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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

NHK正月スペシャルドラマ〜ファイブ

平山譲のノンフィクション小説のドラマ化。脚本;君塚良一

<ネタバレあり>
佐山健一は日本を意表するベテランのバスケットボールプレイヤーだったが、ややマイペースで、チームから浮くこともあった。しかしある日所属する実業団のチームは会社の都合により解散となって失業してしまう。
失意の佐山は他の実業団チームを探すが、話があるのは選手契約ではなくコーチの誘いばかり。現役続行にこだわる健一に家族の気持ちも離れがちに。
しかしある日名古屋近郊の実業団チーム「あおなみファイターズ」という聞きなれないチームから選手の誘いがある。
佐山は渋る家族を引き連れて引っ越す。しかしそのチームはいろいろな実業団チームをリストラされた高年齢の選手達が中心だった。そしてその「あおなみファイターズ」のまったりした練習に健一は戸惑いを感じる。
健一だけでなく転校した健一の娘も、同級生に自分の父親が万年最下位の成績が上がらない「あおなみファイターズ」の選手だとわかると、無視されるようになってしまう。

そして健一もチームの雰囲気になじめずにいたが、リーダーの辰巳と打ち解けるようになり、自分の娘のことも相談するようになる。そしてある日、話を聞いたシューターの木島の発案により、娘の学校にバスケのコーチをしに行き。あおなみファイターズの実力を示す。そしてすっかり健一の娘の立場が逆転し、あおなみファイターズの地元ファンが増えるようになる。

チームの「スマイル」という雰囲気を健一も理解するようになり、伊藤のあとのポイントガードのポジションで選手を生かしたボール回しをするようになる。そしてコーチの選手の自主性に任せたチーム作りが徐々に功を奏し。リーグ戦も連戦連勝となる・・。そしてついにカップ戦の決勝までたどり着く・・・。

よくあるスポ根ドラマに、最近の実業団チーム事情をからめた話。でも流れがよく感情移入できました。個人的には陰で支える奥さん役の高島さんがよかったな。
のだめ第2夜を録画してこちらを生で見たんですが、見てよかった。
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のだめカンタービレ再放送&年末スジナシスペシャル

皆様新年おめでとうございます。今年もよろしく。

正月早々のだめカンタービレ再放送。全部ではありませんが大部分視聴。
懐かしいです。まあ多少くだらないところはあるんだけどクラシックファンにはこたえられないドラマですわ。

スジナシ3時間スペシャルは昨年年末に放送。3本とも再放送なんですが、3本目の三船美佳さん出演分は本放送(H18年11月26日放送分)は見逃したので初見です。
うまいですね美佳さん。やっぱり感がいいですわ。例によって鶴瓶さん歯を磨いたそうですが、成果は現れたのか・・・。公式HPであらすじが見られます。
http://hicbc.com/tv/sujinashi/

元旦、TV放映で映画「間宮兄弟」を見る

正月早々冷たい雨が降りまったり。
初詣にも行けやしない・・。
どうもTX系全国ネットだったらしい。
独身者の気持ちはよくわかるけど何かこの兄弟はキモイ。
そういうように描いているんだろうか。
まあありそうでないような不思議なエピソード。
オタクっぽいがオタクでないような弟。
一見社会人だが大人になっていない兄。
二人とも要するに学生のノリ。
会社の同僚の離婚話の立会いでのこのこついて行く・・・。
変だ。まあ断れない人なわけで・・わかるけどなー。
一見癒されるようで実はイライラする不思議な映画。

TV放映の映画「手紙」を見る

<ネタバレあり>
武島直貴の兄剛志は父母がなくなった後若い直貴を大学に行かせるために盗みにある家に押し入ってしまう。そして家人に見つかり殺人を犯してしまう。今は刑務所に服役する剛志は直貴に手紙を書き送っている。しかし直貴は、兄が罪を犯したということで恋人と別れたり、お笑い芸人になる夢をあきらめたりしていわれの無い差別を受け苦悩していた。そんな直貴を食堂に働く由美子がじっと見守っていた・・・。

引き込まれてみてしまいました。東野圭吾さんの原作ということで白夜行のアンサーのような作り。杉浦直樹が演ずる直貴が働く家電量販店の社長の台詞が濃いなー。「差別の無い国を探すんじゃない。君はここで生きていくんだ。」少し感傷的かとは思いますが、救いのある結末はやはりほっとする。

