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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVDレンタルにて映画「ホタル」

最近の健さん映画では唯一未見の映画をレンタルにて

特攻隊の数少ない帰還兵と、特攻隊員の許嫁だった娘さんが戦後夫婦となり、鹿児島で漁師をしている。奥さんは腎臓病で余命が長くはない。
年号が平成になったころ、やはり特攻隊の生き残りだった彼の戦友が雪山で行方不明となる。どうやら昭和の終わり(昭和天皇の死)で、かつての戦友を思っての自殺のようなのだが、

同じころ知覧の食堂の女主人が引退して老人ホームへ入るという。
特攻隊基地のあった街で、特攻隊員の母親代わりとして心の支えだったその女主人から、韓国人だった漁師の奥さんの許嫁でもあったその特攻隊員の遺品を故郷の遺族に渡すよう頼まれ・・・。

*****

いわゆる反戦映画なのだ・・。健さんとしてはこのようなテイストの映画に出るのは初めてなのかな。健さん自身が特攻隊員の生き残りの役なのか。
合っているともいえるのだが、感情的に、あえて言えばセンチメンタルに話は進む。この映画戦争の描き方が妥当なのかは何とも言いようがないけど。
まあ映画ですから一つの結論を出してはいると思う。

気持ちや過去での思い出の感覚で戦争を描いている、これはこれで一つの表現なんだろうか。
健さんの夫婦物語でもあるので・・。微妙か。
この感じは最近作「あなたへ」でもっと顕著になる。でも「あなたへ」はもっと快作では。

これは佳作から快作の間かな。

 


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映画「舟を編む」

☆DVD/邦画/舟を編む (通常版)
玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。

以上yahoo映画より

監督:石井裕也
馬締光也:松田龍平
林香具矢:宮﨑あおい
西岡正志:オダギリジョー
岸辺みどり:黒木華
タケ:渡辺美佐子

馬締氏が徐々に普通さを増していくあたりが面白い。まあそれでもかぐやさんによれば変わらないそうなんですが、辞書が出来上がるまでに絡めてのまじめ氏のエピなんですが。地味な話だし。
やはりあおいさんでいい感じになっているんではないでしょうか。女板前も似合うし・・。
佳作なんですが。これが日本アカデミー賞を取るあたりが日本の映画界らしい。


映画「帰郷」

再婚する母親の結婚式に出席するため帰省した晴男は、かつての恋人、深雪と偶然の再会を果たす。離婚したという彼女から小学生になる娘がいると聞かされる晴男。翌日、深雪から“娘のチハルに会わせたい”と言われ、彼女のアパートを訪れた晴男だったが、そこにはチハルひとりだけがいた。2人で深雪の帰りを待つが、晴男は子どもとの接し方が分からず気まずい空気が流れる。やがて、どうやら深雪が行方をくらましたらしいと分かり、晴男は困惑する。状況が呑み込めないまま、晴男はチハルを連れ立ち、2人で深雪さがしの小さな旅に出るのだった。
(以上allcinemaより)

監督 萩生田宏治
晴男:西島秀俊
深雪:片岡礼子
チハル:守山玲愛
政義:高橋長英
ナオミ:相築あきこ
山岡:光石研
晴男の母:吉行和子

TV放映で鑑賞。淡々とした西島氏のいつもの演技が役に合っている。後半からはロードムービー的になるんだけどな。終盤の子供が親の気持ちを語るのはあるような気もするし・・いやいやというような。微妙なんだけど。ドラマらしいけどね。
深雪さんがもう少ししなやかな感じがあれば・・。





TV放映の映画「テルマエ・ロマエ」を見る

テルマエ・ロマエ Blu-ray豪華盤(特典Blu-ray付2枚組)

古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディドラマ。生真面目な性格で古き良きローマの風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。そこで出会った漫画家志望の真実ら「平たい顔族(=日本人)」の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を寄せられるようになるのだが……。
(以上映画コムより)

なんということはないけど。楽しいけどね。すぐに忘れる映画。
タイムワープの設定は適当なのかな?
あの女子の田舎は年寄りだけかな。
お金はかかっているけどB級??

映画「ジーンワルツ」

不妊治療のエキスパートとして帝華大学病院で働きながら、廃院寸前の小さな産婦人科医院で院長代理を務める曾根崎理恵(菅野美穂)。そんな彼女が、禁断の治療をしているという。うわさを聞きつけた上司のエリート医師・清川吾郎(田辺誠一)は、理恵の周辺を探り始めるが……。

以上yahoo映画より。

ほぼマリアクリニックだけの出産シーンが続く、設定はやや強引なんだけど、やや深いシーン。闘病中の院長先生の浅丘ルリ子さんの存在は濃すぎて存在感が微妙で不思議な感じ。
結局、ほぼ冒頭シーンだけの大森南朋さんの元カノの存在は捨てキャラなのか、ありゃ。

