<ネタバレあり>
渋谷の商店街の店長たちが集まって雑談をしている音楽喫茶「クリフォード」のバルコニーに突然パラシュートをつけたカウボーイ姿の男が降りてくる。片言の日本語を話すこのおかしな男に店長たちは驚く。男はシンノスケと名乗り、友達のインディアンの娘を渋谷に探しに来たと言う。とんでもない話にあっけに取られる店長たちを尻目に、シンノスケは話に聞くギャルたちの中に探しているイモコがいるのではといい出て行ってしまう。そしてサキたちと出会い・・・。
パラパラのギャルサー、エンゼルハートのサキは友達のシズカがバイトに頑張って金持ちなのが気に入らず仲間と一緒にいじめてばかりいる。そして今日もついつい仲間にたきつけられていってはいけない言葉をシズカの携帯にメールしてしまう。傷ついたシズカは・・・。
連ドラ初回は内容を見るために押さえてしまうのですが、正直言ってコギャルの話と言うのは遠慮したかったのですが、ついついずっと見てしまいました。
藤木直人君が不思議なキャラがうまくはまっていてとても面白いです。
戸田恵梨香ちゃんは屈折した役、うまいですね。まあ正直言ってギャルのシーンは疲れるけど、大人たちのギャルたちに振り回される感じがリアルで、藤木君の怪演が変だけど面白くて・・。これを見てもいいのかいな??
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<ネタバレあり>
詐欺師をだまし詐欺を仕掛けて、被害者の金を取り戻す、クロサギの話。
第1回は融資詐欺師の新川波江の被害にあった松村圭祐が飛び込み自殺しようとするところを助けるクロサギの黒崎、松村に頼まれ逆に波江に詐欺を仕掛け金を騙し取ろうとする。そこに黒崎を追う神志名が現れ・・・。
面白いですね、山下君は初見ですが上手ですね。トリックはちょっとチープですが、(小切手の件詐欺師が知らないわけはない)、面白い流れ・・。
堀北真希ちゃんが正論を言って黒崎をいさめる役、まあそのまま進むと犯罪の助長になってしまうのでこういう感じなのかな・・。ちょっと必殺を思い出してしまいました。後山崎努さんが相変らず濃いですねー。わけありの様子。楽しみです。
<ネタバレあり>
浦島が離婚訴訟を担当している依頼者の夫が誘拐犯の容疑者で逮捕されたと言う。涼子は容疑者の高校教師の鈴木博史に接見する。博史はただ川原の化石を探していただけで、身代金のかばんは橋から誰かが投げ落としたもので、自分は何も知らないという。涼子は誘拐時のアリバイを尋ねる。博史はたぶん学校にいたと言う。
涼子は学校を訪ねるが学校側はその時間には誰も来ていないと言う。涼子は博史が誘拐犯のニュースを聞いて動揺する女学生の谷村の態度に疑問を抱く。
涼子は改めて博史に接見し問い詰める。ついに博史はその時間にある理由で谷村と原宿で一緒にいたと告白する。涼子はそれを聞き、博史のアリバイを証明することで思い悩む・・・。
今回はもっとシリアスな話。最後の裁判シーンはやや感情過多かも知れないが、いいんじゃないか・・・。
きっちりちゃきちゃきした江角さんと、どっかとぼけた山本君の組み合わせが面白い。今回はミステリーが面白かった。
奥貫さんがちょっと不幸な奥さんで出ているけど、なにか似合ってしまう。もっと明るい役を上げてほしい。
「古畑ファイナル」
久しぶりの古畑ですが、
「今甦る死」がミステリーらしい。例によって石坂浩二さんは凄いな。そして藤原竜也君のいかにも犯人らしいような感じの動きとひっかけ・・。これだけは古畑らしい。
「フェアな殺人者」のイチローは素人としては凄い。個人的には野球選手の現役中にドラマ出演なんてと思っていたのですが、WBCのイチローを見て、うーんなんにでも手を抜いてないなと思った。ドラマに出ても野球はしっかりできているということ・・。
内容はちょっとイチローのキャラを頭に入れて作った三谷さん・・・というわけなのですが、ドラマで見るとちょっと気障な感じが目立つのか。WBCでの感じじゃなく・・。これは微妙かな?イチロー君まあこういうドラマのような面もあるのですが実像は違うような・・。
謎自体は軽めですね・・。
「ラストダンス」松島奈々子さんが懐かしい。お話としてはもうひとつなのだが、要するに古畑(田村さん)と松島さんのやり取りを見るためのドラマかな・・。ミステリーはそこそこでいいのかなー?
松島さん、二役の演じわけがあまりされていないのは、引っ掛けの部分もあるのでわざとなのか??それとも・・・???
