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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「ペコロスの母に会いに行く」





長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち(岩松了)。ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしながら、彼は父さとる(加瀬亮)の死を契機に認知症を発症した母みつえ(赤木春恵)の面倒を見ていた。迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、ゆういちは断腸の思いで介護施設に預けることに。苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識がさかのぼっている母の様子を見て、彼の胸にある思いが去来する。
(以上yahoo映画より)

監督
森崎東


脚本
阿久根知昭


原作
岡野雄一


製作
井之原尊


出演者
岩松了
赤木春恵
原田貴和子
加瀬亮

TVドラマもありますがこれは映画版。
俳優の岩松さんてあまり好みじゃないけどもこれは悪くない。なんっといっても赤木春恵さんが好演。戦中から戦後史を思わせる。そして長崎ということも。切ない話。快作。




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映画「ジュブナイル」

少年達と未知のロボットとの交流を描いたSFファンタジー。2000年。夏休みを利用してキャンプに来ていた岬、裕介、俊也、秀隆の4人は、キャンプ最後の夜、森に落ちるまぶしい光を目撃。早速、光を追って森の中に入った4人は、そこで奇妙なロボット・テトラと出会う。こっそり持ち帰ったテトラを裕介の部屋で飼うことにした4人は、近所の発明家・神崎のところでテトラの謎を解明しようとする。一方、そのころ太平洋上に三角形の謎の巨大物体が出現して……。
(以上yahoo映画より)

鈴木杏ちゃんが少女で・・話は少年向けSFなんだろう。終盤の戦闘シーンのCGは2000年にしては良くできているということかな。今見ると微妙だけど、そんなに気にはならない。普通に楽しめる作品。ラストの繰り返しのロジックはよくある話。でもここではいい感じかな。まあ達郎さんのテーマ曲をラストで聞くための鑑賞だったんだけど普通に楽しい。


高倉健のイメージは美化されすぎ???

こういう記事があったのですが

まあ賛成にはできないものの、健さんが悪役をやりたがっていたのはひょっとしたらうなづける話かも。丁度、寅さん役以外をやりたがった渥美清さんのように(渥美さんの若いころの話)。

あいにく「新幹線大爆破」は見ていないんだけど、レンタルは当分は無理だろうなー。

健さんがお話を良くされる方というのは、NHKのドキュメンタリーで発見したのだけれど。

ビストロスマップや、スマステーションに出たシーンのダイジェストが放映されましたが、両方ともリアルタイムでも見ておりますが。なかなか話好きなんですね。

むろん滑らかには話されませんけど、人間性が出ていいと思うんですが。


映画「鉄道員(ぽっぽや)」(高倉健追悼)




北海道のローカル線、幌舞線の終着駅・幌舞。駅長・佐藤乙松は筋金入りのぽっぽや。職務に忠実なあまり、生後2ヵ月で死んでいった娘や思いがけない病で死んだ妻を見取ることさえできなかった。佐藤は近く廃線になる幌舞線とともに定年を迎えようとしていた……。

監督
降旗康男


原作
浅田次郎


出演者
高倉健
大竹しのぶ
広末涼子
小林稔侍


主題歌
坂本美雨『鉄道員』


撮影
木村大作

WOWOWにて、これは放送のみかな2回目です。

後半の広末さんとのシーンが何ともセンチで泣かせる。

この当時は68歳だが現実に68歳はそう老けてはいないんだけど、ここでは老けメイクで、老いを感じさせることで切なさを表現している。
ストーリーとしては後半ファンタジー色がきついのだが、ここらが泣かせどころなのかな、まあ渋すぎきつすぎるぽっぽやとしての人生を描いているのだが。おそらくは原作よりは不器用さや頑固な感じを強めて、健さんとしての意味合いを出しているような。

あとは大竹しのぶさんが抜群に良い。健さん映画では共演女優の実力が高いのだが、ここでもそうなんだな。


映画「あなたへ」(高倉健追悼)


メ~テレ(TV朝日系)で放送。TVでは2回目かな。DVD持ってますから。
途中から鑑賞。余貴美子さんがあの紹介で書いた電話番号の文字で旦那の存在を知るという振りにやっと気が付くんだけど。
そのことが倉島さん(健さん)に伝わったのかどのタイミングか相変わらずわからない、まあでもそんなことはもういいんだな。結局これが大滝さんのみならず健さんにとっても遺作になってしまった。

まあ老人といおうか初老というかちょっと年齢のいった健さんのイメージを演じている。まあしょうがないんだけど。若い時のような役作りをしてはいけないということだろうな。

まあネットの情報によればその前のあたりで前立腺がんを患ったそうで、このあたりが映画出演が間が空いたということだろうか。
まあ年齢なので・・しょうがないか。


映画「駅~STATION」(高倉健追悼)



警察官の英次は過酷な仕事とオリンピックの射撃選手として練習が続いたことが原因で妻・直子と離婚した……。1976年。オリンピック強化コーチのかたわら、連続通り魔を追う英次。犯人として浮かんだ吉松五郎を捕まえるため、妹のすず子の尾行を開始する……。1979年。故郷の雄冬に帰る英次だったが、連絡船が欠航となったため仕方なく居酒屋“桐子”に入る……。
(以上yahoo映画より)

映画館、TVでも鑑賞。今回は見たのは(BS-TBS)後半部分のみだが、まあ振りはあるものの、倍賞千恵子さんとの絡みでいいんじゃないか。桐子の思いが微妙なのだが、まあここらはぼかしていい。
やはりこれは健さんでないと再現できない役柄。やや長いが振りが多いのでこれはしょうがないかな。そしてやはり居酒屋「桐子」のシーンが白眉。そしてちょっときつい結末。
健さん映画として意味合いが深い。