NHKのTVドラマ化された多くのエピを入れたもの(マドンナヴェルデ)とは違い、映画はワンエピソードで、いい話なんだけどややあっさりとして肩透かしなのかな。



DVDレンタルで「球形の荒野」を見る



出演: 竹脇無我, 島田陽子, 芦田伸介, 乙羽信子
監督: 貞永方久
1975年公開

昭和三十六年、初夏。関西での取材を終えた新聞記者添田は、大和路で婚約者の野上久美子と合流した。大和路は久美子の亡き父・野上顕一郎がこよなく愛した処であり、彼女は亡父に自分の第二の人生の出発を告げに来ていた。ところが唐招提寺の拝観者芳名帳の中に、亡き父にそっくりの、中国の古人・米帯の書に習った筆跡を発見した。翌日、久美子は添田を伴って筆跡の確認に向かうが、その部分だけが破りとられていた・・・・。
(映画.comより)

映画化は1作だけなのか。あとはすべてテレビドラマか。
DVDで入手できるのはこれだけかな、TVドラマ版は2作品ほど見ていますが、

やはり映画版は短いせいかエピソードの流れがぶつ切りになっており、ラストでも野上久美子がなぜあの場所に行けたとか、振りが切り取られている。

予告編での別れのシーンは本編では編集されたのか全く無く。
どうも微妙。俳優は豪華だが、肝心の島田陽子が固すぎかな。まあ原作が良いせいかラストシーンも寒々しい岩場では多少侘しいが、でもいい感じではあるのだけど。

★★

映画「風花~kazahana」

DVDレンタルにて、


監督;相米慎二

出演;小泉今日子、浅野忠信

スキャンダルが発覚して停職中の若い官僚と、夫が起業したがうまくいかず借金がかさみ、おまけにその夫は事故死(自殺?)して自身はシングルマザーとなってしまった元風俗嬢、そして彼女は実家に自分の娘を預けたまま結局風俗嬢に戻り5年も帰郷していない。

居場所のない二人が偶然出会い、女の故郷まで旅を続けるロードムービー。

道行のストーリーに、二人の過去がフラッシュバックでかぶる、映画らしい手法。

相米慎二なのにそれほどの長回しは感じさせない。生きづらい二人のある意味ラブストーリー。毒をあまり感じさせない二人の、どろどろしたはずなのにさらっとした感じすらさせる、ある意味メルヘン。

重い話なに、軽さが微妙・・でもやはり快作。

★★★★

映画「ゲンと不動明王」

日本映画専門チャンネルで鑑賞

子供向きの映画なんだと思うが行くできているのかな、恐ろしくやんちゃな男の子といかにも幼い女の子、子役が抜群の出来なんだけど。
昔なんで、大人の都合で幼い子が振り回されてしまうんだけどな、切ない話ですが、子供の気持ちとかよくとらえられていて秀作と思います。

小柳徹氏はこれで有名になったのか、NHKのラジオドラマでも活躍したような思い出がありますが、まあなんだったのかはほぼ同世代の子供だったので、記憶にないです。
この映画もおそらくリアルタイムでは見ていないと思うけど。

小柳氏はその後歌手として活動したり歌番組のMCをされていたようですが、私どもには記憶はないのですが・・。そして20歳ぐらいのころに自動車事故で急死してしまうのだけども・・・。

映画「幸福のスイッチ」を見る

東京で働くイラストレーターの怜(上野樹里)は営業と意見が合わず、突然会社を辞めてしまう。そんな時、妹の香(中村静香)から姉の瞳(本上まなみ)が入院したと手紙が届く。実家に戻ってみると、じつは入院したのは姉ではなくソリの合わない父(沢田研二)だった。怜は瞳に頼まれしぶしぶ家業の電気店を手伝うことに。
(以上yahoo映画より)

たぶんBSで見る。田舎にはとどまりたくない終始不機嫌なヒロイン、人が良すぎて電気店がもうからないことに業を煮やすけど、この地元密着すぎる昔ながらの小売店が懐かしくいつしかなじんでしまう主人公の成長物語、大きい事件は起こりませんが日本映画らしいヒューマンなつくりがジュリーさんのおやじっぷりと合わせて何ともいい感じ。

地味ですが、まあ忘れてしまうんですが、いい映画なのかなと・・・。


DVD映画「相棒~X-DAY」を見る



インターネット上に謎のデータがばらまかれ、削除された直後、とある銀行のシステム担当の男が死体で発見される。男を不正アクセス容疑で追っていた警視庁サイバー犯罪対策課の岩月彬(田中圭)と殺人事件として調べる捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、そして捜査に巻き込まれた杉下右京(水谷豊)が事件を追っていくと、政官財の権力構造と“X DAY”という金融封鎖計画の存在が浮上する。
(以上yahoo映画より)

やっとDVD入手。なるほどこういう流れかな、まあでも結局は殺人事件が解決されるだけなのかな。やはりスピンオフ映画で多少コメディタッチというほどでもないがちょっと軽めのそういう匂いが、設定がおどろおどろしいだけになんだか。

まあでも面白く伊丹氏のキャラが抜群に生きてますねー。岩月氏との絡みは面白い。