恋人がいながらタイミングを逃したのか、愛のない?結婚をした姉と、それをいつも批判する妹。
そして妹は昔の姉の彼氏にも言いたいことを言うのだが・・・そして意外な結末を迎える。
姉役の田中絹代が昔ながらの貞淑な妻を演じ、妹役の高峰秀子が言いたいことを言う当時としては斬新な女性を演じる。ラストの姉の気持ちがもうひとつわからないけども、亭主に対する罪悪感なのか、ストーリーを巡れば失業者としての完全なしょうがない男ということなのに。ラストの事件?が引っ掛かってしまうのか。そしてなぜか妹も納得してあっさりしたラストということになってしまう。
小津作品としてはちょっと濃い目の家庭問題なのか。でも些細な話ではあるけどね、夫が浮気をしたわけじゃなく、まあもむしろ奥さんの方が・・ということなのか。
テンポもよく引き込まれる作品。
小津映画をたくさん見ているわけじゃないので、これが穏やかな作品の多い小津作品の異端の作品ということなのかはわかりませんが??何か不思議な作品。
PR
リリー・フランキーさんの自伝的小説を映画化。
親子ものだけど、TVドラマ版も見たのですが、映画版ではボクの若き日が多めに描かれていて、オカンとの関係が見えている話。
若き日は父親に似て遊び惚けいているボク、オカンからも借金を・・しかしようやくやる気になりイラストなど売れ始める。オカンの病気を知り東京に呼び寄せる。しかし再び病魔はオカンに忍び寄り・・・。
流れが淡々と丁寧に描かれていて。いい感じ。ドラマと比べれば展開が速いような気もするがまあ映画だから時間が限られているし。
若き日のオカンが希林さんの娘さん也哉子さんとは・・。なかなかの演技かも。
1960年作品
DVDレンタルにて
ご存知アランドロンの出世作。
そうかある意味ピカレスクロマンなんだ。ラストまで引っ張る強烈なサスペンス。
名作といわれるゆえんか。フィリップとトムの不思議な関係。ラストは従属しているトムの幸福の絶頂から奈落の底を予感させる。あえてその寸前で終わってしまう。
ニュースか何かでアランドロンの近影を見たが、とてもおじいさん・・。
若き日のギャング映画も見てるだけに時代の流れを痛切に感じる・・・・・。
いい音楽なんだけど、昔の映画のせいか音が悪い・・しょうがないか。
滝ツアーに参加したおばちゃん7人が、いきなり山の中でサバイバル生活! ?
幻の滝を見にいく温泉付き紅葉ツアーに参加した7人のおばちゃんたち。現地に到着した彼女たちは、頼りないガイドと一緒に、滝を目指して山登りを始める。
木の実を摘んだり、写真を撮ったり、おしゃべりしたり、それぞれの楽しみ方で山道を進む7人。
ところが、先を見に行ったガイドがいつまでたっても戻らない。
「ねぇ、遅くない?」「迷ってたりして」
気がつけばおばちゃんたちは山の中に取り残されていた!
携帯は圏外。食糧もなければ寝床もない。
突然のサバイバル生活に放り出されたおばちゃんたちは、果たして人生最大のピンチを乗り切れるのか?
