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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

相棒17#18、#19

古道具屋の品田とその孫の直人、不法投棄の場所で古道具を探し出そうとするが、なぜか衣装ケースに入っていた死体を発見、しかし不法投棄の場所から物を持ち去るのは違法と知っている品田は死体をとりあえずそのままにしておき、翌朝に第三者に発見させるように計画するが、そしてたまたま通りかかった花の里の女将月本幸子に声をかける・・そして・・・。

鈴木杏樹さん卒業回。いわゆるオレオレ詐欺関連の事件。重い事件の割にはまあすっきりした終わり方なのでほっとします。
それで花の里の店はどうなるのでしょうかね・・まあたまきさんの店なのでそのままということなんでしょうか。


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映画「断崖」

ずさんな財産管理の仕方や、懸命に毒薬について調べている夫の姿を見て、妻の疑念は日々増していく。そして、家を出ようとした妻を乗せたまま、夫の運転する車は断崖目指して突き進む……。
(以上yahoo映画より)

監督;アルフレッド・ヒッチコック
出演;ケイリ―グラント、ジョーンフォンティン他

さすがヒッチコック作品で引き込まれる。ラストは・・まあこういうことか。
モノクロ映画だと何となく暗い雰囲気から、ミステリーには結果的に合ってしまっているのか。


映画「希望の国」

20XX年、日本の長島県の東方沖で起こった大地震により、原子力発電所が事故を起こし、原発から半径20キロメートル圏内が警戒区域に指定された。酪農家の小野泰彦一家の家は区域から外れたが、道路を隔てた鈴木家は強制的に避難させられる。かつての東日本大震災>における福島第一原子力発電所事故時の政府の対応を思い出し、康彦は息子夫婦を避難させた。原発の状況が刻々と悪化していく中、ついに小野家を含む地域も避難区域に指定される
(以上Wikipediaより)

監督;園子温
出演;夏八木勲、大谷直子、村上淳、でんでん他

架空の土地で再び起こったかつての福島原発事故をモデルにしている。小野康彦の、国は信用できん発言、そしてその結果としての考え方って苦しい。
現実に福島原発事故避難者でも似たようなことがあったような?小野夫婦の結末の意味が・・・。
ラストに行くにしたがって未来の戦争後のような(核戦争後??)情緒的場面ってわからなくはないがどうなんだろうか。
被害者の思考の面を描いていると思うけど何か救いがないというか・・でも現実には救いは少ないことを思えばこうなのか。

厳しい意味合いの作品ではある・・。


映画「fukushima50」

地上波初放送を見る。
門田氏が当時の福島第一原子力発電所所長の吉田氏に取材したノンフィクション小説を原作とした映画。

作りはアメリカ製冒険映画っぽい。VFX多用。まあこれはしょうがない。
作業員をヒーローっぽく描くのも仕方のないことか。
事件が事件だけに。
菅直人首相(当時)が短気な人物っぽくややカリカチュアライズして描かれているのもしょうがないのかな。
当時はややそう見えていた。
まあ史実がどうなのか。不明な点が多いままやはり詳しくは取材して作り上げたものだろうが・・・。
避難所に帰った時の伊沢当直長のシーン、まあすっきりするけども。微妙か。

米軍基地ロケなど力作であることは確か。
まあまだ福島原発事故原因、その処理など評価が定まってはいないだけに、ヒーロー映画っぽく描く面は致し方のないことなのか。


映画「乱」

1985年作品
監督;黒澤明
音楽;武満徹
出演;仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、隆大介、田崎潤、植木等、加藤武、井川比佐志
原田美枝子、宮崎美子、ピーター他

大昔映画館で見た作品。某局BSで昔録画したものの再見。
何せ長いので、作品はご存知シェイクスピアの「リア王」からヒントを得たもの。
黒澤さんが自由に作っているのでどの程度原作のままかは不明ですが。
画面がとにかく綺麗。
後半の秀虎放浪からはいささか長いかなー。一つのシーンをじっくりと・・。
黒澤明らしいのか。
終盤の戦闘シーン。やはりすごい。お金はかけているのか。
現在ではこんな作り方はできないのかなー。
最後はあっけなく・・でもこれから次郎さんはどうなるのか。


映画「海峡」

昭和29年、青函トンネル技術調査団の阿久津(高倉健)は、青森に赴いて工事が技術的に可能であると中央に答申。やがて工事は着工され、阿久津はトンネル堀りのベテラン源介(森繁久彌)や青函連絡船の事故で両親を失った仙太(三浦友和)らとともに、苛酷な作業に従事していく。
(以上Amazon解説より)


