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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

TV放映の相棒劇場版Ⅱ~特命係の一番長い夜



またTV放映されましたがこれはどうもDVDの豪華版に入っているヴァージョンらしい。
若干の追加があるようですが全体には影響はないと思う。
私どもは標準版を持っているのですが違うことには気が付かなかった。
Ⅰよりは出来がいいと思う。むろんリアル感は微妙だがよくできている。
あのサプライズもあるし。

Ⅲは結局映画館では未見です。11月2日のDVD発売が待ち遠しいな。
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映画「桐島部活やめるってよ」

WOWOWにて放映。

同じプロットの流れを違った角度から繰り返し見せる。面白い。使われたことのある手法だと思うけど。

まあバレーボール部の問題とか、彼氏と連絡の取れない子とか、何かまとまってしまったような、あきらめた吹奏楽部の主将の子のエピとか、そのまま終わらす雰囲気の話なんだなこれは。

サブの流れと思っていた映画部が、ラストもまとめ部分で重要な役割を演ずる。ある意味ここらが映画的、演劇的な部分なのかもしれない。

映画部の話、神木君の存在とか何となく昔の高校生のような、そして彼の幻想部分がまとめになっていると思うんだけど、この部分、昔の青春ドラマのような気がする。帰宅部の子と分かり合えた流れにするのは、ある意味昔ながらのまとめということになるのか、でもこちとら年寄りとしてはこれで何かほっとする。

いまどきの高校生の会話が自然に流れてくるようなうまい作り。秀作。











映画「君が青春のとき」

倉本聰と加藤隆之助が共同でシナリオを執筆、斎藤武市が監督した青春映画。

【出演】
吉永小百合、山本圭、米倉斉加年

【監督】斎藤武市
(製作年:1967)
(以上TV愛知ホームページより)

TV愛知、日活青春劇場にてTV放映。
ちょっと小百合さんの映画としては毛色が違うのかなー。シリアスな作りのようにも見えるますが、小百合さんと山本圭さんの恋愛映画とも取れます。なんにしても小百合さんはいつものしゃきしゃきした感じで、ちょっと暗めの感じのエピにしては明るい。
ある意味暗くなりがちな流れを楽にしているとも思える、それだけにエピの掘り下げは中途半端のような気もしますが、アンチヒーローな圭さんのキャラはちょっと独特でやや異端な映画。佳作か。




映画「若い東京の屋根の下」

監督 ................  斎藤武市
助監督 ................  手銭弘喜
脚本 ................  才賀明
原作 ................  「緑に匂う花」 源氏鶏太
撮影 ................  横山実
音楽 ................  大森盛太郎
配役    
桑野蕗子  ................  吉永小百合 
三上良平  ................  浜田光夫 
金谷幸吉  ................  山内賢 
柔野謙太郎  ................  伊藤雄之助 
柔野ふみ  ................  三宅邦子 
桑野四郎  ................  太田博之 

BSジャパンにて鑑賞。

いわゆる日活青春映画路線の映画はリアルタイムでは見ていません、私にとっては当時、やや大人向き過ぎたのと、見たものはやはり時代劇なんです。

このころの映画での小百合さんはほとんど知りませんが、若いけどもやはり同年代の女子の感じからは数段大人っぽくて眩しい感じ。エピはなかなかテンポが速く飽きさせませんが、おそらくこのころの作りとしてはちょっと臭い予定調和なのか、ハッピーエンドでまとめるんだろうなという感じ。途中までの流れはいいんだけども・・。

やや強引な感じで終わらせますがこのころとしてはこういう感じなのかな。ある意味あっけないのかな。源氏鶏太氏の作品がこういう感じなのかな(源氏鶏太の作品は読んでいないので)

映画「あ・うん」






向田邦子の同名小説を高倉健主演、降旗康男監督で映画化。昭和初期の東京・山の手を舞台に2人の男と1人の女が織り成す人間模様を美しい映像で描き出す人間ドラマ。中小企業社長の門倉と安月給のサラリーマンの水田は性格も境遇も対照的ながら友情で結ばれていた。しかし門倉は水田の妻たみのことを密かに思い続けていて……。17年ぶりに銀幕復帰した富司純子(旧芸名・藤純子)、坂東英二が共演。

監督降旗康男
原作向田邦子
脚本中村努
撮影木村大作
美術村木忍

キャスト
高倉健 
富司純子
板東英二
富田靖子
山口美江
(以上、映画COMより)

日本映画専門チャンネルで見る。
さすが向田邦子、面白いストーリー、TVドラマの脚本のよう。ドラマは見たかどうか記憶なし。ただ何となくよく向田作品に出演している杉浦直樹の新劇的な暗さが記憶になるのだが、ここでは明るい健さんの演技がなにかいい感じ、むろん硬さもあるんだけどなぜか気にならない。
坂東さんはまあ素人っぽく生固いのだが、熱演はしている。しかし素人っぽさは残るのだが、いかにものお芝居的な感じが結果的に出なくて、リアルさになっているのかな。