映画「南極物語」(高倉健追悼)




記憶にはないので初見なのかなー。有名な南極観測で諸事情により1年間日本の南極基地に置き去りにされ、奇跡的に生き残った樺太犬タロとジロの物語。

健さんと、渡瀬恒彦さんが観測隊員に・・物語は前半は観測隊の犬ぞりを使った大陸の奥地探検と顛末。そして気象状況により第二次の越冬隊員の派遣が見送りになり、多数の樺太犬を置き去りにせざるを得なかったあたり。
そして創作と思いますが残された犬たちがどうふたたび翌年隊員たちが南極に来るまでを過ごしたのか。このあたりはディズニーの動物映画か?創作なんだと思います・

健さんが出てくるのは最初の奥地探検と、帰国してからの置き去りにした犬の飼い主との絡み。そしてラストの生き残ったタロ、ジロとの再会だけなのでまあそういうの映画なのかな。出番は少なめなのはしょうがないな。これは犬が主役の映画なんだな。

終戦のエンペラー

1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸。彼は日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に、太平洋戦争の真の責任者を探し出すという極秘任務を下す。わずか10日間という期限の中、懸命な調査で日本国民ですら知らなかった太平洋戦争にまつわる事実を暴き出していくボナー。ついに最大ともいうべき国家機密に近づくが、彼と敵対するGHQのグループや日本人たちの一団が立ちはだかる。(以上yahoo映画より)
 
 
フェラーズ准将 マシュー・フォックス
マッカーサー元帥 トミー・リー・ジョーンズ
アヤ 初音映莉子
鹿島大将 西田敏行
高橋 羽田昌義
東條英機 火野正平
近衛文麿 中村雅俊
関屋貞三郎 夏八木勲
鹿島の妻 桃井かおり
昭和天皇 片岡孝太郎
スタッフ
監督 ピーター・ウェーバー
製作 奈良橋陽子
製作 野村祐人 製作 ゲーリー・フォスター
脚本 デヴィッド・クラス 脚本 ヴェラ・ブラシ
撮影 スチュアート・ドライバラ 音楽 アレックス・ヘッフェス

フィクションの准将の恋愛模様を交えた、戦争直後のマッカーサー元帥と昭和天皇の会見に至るまでの戦後処理の模様を史実をもとに描かれる。歴史好きには興味深い話。恋愛模様はちょっとベタかな。日本の描き方はまあまあ、ふすまの模様がちょっと派手かな。あとはあのぐらいの家なら仏壇が欲しいかな。
トミー・リージョーンズさんがマッカーサーというのはちょっとかな。
でもハリウッド映画にしては日本に好意的に映画いているのがいいのかも(日本人が制作にかかわってるあたりなのか)。佳作。
 

相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ

東京から約300キロ離れた島・鳳凰島で馬に蹴られた男性が死亡する事故が発生。警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐享(成宮寛貴)は、不思議なうわさのある島の実態を調査することに。その島は実業家(宅麻伸)が所有し、元自衛隊員が集まり訓練に励んでいた。右京は男性の死亡理由が事故ではなく殺人であると確信。島には特命係、捜査一課、鑑識課が集結するが、彼らを何者かが襲撃し……。

監督
和泉聖治


脚本
輿水泰弘


出演者
水谷豊
成宮寛貴
伊原剛志
釈由美子
風間トオル
宅麻伸
及川光博
石坂浩二

やっとDVD購入。相棒11と12の間の作品ということで、捜1トリオの三浦さんもいる(相棒12初回で退職の設定)

島の秘密の絡みと殺人事件。解決は別になるのだが、最後に殺人事件の謎ときになり相棒の雰囲気に。まあラストでも秘密のエピの解決があるのだけど。

まあ意外に展開は早く、ちょっと肩すかし的な部分もあるが、さすがの相棒かな。十分いつものレヴェルに。むろんあれが簡単に自衛隊から盗み出せるものかなとか・・このあたりはしょうがないんだけどね。でも十分な作品だと思うけどね。個人的には2のほうが面白かったかな。




映画「小さいおうち」

監督
山田洋次


脚本
平松恵美子
 山田洋次


原作
中島京子


キャスト[編集]
平井時子 - 松たか子
布宮タキ - 倍賞千恵子(晩年期)、黒木華(青年期)
平井雅樹 - 片岡孝太郎
板倉正治 - 吉岡秀隆

昭和11年。田舎を出たタキは、東京郊外にある赤い三角屋根の小さな家の女中として働く。その家には、主人の雅樹、美しい妻・時子と愛らしい息子が暮していた。一家は穏やかな日々を過ごしていたが、板倉という青年が現れ、時子と板倉は距離を縮めていく。

なるほど、黒木華がさすがに抜群に良い。昔の雰囲気を持っているということでキャスティングしたらしい。吉岡秀隆君はやはり微妙かな。まあ山田組なので起用されるのかもしれん。
戦前の雰囲気がうまく表現されていていい感じ。あの家もあの時代には少々かわいらしすぎるけど、まあいいのか。タキさんの視線で描かれるせいか、実は不倫の話のどろどろ感が少ない。
ラストのエピは切ないけど。タキさんの気持ちが揺れていてどうにでも読み取れるのがいいのかな。
成人した平井さんの息子が米倉斉加年なのか。これが最後の映画出演らしい。

佳作。