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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「あん」

映画館で鑑賞は久しぶり。

ストーリーは多少難病もののにおいもするが、徳江さんの運命も含めて。しかしこの話を希林さんの名演技で意味深い作品にしているといえる。河瀬監督らしさはほぼ普通の人の(そういう感じがしてしまう、演出なのかな)希林さんのお孫さんを使ったことかな。彼女が多少浮くのはしょうがないけど、永瀬正敏さんがああいう感じなので、それと素直な感覚が別の意味合いも感じさせてまあいいんじゃないか。


なんにしても、希林さんがすべての映画。まあいい作品であることは確か。

写真



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映画「1枚のハガキ」




監督・脚本:新藤兼人
製作:新藤次郎、渡辺利三、宮永大輔
プロデューサー:新藤次郎
撮影:林雅彦
美術:金藤浩一
音楽:林光


松山啓太:豊川悦司
森川友子:大竹しのぶ
森川定造:六平直政
泉屋吉五郎:大杉漣
森川勇吉:柄本明
森川チヨ:倍賞美津子
利ヱ門:津川雅彦
森川三平:大地泰仁
松山美江:川上麻衣子
利ヱ門の妻:絵沢萠子
和尚:麿赤兒
下士官:渡辺大

戦争末期に100名の中年兵士が召集された。松山啓太ら兵士100名たちは上官のくじ引きで赴任先が決まる。くじ引きが行われた夜、フィリピンに赴任が決まり、生きて帰って来れないと悟った森川定造はハガキを読んだことを妻に伝えて欲しいと、妻・友子から送られた1枚のハガキを啓太に託す。終戦後100人中6人の兵士が生き残り、その一人の啓太は1枚のハガキを元に友子の家を尋ねるが

以上Wikiより。

終盤は森川家でほぼ舞台劇のような話。セリフの中でかなり強い反戦の意味合い。
新藤監督の戦争体験からしてくじの話はリアルなのかも。
圭太の家族の設定は微妙のような気もしますが、戦後すぐの時代ではこのような感じなのかも。吉五郎の妾の話もこうなのかも。

ラストはどうも微妙かとも思いますが、まあ重く暗い話の結末は希望を持たせたすっきりしたものでなければ。

新藤兼人監督の遺作。2010年作品


映画「娘・妻・母」

監督: 成瀬巳喜男

出演: 三益愛子, 原節子, 森雅之, 高峰秀子, 宝田明

 東京・山の手に住む、とある中流の家族。一見何不自由ない生活ではあるが、ことお金の問題に関しては家族の皆がシビアに接してしまい、やがてはそれがもとで家族の絆に亀裂が生じてしまう……。
以上AMAZON解説より

日本映画専門チャンネルにて試聴

なんということもないホームドラマなんですが。ハッピーエンドとはならないような微妙な結末なんですがね。三益愛子さんの母親が何ともいい感じなんですね。原節子さんのキュートさとちょっと奔放な感じと、そうかといって昔のお嬢さんのような家事手伝いのまま就職せず結婚した娘さんの感じが何とも言えずリアルなんです。
もっともここではお父さんが不在なんですが。


 



映画「悪魔の手毬唄」(1961年版)

監督 ................  渡辺邦男 
脚本 ................  渡辺邦男 結束信二 
原作 ................  横溝正史
配役    
金田一耕助  ................  高倉健 
白木静子  ................  北原しげみ 
遠藤和雄  ................  小野透 
仁礼剛造  ................  永田靖 
仁礼源一郎  ................  大村文武 
仁礼里子  ................  志村妙子 
仁礼宮子  ................  不忍郷子 
和泉須磨子  ................  八代万智子 
栗林  ................  山本麟一 
石山伍堂  ................  石黒達也 
辰蔵  ................  中村是好 
放庵  ................  花沢徳衛 
白黒

日本映画専門チャンネルにて。

高倉健版の金田一もの、健さんはいつもの短髪のまま。演技も若い健さんのものでとぼけた探偵ではない。つまり金田一らしさはない。

原作とは大幅に違うらしい。近年の東宝、市川崑版とはまああまり記憶はないが何か別の映画のような。ストーリーはどうもわかりにくいがテンポは速い。女性陣の芝居は昔の映画の感じでやや臭いがこんなものかなー。
珍品。

映画「虎の尾を踏む男たち」

虎の尾を踏む男達<普及版> [DVD]

大河内伝次郎  弁慶
 藤田進    富樫
 榎本健一   強力
 森雅之    亀井
 志村喬    片岡
 河野秋武   伊勢
 小杉義男   駿河
 横尾泥海男  常陸坊
 仁科周芳   義経
 久松保夫   梶原の使者
 清川荘司   富樫の使者 
 


 能の『安宅』を歌舞伎にアレンジした『勧進帳』を基に巨匠・黒澤明監督が豪華配役陣で映画化した傑作。終戦直後に完成しながら検閲の関係で永らく未公開となり、1952年にようやく劇場公開された。兄の将軍源頼朝に追われる身となった義経は、山伏姿に変装して弁慶らと共に唯一の理解者、奥州の藤原秀衡のもとへ向かう。が、途中の安宅(あたか)の関所では関守・富樫左衛門が山伏姿に身をやつした義経一行を待ち構えていたのだった。そのことを麓の村で雇ったおしゃべりな強力(ごうりき)から知らされた一行は、弁慶の計略で義経を強力姿にすることで穏便に関所越えを目指すのだったが……。
(以上ALLCINEMAサイトより)