(以上AMAZON DVD解説より)
ほぼ演技経験のないおばさん女優さんたちの繰り広げるコメディ。
多少微妙ではありますが何か面白い。おばさん達のたくましさがおかしい。
まあリアル感はどうなのかとは思いますが。佳作。
足の不自由な元漁師の忠男(仲代達矢)と仕事を失った18歳の孫娘・春(徳永えり)は、忠男の生活の面倒を見てもらおうと疎遠だった親類縁者を訪ね歩く旅に出る。親族との気まずい再会を経るうちに、忠男はこれまで避けてきた過去と向き合わざるを得なくなる。そんな祖父の葛藤(かっとう)を間近に見ていた春にも、ある感情が芽生えていく。
(以上シネマトゥディより)
脇役が凄く(大滝秀治、柄本明、淡島千景)。忠雄の孤独を浮き彫りにしていく。多少コメディタッチではあるのだが、ラストはきつい。
徳永えりさんがベテラン俳優相手に頑張っている。
DVDレンタルにて。モノクロ映画。
誰もがバカンスに出かけ、ひっそりとした真夏のパリ。
ある日、カフェを営む女主人テレーズ・ラングロワ(アリダ・ヴァリ)の前に、記憶を失ったという浮浪者が現れる。
その姿は戦時中、ゲシュタポに連れ去られた夫アルベール(ジョルジュ・ウィルソン)にそっくりだった。
河岸で生活を営む男をテレーズは店に招き、彼の記憶を呼び覚ますべく、さまざまなエピソードや音楽で働きかけるのだが……。
(以上AMZON解説より)
終盤ほぼ二人だけのシーンが切ない。ラストは衝撃。テレーズに心を寄せるトラックドライバーのセリフは本当なのか。そのごのテレーズのつぶやきは夢見る如く明るいのだが、ここで終わってしまう。
間接的な戦争批判の映画。それだけでなくラブストーリーとして切ない。
さすがパルムドール作品。
韮崎絃は30半ばの証券マン。一流大学を出て証券会社に入社、妻の実家で妻とその母、そして息子ととも苦労はあるものの幸せな日々を過ごしていた。ところがある日、会社からの帰り道、絃は見ず知らずの浮浪者風の男に呼び止められ、“俺はお前の父親だ”と言われる。混乱する絃をよそに男はそのまま家に住み着き、彼の人生を揺さぶり始める。
(以上オールシネマより)
相米慎二監督作品
1998年公開
佐藤浩市、山崎努、斉藤由貴、富司純子、藤村志保
いわゆる父帰るものだけど。絃さんのお母さんの発言が流れを変える。一味違ったストーリーが(原作はあるのだが)さすが相米慎二の料理で佳作になっているのか。
絃さんの奥さんの(精神を病んでいるらしい)微妙な絃さんのお父さんへの態度の変化がちょっと微妙か。
佳作
妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。
(以上シネマトゥデイより)
全部は見ていないんですが、というのもパットがはぼ全体で元?妻の不倫を引きずってストーカー気味になっているあたりがつらいので・・。ティファニーの行動もちょっとおかしいといううか微妙で、でもアメリカ映画らしく??ハッピーエンドというのもまあいいけどもなんだか。
まあレンタルしてもう一度見ようか(WOWOWで見たため)
木こりの克彦が暮らす小さな山村に、ある日ゾンビ映画の撮影隊がやって来る。ひょんなことから無理矢理手伝わされる羽目になった克彦と監督は次第に親交を深めていく。(以上ぽすれんレンタルHPより)
監督;沖田修一
岸克彦;役所広司
田辺幸一(映画撮影隊監督);小栗旬
映画メイキングをドキュメンタリー風に作っている。克彦の息子への関係とか、幸一との交流。
そして克彦は映画撮影に深くかかわってしまう。
この巻き込まれ方がコメディタッチでもあり。幸一が徐々に監督らしくなっていくあたりが幹か。
役所さんがらしいし、小栗旬の気弱な若い映画監督が面白い。結局すべては村の中で、それも森林や草原での風景をバックにして・・。まあ微妙ではあるが佳作か。
ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。
(以上:映画コムより)
ロバート・デ・ニーロ;ベン
アン・ハサウェイ;ジュールズ
レネ・ルッソ:フィオナ
アダム・ディバイン:ジェイソン
アンダース・ホーム:マット
これはアメリカ映画らしいのか。
ベンさんがとてもできたおじいさんで、どうなのかなーまあ映画だから。ジュールズのおばあさんのパソコンをこっそりいじりに行くあたり。コメディタッチで面白い。日本でいうと2時間ドラマっぽい。
まあ佳作でいいんじゃないか。