「女の一代記」越路吹雪・・懐かしい越路吹雪。天海祐希さんが好演。ステージが怖くて酒におぼれ結局体を悪くしてしまう。太く短い人生。歌はまあまあ。ミュージックフェアのセットの再現は、同局なので・・。懐かしい。
夫役の小澤征悦さんはちょっと役不足・・。
「氷壁」
久々のNHK土曜ドラマ。うーんK2登山まではいいのですが、ここでは何よりもK2トライの奥寺・北沢、そしてベースキャンプでサポートしているメンバー(石丸謙二郎ら)とのやり取り。ここらは迫力があった。
しかし裁判後はちょっとしょうがない不倫ドラマになってしまったのかな。美那子さんの心変わりがちょっと唐突で、山男がただ振り回されただけと言うことになってしまった。やっぱり玉木君は山男としてはイケメンすぎるのかな。頼りなく見えたのは残念。
石坂浩二さんは存在感あり。結局美那子さんが戻るのも不思議じゃない??
「時効警察」
決して嫌いじゃないのですが。だけどこういうコメディ、なんだかねー。知る人ぞ知るという感じの面白さと言うのは・・、まあ確かにそういう考えもあるけど。ここまで見せられると・・。ちょっと抵抗あり。
オダギリ君は秀越。久美子さんはキュート。ただ久美子さんの警察でのキャラは嫌でございます。わがままですみません・・。
「輪舞曲〜ロンド」
お金をかけましたがねー。つくりが焦点を結ばなかった。1シ−ン中に日本語・韓国語が飛び交ってもね・・それぞれ相手の国の言葉でもしゃべるし、複雑でわかりづらい。
チェ・ジウさんが終わりごろ徐々にいい感じになってきたのに残念。
シンさんは別の刑事物で出てほしいな。
「西遊記」
深津さんにしても慎吾君にしても決して嫌ではないのですが、やっぱり何か三蔵法師や、孫悟空とはちょっとかけ離れていると思いますね。ちょっとチープなセットを特撮やロケで補い、いい話に持っていき、それでいて凄く都合がいいというかしょうもない展開(死なない凛凛・・でも死ななくてよかった??)。
その中でも水川さんがいいな。この人と沙悟浄の内村さんだけは役に合っているのじゃないでしょうか。
(単発)
「いつか逢う街」
以前結構文句は書いたのですが、基本的には地方色を感じさせる気持ちのいいドラマ。書き忘れましたが藤吉久美子さんが懐かしい。こういう役はいい。似合っています。
「かあちゃんがきた」
脚本コンクール最優秀賞受賞作。山形の田園風景が何とも懐かしく、異国の地へ足を踏み入れたベトナム人花嫁のお話。リンさんと子供たちのふれあい。子供たちがいかにも子供らしくて。いい感じ。佳作です。ちょっと時間が短いかな。
3.新撰組〜土方最後の一日
久しぶりに、山本耕史の土方が見られた。片岡愛之助さん。吹越満さんと実力のある役者さんを得て、舞台劇のようにドラマは盛り上がる。単なる後日談だけでなく、独立した作品として魅せるなー・・。凄い。
4. きみの知らないところで世界は動く
すてきな青春ドラマを見たような・・・、主役3人の関係がうまく絡んでとても甘酸っぱい・・個人的には遠い昔の話。最後に大人の和哉とカヲルが再会し不思議な懐かしい感じで終わる・・。カヲルの病気のシーンが生々しく不思議な青春の一途さを持ったある時期を見たような・・。少年と少女の子供から大人になる感じは微妙に違うのか・・・。ちょっと考えさせられるようなドラマ・・。
5. 風のハルカ
久しぶりに納得の行く朝ドラ。何よりも村川さんがうまい。いかにも朝ドラの主人公と言う感じ。常に前向きで・・。
男どもは皆どうもしょうがないな。これは大森さんのつくりなのかなー。でも黄川田君は、本当に最後までしょうがないキャラをよく好演したと思う。黄川田君、最後は話の流れで影が薄い感じ。ちょっと残念。
なんとなく、松岡君の猿丸が最後までかっこよく本音を見せない感じで、ここらがちょっと納得いかないというか、お父さんやハルカにもうちょっとぶつかっていく感じがいいのじゃないのかな。
後は三浦理恵子の意外な村崎さんのキャラが面白いかな。いっけいさんは相変らずのヘタレキャラですが、終わりごろは何とか報われそうな感じでよかったのでしょうか。
真矢みきさんは結果的にはこの固さがうまく役に合ったのかな。ずっとキャラ的には変わらずでどうもお父さんとはよりを戻しそうにない感じが出てしまったのか。
このドラマ、朝からいい気持ちにさせることでうまく作っているのじゃないか・・。
その他
(連続)
「けものみち」
白夜行と実は設定は似たような感じなのに、説得力がもうひとつ。やっぱり米倉さんは美しいけど怪しさは少ないなー。いっそ怖いキャラにしたほうがよかったのかな、でもそれじゃ共感されないしな。
平幹さんのフィクサーはやはり作りすぎ?原作の古さが思い起こされるような。
やっぱり佐藤浩一さんの小滝がいいな。最初はおとなしく、徐々に本性を現してくるという・・。原作とラストをなぜ変えたのか。民子がけものみちを歩くと言う気概が伝わりづらかった。残念。
1−3月までのドラマの感想まとめです(4回に分割)
1.白夜行
賛否両論があるこのドラマ。個人的には、はまりました。思い返すとむなしいこの二人の道行。狂ってしまった人生のつじつまあわせは結局悪事を重ねることしかなかったのか、週刊誌で見ると何かおぞましい記事のように感じてしまう事件の数々、でもそれを意味のあるドラマとして見せられてしまうと何とも共感してしまう。
そういう意味ではとても不思議な感じ。うまく作ってあると言うことなのか?