作家で僧侶でもある玄侑宗久さんがHPで感想を書いておられます。
http://www.genyusokyu.com/index2.htm
essayページの書評に記事があります。

VTR「恋に落ちたら」第5回を見る

ついつい昔撮ったVTRを見てしまいました。

第5回は某大手取引先との提携に成功した神谷が上機嫌でついつい立ち飲みパブ「リオハ」でまだ内緒の提携話の内容を話してしまう。ところが翌日某経済誌が提携話をすっぱ抜く。怒った先方の部長は提携話を中止にしてしまう。しかし島男は先方の社長に交渉することを提案する。しかし社長は休暇中で軽井沢にいた。島男は渋る神谷と一緒に社長のいる軽井沢の別荘へ・・・。

今見てもこのドラマは面白いです。もちろんドラマなのでいいような展開になって行くけど、そこまでがうまく作ってあります。そしてこういうビジネスマンにはもうひとつ似合わない草なぎ君の素朴さがユーモラスでいい感じです。

再放送ドラマ

「29歳のクリスマス」第1話、第2話を見る。

1994年作品。この地方ではこの季節になると再放送になることは多いです。
マライヤキャリーの主題歌の関係でDVD化の許可が下りていない現状では再放送に頼るしかないですね。リアルタイムでは終盤のみしか見てません。何せ夕方なので留守録画に頼るのですがいつもどうもうまく行かなくて。
まあ今回はどうしようか。HDDレコーダが欲しくなる今日この頃なんですが。
さすがに鎌田敏夫さんの名作。もちろん風俗はちょっと古くはなっているけど、意外に大人向けの挿話が多いこの作品。やっぱりじっくり見たいような・・。
山口智子さんのいい時代の作品。95年には「王様のレストラン」、96年にはおなじみ「ロンバケ」に出演。そしてこれ以後智子さんは連ドラに出演していない。

「やまとなでしこ」第9話を見る。
再放送見るのでは何回目でしょうか。もちろん通しては見れません。通してみたのはリアルタイムのときだけ。

9回目は桜子の父が尋ねてくる話。桜子は実家が貧乏だったことは婚約者の東十条さんに隠しているのですが、本当はお父さんは漁師で、漁師らしく親父っぽくがさつなんですが、お父さんに会いたがる東十条さんに、豪華客船の船長と嘘をついて会わせようとはしないんです。でもお父さんが桜子を尋ねてきていることを東十条さんが知ってしまい、やむなくお父さんに船長のキャラを演じさせることになります。欧介君はそんな桜子に怒って殴ってしまいます・・・。
このドラマはよく出来ていますわ。奈々子さんもこのとんでもないキャラが合っているし。今回は小野武彦さんがいつものお父さん役でさすがに手馴れていい感じ。

木曜ドラマ版「家政婦は見た」再放送を見る

木曜ドラマ版「家政婦は見た」再放送を見ました。第2回なんです。

コンビニを経営する一家の家政婦として派遣される秋子。頑張る店長である奥さんの意気込みとは裏腹に、ご主人やおじいちゃん、二人の子供は忙しすぎるお母さんにしらけきっていた。そんな中コンビニの仕入れ個数がおかしかったり店の品物がなくなったりおかしなことが起こる。そして秋子はうち引き(店員による万引き)を疑った奥さんの依頼でこっそり店員を調べ始めるが・・。意外な犯人が見つかる・・・。

連続ドラマで1クール放映されているとは知りませんでした。数作の2時間ドラマはチラ見のみで通して見ていません。
なんということも無く軽い感じで終わってしまいました。1時間ではこんなものかなー。まあ重い話はありませんのでいいんじゃないかとは思いますが

海峡第3回(つづき)

俊二は強制送還された後、2度も米軍に拘束され、母もその間病気にかかってしまう。瞬時は後になって母が朋子から瞬時宛に来た手紙を全部日本に送り返してしまったことを知る。それでも母を責められなかったと話す。そしていつしか俊二は朋子を追いかけることが帰って智子を苦しめることになるのではと考えるようになった。そして朝鮮戦争が終わった後、貿易会社を起こし、そこで働く若い女性と結婚したと話す。
朋子はもう夢には出てこないでと俊二に話す。うなづく俊二。
半年後俊二は亡くなる。そして夫の野中もその3年後に亡くなってしまう。しかし朋子は今も健在である・・・。(終わり)

うーん。まあ長い時代の話で、少々走りましたかな・・。朋子が野中に心を傾けるのも、清美の振りがあるとはいえ何か急すぎるというか。野中の母の嫁いじめもどこかでみたような、娘が急に朋子に心を許すのが何か唐突。ここらは朋子が気持ちを戻す大事なシーンだけにちょっと残念。
まあ最後の爽快感は少しだけどこの思い歴史がらみの話、一定の意味は有ったのかな?

