エンドロールでの3人の将来のまとめがよい。
達郎さんの歌は途中でも効果的に使用される。このあたりがうまく作られている。麦さんの歌はもっと聞きたい気もするが。
麦さんの歌唱、NHK歌謡ホールでも聞いたのですがなかなか味があって面白い。
まあ歌唱が微妙な気もするが。そもそも達郎さんの歌が難しいので。でも格調高く意味深い、作品に沿っての意味深い歌と思う。
エンドロールで達郎さんの歌唱であたらめて聞くといい感じ。

まあファンタジーとしては多くのエピをちょっと無理して詰めた感もあるが、ツボは外していないと思う。若い俳優さんがうまい。
快作。

ナミヤ雑貨店の奇蹟 [DVD]





映画「この世界の片隅に」

日本映画専門チャンネルで見る(TV初上映)

実は原作漫画を持っているんですが、さっぱり読んではいない。

一人の民衆の立場で戦争(空襲)を体験する。当時の国内にいた一般の民衆が多少の差はあるものの体験した悲惨な戦争の現場が、すずさんのマイペースな生活感の中で淡々と描かれる。

アニメなのにリアルさだと思うんだけど(何せ体験はしていないので)伝わってくる圧迫感、恐怖。容赦なく生活の中に迫ってくる戦争。うまく描いているのでは。

そして空襲の悲惨な体験、そして8月15日(終戦)の悲しみ、そしてラストの感動的なエピ。おそらくは未来を予感させる。そしてほっとさせる。
快作!!






映画「本能寺ホテル」

勤務先の会社が倒産し、職を失った繭子は、恋人の恭一からプロポーズされ、周囲の後押しを受けて婚約を決意。
恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れるが、手違いによって予約していたホテルに泊まることができず、偶然たどり着いた路地裏の「本能寺ホテル」にチェックインする。
すると彼女は、いつの間にか奇妙な寺の中に迷い込んでおり、そこは天下統一を目前にした名将・織田信長が滞在する1582年の本能寺だということが判明する。
訳がわからないまま本能寺ホテルと安土桃山時代の本能寺を行き来し、信長や信長に使える小姓・森蘭丸と交流を深めていく繭子だったが;。

<ファンタジーもの。時代劇部分の設定はそこそこなんだけどまあこんなものかなー。
ため口でも怒らない信長というわけか。堤真一だからこれでいいのかなー。
まあこんなものかなでもちょっちやさしすぎか。話としてはホッとするのかも。
個人的には好きなのだが。多少微妙なのかなー。








映画「君の名は」

ついにTV放映される。年寄りのこちらとしてはこういうアニメは映画館では見にくいのでTV放映待ちだった。

二人の入れ替わりと過去と未来が交錯する。

見にくい部分もあるのだが、映像の美しさと相まって、いい感じで流れる。快作か。

アニメ映画としては上質。おじさんも十分見られます。




相棒劇場版Ⅳ「首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」

 


7年前、イギリスの日本領事館関係者が集団で毒殺されるという事件が起こり、唯一生き残った少女が国際犯罪組織「バーズ」に誘拐された。事件から7年後、日本政府に対し行方不明となっていた少女の身代金が要求される。日本政府はバーズをテロ組織と断定し要求を拒否するが、それによってバーズは、50万人の観客が集まる国際スポーツ競技大会の凱旋パレードを狙ったテロ計画を実行に移す。晴れやかなパレードが行われる最中、特命係は真犯人を追いつめるが、その先には70年前のある出来事につながる真実が待ち受けていた。
(以上EIGA.COMより)

水谷豊
反町隆史
鹿賀丈史
北村一輝

監督;橋本一
脚本;太田愛

太田さんらしいヒューマンなストーリー。設定こそ太平洋戦争中の話なのだが、まあラストに変化はあるけど振りのあるもので、オリンピックメダリストパレードに構想を得たものかな。

国家権力がらみのややこしい話はさほど出ない。映画版としてはちょっと物足りないかな。









私のハワイの歩き方

DVDレンタルにて。
竹内まりやさん主題歌ということでレンタル。
観光映画というか、景色はきれいなんだけど。なんだかパーティシーンばかりで。
話は分かるけど。まあ落ちはつけてはいるけど。おじさんには合わない。
高梨臨がまあいいんだけどもあまり魅力的には映ってないなー。
微妙。

映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」

チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、同センターの花房看護師長(羽田美智子)が共犯という内容。彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる。

キャスト
田口公子 - 竹内結子
白鳥圭輔 - 阿部寛
速水晃一 - 堺雅人
花房美和 - 羽田美智子
佐藤拓馬 - 山本太郎
沼田利博 - 高嶋政伸
三船啓二 - 尾美としのり
如月翔子 - 貫地谷しほり
磯部信也 - 正名僕蔵


WOWOWにて鑑賞。チームバチスタの栄光の続編。映画版は田口医師が女性になっていますが、TVドラマ版よりこちらの方が良い。
結論が出た後のラストの事故処理でごった返す病院のシーンが長いのは原作者の意向か、そして犯人捜しはちょっと嫌だな。まあでも面白い。多少クールな感じではあるけどもいいんじゃないのか。

映画「ヒアアフター」

霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。 (以上yahoo映画より)

出演: マット・デイモン, セシル・ド・フランス, ブライス・ダラス・ハワード, ステファーヌ・フレス, マルト・ケラー
監督: クリント・イーストウッド
製作者: クリント・イーストウッド, スティーヴン・スピルバーグ, ピーター・モーガン, キャスリーン・ケネディ

スピリチャル的な雰囲気、でも兄を亡くした少年や、津波で臨死体験をした女性など、意味合いはあるエピソードなのか。ラストはホッとする感じで。まあいいんじゃないか。クリントさん、こういうのも撮るんだ。