子役の凄い演技。そして大人になってもうまく繋がっていく。山田君は雪穂を思うちょっとへたれた面もある亮司をうまく演じ、綾瀬さんは表面の甘い感じの中に凛とした雰囲気。亮司の思いに答えるような、そして逆にリードするような複雑な雪穂像をうまく演じています。
武田鉄矢さん。最後まで二人にかかわるため警察まで辞めてしまう。二人の悪事に対しては常に正論で指摘する。二人の側から見るドラマとしては悪役として聞こえるようにつくる。そして時につぶやく歎異抄。うーん凄いな。ここまで出来るとはね。最終回の歩道橋での説得シーンも迫力があった。
学園物はあまり好きじゃなく、最近の金八シリーズは見てないので武田さんの演技がどうなのかは知りませんでしたが。昔の大河(徳川家康での秀吉役)とかの演技よりは数段うまくなっているような。
篠塚の柏原崇さん。後半頻繁に出てきて笹垣の助手のような感じになります、そして雪穂との対峙。自首の説得シーは凄みがあった。この人の優男イメージを払拭するようなシーン。いいな。
そしてあの八千草さんの演技は凄い。殺される間際の二人へのきつい問いかけ。優しいおばあちゃんのイメージを覆すような存在感。抜群。
内容もさることながらうまい人たちが集まって印象深いドラマを作ると言うことかな。
2.神はサイコロを振らない
不思議なありえない設定の中で、乗客の一人一人の事情を描き、それに絡む黛ヤス子さんの乗客のことを考えた様々な対応、それを小林聡美さんがなんともうまく演じている。そして亜紀(ともさかりえ)と哲也(山本太郎)とこの3人の関係が何とも心地よく出来ています(本当はヤス子、10歳年をとっているのに、不思議に亜紀と哲也との3人のバランスが取れている。聡美さんが若い・・)
最後はやはり設定のパラドックスを覆すことはなかった。流れはわかりますが何か寂しいなこの感じ。
<ネタバレあり>
天地涼子は着手金なし出来高払いで依頼を引き受ける街の弁護士。マチベンだが、放火によるビル火災で一人娘を失った河瀬みゆきは、犯人の遠藤和彦が軽い処分の保護観察処分を受けているのに納得がいかず、民事訴訟の依頼に来る。
裁判が始まった。しかし涼子の尋問中にみゆきがいきなり涼子に借りたボールペンで犯人を刺そうとする。そのときのみゆきへかけた和彦の言葉で涼子はある疑問を抱く・・・。
江角マキ子さんNHK連続ドラマ出演は初めてとか・・。役柄があっていい感じなんですが、江角さんの突っ張っているのだけどなぜか最後に息を少し吐き出すようなしゃべり方はちょとねー。まあ多少という程度だけど・・。
山本耕史君も出ている。なんとジュリーも出ているが。オードリーでも見たけど、往年のオーラはなし、ただのおじさん。なぜか源さん(小林隆)も出ている。面白そうですね。
<ネタバレあり>
と言っても後半のみ見ました。透と詩史の仲が詩史の夫に知られることになり(実はもっと前から知っていたということなのだけど)。詩史が透を避けるようになる。しかしパーティ会場へ必死の訴えをしに言った透へ詩史が書けた言葉は真意ではなかったのだが残酷なものだった。透は失踪してしまうのだが?TVではここらあたりカットなのか?話がいきなり飛んでいるのだけど。
個人的には黒木瞳さんより寺島しのぶなのだが(若い恋人=松潤への切れ方が怖い)。リアルだし。
最後はハッピーエンドと言っていいのか??結局美男美女のお話なので、足蹴にされた?岸谷五郎がかわいそうに思える?
岡田君の母が余貴美子さんと言うのもねー。似てないよ??
透の元カノらしい平山あやが意外にいいのか??
岡田君はよかったけどね・・・。
今日はよかったな。大地真央のお市の方。いつも役作りとはいえ多少固いなと思ったのですが、今日の浅井攻めの中でのお市親子の脱出。万福丸の一豊による処刑。
悲劇の中でも凛としているお市、複雑な気持ちの千代とうまい出来。れいの骸骨で作った杯で酒を飲むシーンの信長の残虐さ。でもちょっと感情過多と言うか、信長→悪者と言う持っていき方はいつものことではあるけど・・。
今日は仲間さんのシーンが多く満足。大地真央抜群の出来だなー。そして柄本さんのややカリカチュアライズされた秀吉。うまいなー。