写真は現在の釜山港です。(ウイキペディアより画像お借りしました)


海峡第3回

<ネタバレあり>
俊二を案じて朋子は朝鮮に何度も手紙を出すが、俊二の行方はわからない。
翌年、朋子は朝鮮時代の職場で世話になった上司の市岡に乞われ、伊藤の家を出、ひとり働き始める。そこで市岡と懇意の新聞記者、野中と知り合う。野中は俊二のことが片時も頭から離れない朋子を気に掛け、朝鮮の知り合いに連絡を取り俊二の行方をあたるが、俊二は母の家には戻っていないという。
思い詰めた朋子は釜山に渡ろうと密航を企て逮捕される。博多まで朋子の身柄を引き取りに来たのは野中だった。父親のような懐かしさを野中に感じながらも俊二を忘れられない朋子は、野中からの思いがけない結婚の申し込みにも応じられない。しかし野中は何年でも待つと告げる。
そんな中、一緒に帰国した岡田清美と再会する。清美は再婚したという。清美は朋子に、いつまでも会えるかどうかわからない人を待つよりも、死んだと思ったほうがいいという。
清美は人生の第2幕が始まったという。朋子にも第2幕に入るように進める。
これが最後だと自分に言い聞かせ朋子は俊二に手紙を出す。やがて返事の来ぬまま朝鮮戦争が勃発した。朋子は全てを断ち切る決心をし、野中の母に会いに行く。
そして野中とその連れ子、そして野中の母との生活が始まる。しかし野中の娘は最初朋子になつかない。そして何かとつらく当たる野中の母。
そして母は野中の助言で内緒にしていた朋子の戦後の俊二との生活を知ってしまい、激怒する。しかし家を出て行こうとする朋子を、野中の娘が引き止める。懸命に主婦として努める娘はいつしか朋子を慕っていたのだった。
数年たち、寝たきり生活になった野中の母を朋子は懸命に看護する。そして野中の母はなくなる。
昭和50年、野中が1通の手紙を朋子に見せる。それは俊二からの手紙だった。俊二は貿易会社を起こし再婚したという。そして今は末期がんで余命いくばくもないという。驚く朋子。俊二は釜山まで会いに来て欲しいといっているという。朋子は行かないというが、野中の進めで会いに行くことになる。
大きい邸宅で朋子を待っていた俊二。そして俊二は連れて行きたいところがあるという。翌日俊二の乗った車椅子を押す朋子。二人は玄界灘を一望できる崖の上にいる。

スペシャルドラマ〜海峡第2回

<ネタバレあり>
亡き父の実家を追い出され、迷った朋子は叔父の進藤登を頼る。しかし登も全財産をなくし、弟の家に居候している。朋子は登の弟のお情けで家に置いてもらうが、周囲の目は厳しく、登も朋子をかばうことは出来ない。そんな中いきなり俊二が現れ、朋子に朝鮮に戻って朋子も朝鮮人になるように話し、プロポーズする。
そして二人は朝鮮へ渡るが、二人は入国したとたん尋問を受けてしまう。そして朋子は朝鮮にとどまるということを条件に釈放される。そして同じく釈放された俊二とともに俊二の故郷へ行き、俊二の母と弟から歓迎を受ける。しかし俊二の母は朋子が朝鮮人になることに反対し、逆に俊二とともに日本で暮らすことを進める。
俊二が日本への密航船を手配し、二人は日本に行く。そして京都に住む、俊二の憲兵時代の上官の伊藤久信を頼る。
伊藤の家の2階を間借りして、二人は屋台を営み生計を立てる。しかし生活のため俊二はいつしか危ない仕事に手を染める。
昭和21年9月、俊二は警察に密入国と不法滞在と薬事法違反で捕まってしまう。そして俊二は朝鮮に強制送還されてしまう。

波乱万丈というか、メロドラマっぽいんですが、恭子ちゃんの演技も相変わらず濃いし・・。
歴史的にどこまで現実的なのかはわかりません。