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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「めし」

周囲の反対を押し切って結婚したものの、今では倦怠期に突入している一組の夫婦(原節子、上原謙)の家に、家出してきた姪(島崎雪子)が転がり込んできた。奔放な彼女の出現で、夫婦の間にはささやかな波紋が……。
(以上Amazon解説より)

原作;林芙美子(未完)
監督;成瀬巳喜男
出演:原節子、上原謙、島崎雪子、杉村春子他

成瀬巳喜男の名作。新婚時代を過ぎて少し不仲?気味の夫婦を描く。姪がかなり引っ掻き回してくれるあたりがこの時代としては開けていて面白い。
まあ完璧なホームドラマ?なんだろうか。淡々として多少のいさかいはあるが大きな事件には発展しないあたりが肝なのか。昭和26年公開で映像がやや古いのが致し方ないところ。

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映画「エイリアン2」

監督;ジェームス・キャメロン

出演;シガニー・ウィーバー、ランス・ヘンリクセン他

1986年アメリカ映画

NHKBSにて。
今回ほぼ通しで見たかな。断片的には前に見てました。
SF映画なんだけど、実質的にはシガニ―ウィーバーのアクション映画では。
まあ怖いんだけどなー。やはり引き込まれる映画。
作りは豪華?だが、話はB級といってはきついのかなー。
まあそういう映画。
終わった後のすっきり感を期待するというわけ。


映画「夜霧よ今夜も有難う」

相良は、過去に結婚寸前に婚約者に失踪された経験のある男。
現在は横浜のクラブのマスターをしているが、裏では事情のある人間の密出国の手助けをしていた。
ある日、密出国の依頼をしに東南アジア某国のグエンがその妻の秋子とともにやってくるが、
秋子はあの失踪したはずの相良の婚約者だった。
相良は出国の手助けを一度は断るのだったが・・・。

1967年、日活映画
石原裕次郎、二谷英明、浅丘ルリ子、高品格他
 
あの名画「カサブランカ」を下敷きにしているそうだ。
裕次郎の名曲にちなんでの映画化作品。
やはりこのころの日活映画の特徴なのか、ストーリーのテンポが良い。
逃亡シーンなど、つながりをちょっと切りすぎなのか?
1時間半ちょっとに収めるため?
まあこんな感じなのか。
でも快作。




映画「秋日和」

共通の友人だった三輪の七回忌で、間宮、田口、平山の三人は、未亡人である秋子とその娘アヤ子と再会。婚期を迎えたアヤ子に結婚相手をと、三人はお節介を焼こうとするが、当の本人はまだ結婚の意思がないと言う。アヤ子が結婚しないのは、秋子に対する遠慮があるのではないかと考えた三人は、秋子の再婚話を進めようとする。再婚相手の候補には平山を立て、アヤ子を呼んで説得した。アヤ子は母が平山と再婚するものと思い込み、友人の百合子に相談。百合子はあまりの独断ぶりに憤慨し、三人に猛烈に抗議する。
(以上Amazon解説より)

1960年作品
監督;小津安二郎
出演;
原節子、司葉子、佐分利信、中村伸郎、岡田茉莉子、北竜二他

まだ見合い結婚が多かった時代。年寄りが若者の嫁探し、婿探しをするという時代。
百合子さんがこの時代にしてはいいたいことを言い大人をものともしないところが痛快。
まあ最後はハッピーエンド?なんだけども。まあ年寄りたちのから騒ぎというところか。
小津作品にしては重いエピがなく、コメディタッチなのか???


映画「小早川家の秋」

京都に近いある町の造り酒屋の老主人・小早川万兵衛(二世・中村雁治郎)は、経営を娘夫婦(新珠三千代&小林桂樹)に任せて今は隠居の身。そんなある日、彼は偶然にも空襲で生き別れたかつての愛人(浪花千栄子)と再会し、彼女が経営する京都のお茶屋に通い始めるようになるが・・・。
(以上AMZON解説より)

監督;小津安二郎
出演;
原節子、二代目中村巌治郎、小林桂樹、新珠美千代、浪花千栄子、司葉子、森繁久彌他
小津さんの唯一の東宝映画作品。
東宝映画オールスターキャストなのか。豪華。
小津作品としてはちょっと毛色が違うような気がするが、展開が早くドラマ性が強い。個人的には快作なのでは。




映画「花のあと」

女でありながら男顔負けの剣術の腕を持つ以登(北川景子)は、一度だけ竹刀を交えた江口孫四郎(宮尾俊太郎)に一瞬にして恋心を抱く。しかし、以登、孫四郎ともに決まったいいなずけがおり、以登はひそかな思いを断ち切って江戸に留学中のいいなずけの帰りを待ち続ける。数か月後、藩命で江戸に向かった孫四郎が自ら命を絶ったという知らせが入る。
(yahoo映画より)
2009年作品
原作;藤沢周平
監督 中西健二
出演者 北川景子
甲本雅裕
宮尾俊太郎
市川亀治郎
國村隼
珍しく女性が主人公。しかも仇討の話。終盤の北川景子の殺陣はなかなか。
許嫁の甲本雅裕がただの大飯食ではなかったようだ。
ミステリータッチでもあり意外にストーリーのテンポが良い。快作。