黒澤映画でも異色な作品のような気がする。歌舞伎の劇伴が聞こえるかと思えば何かミュージカル風のコーラスが、エノケンの動きは喜劇的でそういう映画と思うと大河内伝次郎の格調高い弁慶、パロディと思われるのだが何とも不思議な作品。
1時間なのはフィルム不足のせいだとか。
こういう題材なのは戦時中のせいなのかな、ちなみに撮影中に終戦になったそうな。
検閲のせいで上映は完成から7年後の公開とか。
ラストのエノケンさんの六方は凄い。(弁慶の代わりに強力が・・というパロディ)
快作か


映画「ジャージーボーイズ」

トニー賞を受賞したブロードウェイの最高傑作を、巨匠クリント・イーストウッド監督が映画化。彼らが生まれたのは、犯罪が日常茶飯事の、ニュージャージーで最も貧しい地区。そこから抜け出すには、軍に入るか、ギャングになるか、スターになるか、しか方法がなかった。金も、コネもない彼らにあったのは、神から与えられた歌声と、曲を作る才能、そして見事に息のあったハーモニーで…。
(以上AMAZON解説より)

あのフォーシーズンズの伝記映画。メンバーの中の人が過去に犯罪歴や補導歴があったとか。ショックなんですが、あのフランキーヴァリも映画製作に関与して史実に近いと思われる。
グループの栄華盛衰が何ともそれらしい。
歌は俳優さんがやっているのか吹き替えなのか不明です。ミュージカルの映画化らしい。興味深い。
ラストのダンスシーンは遊びなんですが、素敵。
クリントさんはいつも素晴らしい映画を提供してくれます。

映画「鑑定士と顔のない依頼人」

物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、
オークショニアのヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、
ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら
歴史的発見となる、ある美術品の“一部"を見つけ、手を引けなくなる。
やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
(以上AMAZON解説より)

まあWOWOWで見たわけですが、まあああいう話なんですがねー。おじいさんが若い娘と、ちょっと調子が良すぎると思ったら・・、というわけであの人が黒幕。
独身者にはちょっときつい話。ラストの意味するところはわからないし。
まあヴァージルさんの妄想とすれば納得がいきますが。
人には好かれるようにしましょう・・・・???
お話だしね。
★★★★





映画「北北西に進路を取れ」

キャプラという男と間違われて誘拐されてしまった広告マン、ロジャーは、謎の人物タウンゼントからある仕事への協力を要請される。そして、人違いが判明すると今度は泥酔運転に見せかけて殺されそうになる。窮地を脱したロジャーは、翌日、真相を確かめようと国連ビルへ赴くが、そこに現れたタウンゼントは全くの別人だった。そして、タウンゼントの背中にナイフが突き立てられ、容疑はロジャーにかかってしまう……。


監督
アルフレッド・ヒッチコック


脚本
アーネスト・レーマン


製作
アルフレッド・ヒッチコック


出演者
ケーリー・グラント
エヴァ・マリー・セイント
ジェームズ・メイソン
マーティン・ランドー
(以上yahoo映画より)

二転三転するストーリー。ふりまわされる主人公と、ミステリー映画の面白さが充満している。
むろん昔の映画なので、列車や自動車の場面はスクリーンプロセスだし。あのモニュメントの場面もかなりセット撮影だと思うし。画面は固定した昔の映画の作り。でもやはりヒッチコック映画で面白い。

さすが名作なのか。リメイクされることがあれば見てみたい。

北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]



映画「ロスト・イン・トランスレーション」



ストーリー:
ハリウッドのスター、ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のために来日し、滞在先のホテルへと向かっていた。ホテルで出迎える日本人スタッフに軽く挨拶をし部屋に入るとアメリカの妻からファックスが入る……。

スタッフ


監督・脚本: ソフィア・コッポラ


プロデューサー: ロス・カッツ


エグゼクティブ・プロデユーサー: フランシス・フォード・コッポラ


編集: サラ・フレック


撮影: ランス・アコード


衣裳デザイナー: ナンンシー・スタイナー


キャスト


ビル・マーレイ


スカーレット・ヨハンソン


ジョバンニ・リビシ


アンナ・ファリス


林 文浩

はっぴいえんど「風をあつめて」がラストに出てくるという噂だけで見た作品だけど、特にストーリーもなく淡い恋物語はあるけど。確かにエンドロールの最後に「風をあつめて」は出てきますが
それまで映画の中で使われるのは洋楽で、このラストは音楽をつけたスタッフの好みなのかしらん。
この部分たぶん外人さんならそれほど違和感もなく過ぎるけど、日本人としては唐突なので何かあれと思う。
アメリカ映画なのにどこかヨーロッパ的。佳作か。


映画「ツレがうつになりまして」






 仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレ(堺雅人)が、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。
結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子(宮﨑あおい)は、妻としての自分を反省する一方、
うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは除々に体調を回復させていくが…。
(以上AMAZON解説より)

NHK-BSにて、途中から見たのですが、TVドラマ版で筋はわかっているので・・まあ知っている方にもいるので何とも言えませんが。明るい話にしているのがいいのかもしれません。

この奥さんの明るい性格がいいのかも知れないし。まあいい話なんだけど。夫婦愛情物語としてもいいんだけど、微妙さも感じる。