なんというか結果オーライということなのか。まあやはり富司純子さんの、大人なのに清新さ、うまさが微妙な調和になっているのか。

WikiではNHKドラマ版のパート1のエピが映画化されているように書かれていますが、テレビドラマデータベースさんの記事によればほぼすべてのエピを書いているらしい。TVドラマ版ではその後のパート3が書かれる予定だったが向田さんの事故死により幻となった。残念。


映画「必死剣鳥刺し」






NHKBSで観賞。
時代劇ではよくある設定。但しハッピーエンドではない。

最後は血みどろというか、このところの藤沢周平原作映画のらしい結末ではないんだけど、さすが豊川悦史、若手の俳優さんが出演するものとは一味違う、精悍、でも何となくダーティヒーロー感があるのがまあ致し方ないのかな。
池脇千鶴さんはさすがにうまいのだが、どうも見た目の幼さが目立つのが多少イメージは違うかな。




ガンヒルの決斗

地上波放送で見たのですが、リアルタイムでは見ていません。西部劇らしい作品ですが、ラストの列車が絡む場面が独特かな。
カークダグラスさんが懐かしいですね。短い作品ですがこの程度でいいかも。
リアルタイム(1960年代)で見たらどんな感想だったのかな(上映されていたのは知ってはいたのですが見る機会がなかった。なぜかはもう覚えていません)
放送はなぜだかアナログ画質だったのです。DVDで見たらどんなでしょうか。まあ機会があれば購入するかも。



寅次郎ハイビスカスの花特別編

第48作「寅次郎紅の花」以後渥美さんが亡くなり、寅さんシリーズは終焉してしまいますが、リクエストにこたえて第25作「寅次郎ハイビスカスの花」などリリーさん(浅丘ルリ子)のマドンナ作品を再構成しているらしい。
後半しか見ていないんだけど、ここらは、「寅次郎ハイビスカスの花」をそのまま使用している。ラストに現在というか第48作「紅の花」以後の柴又のシーンが挿入される。

まあたぶん第25作をそのまま見ていると同じということなのだけども、ここでは寅さん、リリーさんともしかしてとい言うところまでは行くのですが、まあやはり二人を結婚させればシリーズは終わってしまいますから・・・あいも変わらずぼかして次に続けるということなんでしょう。
さすがに渥美さんは40代ぐらいなのか、元気で、寅さんらしさがいっぱいです。「ハイビスカスの花」ではラストに田舎のバス停で、たぶんリリーさんが出演する観光ホテルの迎えのバスが偶然通りかかり再会するシーンで終わっています。まああの別れではあまりにも切ないのでこうしたのでしょうかね。でもリリーさんとのその後は15年後の紅の花までかかってしまう。

寅さんシリースとしてはこれで完結編ということになりましたね。まあしょうがないけども・・。
評価は全部見た時に・・・。




映画「男はつらいよ~寅次郎紅の花」

寅さん、第48作、ラストです。
映画館では全くこのシリーズを見ていない私どもとしては、今頃よさとマンネリさを感じてしまう。
ちょっと複雑なんですけど・・・、満男くんと泉さんのラブストーリーを扱うようになってから、寅さんは満男君の先生役になっているような、渥美さんの体調不良に合わせて、話の流れを変えてきているような、そしてその分寅さんがちょっと神々しくなるような感じ。

おそらく最初の作品のころからはかなり寅さんの役の雰囲気が変わってきたような。この最後の作品でも寅さんは座っているか、立っていても何かもたれているような(あの海岸シーン)。体調の悪さを感じさせる。
そんなところまで作品を仕上げようとする渥美さんの責任感というか使命感が感じられるのがつらい。

寅さんとリリーさんのエピも微妙なハッピーエンドで終わる回。満男と泉の繰り返されたエピの展開も結論が出て、山田洋次監督も後2本撮るつもりだったそうですが・・・まあこれで寅さんが旅に出たままで今でも旅しているような流れで、これでいいんじゃないのか・・あるいは致し方ないのかもしれません。

★★★


映画「市民ケーン」

昔VTRも購入してたぶん全部見ていると思うんですが。しかしWikiに書いてある通り画質が良くない。2本も購入してしまいましたが。いずれも同じでしたな。
でも選挙に出たあたり、不倫が暴露され、再婚したその相手ともうまくいかず。ちょっと切ないような流れ、一人だけ大邸宅にこもるケーン氏、しかしメイドさんや執事さんがこれだけいたのか。まあ通して見てはいないので振りはあったかもしれませんが、あの大きなテーマの謎の言葉も、前見た時もおそらく気がつかなかったと思いますが一気に見ないとわからないのかも。
鮮明な映像で見たいものだが、最初のネガは無くなっているそうだ。そのせいなのか。

★★★★