映画「聖の青春」

2016年作品
監督;森義隆
主演;松山ケンイチ、東出昌大、リリーフランキー、柄本時生他

DVDレンタルにて。
村山聖の生涯を描く。
天才将棋棋士なのだが、小児の時難病を患い、青年になってからは進行性の癌のため29歳で早世した。

松山ケンイチが好演する。まあ多少老けてはいるが、雰囲気はとらえているのかも知れない。
リリーさんが師匠役だがちょっと似合わないかな。
まあ村山さんの性格ではこういう師匠のほうがいいのか。
羽生さんとの飲酒シーンはフィクションなのかなー??
志半ばで天国へ連れていかれるのはつらいか・・。
まあ佳作では。

ホームズ最後の事件

2015年作品。イギリス映画。
シャーロックホームズリタイア後のエピ。
コナンドイルの作品ではなく、ホームズを題材にした小説の映画化。

豊かな緑に囲まれた海辺の家でミツバチの世話をしながら、穏やかな晩年を送っているシャーロック・ホームズ。だがホームズには、死ぬ前にどうしても解かなければならない謎があった。30年前、優秀な助手にして記録係のワトスンが結婚してホームズのもとを去った日、ある男から奇妙な調査依頼が舞い込んだ。彼の妻が音楽教師の開く怪しげなレッスンで、亡くなった子供たちと会話"しているというのだ。ホームズが尾行を始めると、彼女は夫の筆跡を偽造した小切手で預金をおろし、薬局で毒性の強い薬を購入する。夫の殺害計画かに見えた事態は思わぬ方へ転がり、ホームズは人生最大の失敗を犯して引退に追い込まれ、事件は未解決となってしまった。推理のカギを握る日本への旅から帰国したホームズは、家政婦の息子で10歳のロジャーに探偵の資質があることを見抜き、彼を助手にいよいよ捜査を再開するのだが―。
(以上Amazon解説より)

老人となったホームズの隠遁生活を描きながら。年のせいで思い出せなくなってしまった最後の事件を振り返るミステリー。

あまりにもおじいさんになったシャーロックホームズ。ちょっと見るのがつらいのだが、最後の事件のミステリーに引き込まれていく。快作。
何故か日本人がらみのエピもあり、明治?の日本に来ている話もある。真田広之が日本人役で出演している。




相棒10初回スペシャル「贖罪」

15年前に女性を殺害したとして、刑を終えて出所したばかりの城戸充(池内万作)が投身自殺した。彼の遺書には、自分は無実であるという訴えと、尊(及川光博)を「絶対に許さない」という言葉が。大河内(神保悟志)から連絡を受けた尊は、自ら事件を検証し直す覚悟を決める。
(以上公式ホームページより)
重い話。しかし真犯人が当時の警察官や検事や判事にどうして連絡をつけて係るのか。
まあリスクはあるはずなのだが、その後の右京の作戦もドラマか。
相棒らしい、濃い設定。
まああまりすっきりとはしない流れ。
結局神戸君の気持ちは解決しないままなのか。
まあ民事裁判ですっきりさせるのか。
このところ。ダビングしたBDを再見中。スペシャルばかりだけどこれでいいのか。
通常作品よりはやはり重いし内容が濃いので。
ちなみにこの回で益戸さんはリタイヤ。
まあその後の事件が残念なんだけどな。



相棒17年末スペシャル「ディーバ」

年末の朝、110番通報が発信されたマンションに駆けつけた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、室内で血を流して倒れている少女・槙(優希美青)を発見。彼女の幼い息子が誘拐されたと分かり、槙の母親・貴巳(河井青葉)は亡き夫の父親である衆議院議員の敦盛劉造(西岡德馬)の元に向かう。身代金目的であれば、劉造に連絡してくるはずだと考えたらしい。その後、槙は意識を取り戻したものの、息子の父親については黙秘。偽装誘拐の可能性も浮上し、捜査は難航する。そんな中、犯人から連絡があり、意外な要求がなされる。それは、来日中の大物シャンソン歌手・神崎瞳子(大地真央)に、マスコミの前で告発文を読ませろという奇妙なものだった。
(以上公式ホームページより)

久々に濃い設定。西岡徳馬が典型的悪役で、さすが。
ラストのもう一つの悪事暴露展開もこれでもかというような感じ。
久々に相棒らしい。
最後、青木君が元の部署へ。まあ相棒三人でも良かったんだけど。
自然な感じに戻るのか。