原作;岩川隆
監督;森谷司郎
出演;高倉健、吉永小百合、森繁久彌、大滝秀治、三浦友和、大谷直子、伊佐山ひろ子他


青函トンネル工事に携わる技師。勤務先の旅館を自身の失火で全焼させ悩んで自殺しようとする娘を助け・・・。とフィクションの流れの中でやや恋愛がらみの話を絡ませながら、様々な工事中の問題にぶつかっていく技師の話。
ここから青函トンネル工事の話を進める。まあ大作にありがちな感じなんだけども。
トンネル出水シーンなど映画ならではの力作。
まあいい作品ではあるのだが・・。最後は阿久津の家庭問題などなるべくハッピーエンドにしてほしかったんだけど。



相棒16正月スペシャル「サクラ」

クリスマスイベントの会場で発砲事件が発生。しかし、奇妙なことに加害者のみならず被害者も行方をくらましてしまう。残された銃弾から、制服警察官に支給されている拳銃、通称;サクラ;が使われたと判明した直後、交番で制服警察官が自殺し、銃が持ち去られているのが発見された。広報課長の美彌子(仲間由紀恵)は、混乱を避けるため発表を控えようとするが、『QTES689』というハンドルネームを持つ何者かが、緊急災害速報メールの発信元をハッキングしてサクラ盗難の証拠映像を拡散してしまう。独自の捜査を始めた右京(水谷豊)は、自殺した警察官が元所轄刑事で、3か月前に事故と処理された内閣人事局長の死を、一人で捜査していたという情報を掴む。どうやら、局長の死と今回の発砲事件に何らかの繋がりがありそうだが!?
(以上公式ホームページより)



再見。内閣情報調査室の暴走という流れで、社美彌子らも巻き込むちょっとつらい濃い内容。
快作。社さんと冠城の関係がここでも影を落とし、謎を呼ぶ??




映画「ナイル殺人事件」

1978年イギリス映画

原作;アガサ・クリスティ「ナイルに死す」
出演;ピーター・ユスティノフ、ミア・ファロー・オリビア・ハッセ―他

莫大な遺産を相続した令嬢リネット(ロイス・チャイルズ)は、親友ジャクリーン(ミア・ファロー)の恋人(サイモン・マッコーキンデール)と結婚し、新婚旅行でナイル川を豪華客船で下っていた最中、何者かに殺害された。かくして、偶然船に乗り合わせていた名探偵エルキュール・ポワロ(ピーター・ユスティノフ)の推理が始まる。
(以上Amazon解説より)

やはり最後のポワロの犯人当ては凄い。いつもの通りらしくない人が犯人??
客室の配置を考えたトリック。秀悦。まあアガサ・クリスティだから当然か。



NHK「阿修羅のごとく」第1部、第2部

1979年、80年NHKにて放映
脚本;向田邦子
出演;八千草薫、加藤治子、いしだあゆみ、風吹ジュン、緒形拳、露口茂、佐分利信、大路三千緒、宇崎竜童、深水三章、菅原謙次、三條美紀他

日本映画専門チャンネルにて第2部をやっと再見して結末まで・・。

映画版で大体の流れはわかってはいるものの、第2部ではさらに細かいエピとその結末・。
何かきつい。どろどろ度が高い。まあそれだけに快作なのか。


以下ネタバレあり・・・と言っても旧作なので。

お父さん・・愛人の息子と会うのは終了。
綱子・・・愛人と自宅でガス事故を起こす・・でも恐らく切れたはないだろう。
(息子との同居を断ったあたり・・)
巻子・・・旦那の愛人が他の人と結婚するとの報告あり・・仲人を頼まれる・・じゃ本当の愛人は??
(旦那の電話ははだれかへの間違い電話だったのか??でも愛人?の赤木さんが嘘を言っているのかも?)
滝子・・勝俣との不器用な新婚生活が続く。咲子の一時の不倫で不倫相手から脅迫されたのを撃退する。(これで咲子と仲良くなる??)
咲子・・陣内氏、自宅にての療養となる・・回復は??
(映画版では陣内の足が動くのが見て取れるが??)

というわけでもう一つ回収されないまま話は終わる。





映画「影武者」

監督;黒澤明
出演;仲代達矢(二役)、山崎努、萩原健一、根津甚八、大滝秀治他
1980年公開

WOWOWにて再見

リアルタイムでは映画館で見ています。
再見はそれ以来。長いかなー。騎馬の扱いが凄いなー。迫力がある。
現在ではこれほど多数の訓練した馬を使うことはできないだろうなー。
本当かどうかはわからないけど、次作の「乱」の習作のようなものだとか。
まあ多少冗長というのは言い過ぎか。ラストの長篠の戦直後の瀕死の多数の馬と兵士たちのシーンとか、黒沢さんの思い入れが強いのか、とにかく長い。
快作だけどそういうシーンもあるのか。
勝新太郎だったらどうなのか。何か微妙か。
仲代さんもいいんだけどなんだか。

映画館でもう一度見たいな。
TV画面ではわかりにくいのかも・