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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

映画「硫黄島からの手紙」DVDを見る

「父親達の星条旗」との2部作。監督のクリントイーストウッドは日本側からの硫黄島の戦闘も描いてみたい、と思ったとか。

1944年6月太平洋戦争中日本本土の防衛拠点の硫黄島に、栗林中将が赴任してきた。兵士に気配りをし今までの司令官とは違う栗林に、兵士の西郷らは希望を抱く。海岸線の塹壕堀をやめ、島中にトンネルを張り巡らし、新しい考えで防衛線を企画する栗林に古参の将校達の反発を招くこともあったが、理解者のロス五輪の馬術競技の金メダリスト西中佐もいた。
ついに1945年2月にアメリカ軍の上陸が始まる。圧倒的な数のアメリカ軍。しかし5日で終わるといわれた硫黄島の戦闘は1ヶ月近くも続くことになる・・・。

日本人の兵士達はすべて日本語で話している。しかしアメリカ映画というのも不思議な感じ。しかも日本側から見た硫黄島の戦闘や、日本人の考え方を表現している。日本人の監督がなぜこういう映画を撮れなかったんでしょうか。
参りますなー。クリントさんはすごい。





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トップセールス第3回まで

(つづきです)

<ネタバレあり>
阿部は車の売り上げの値引きを会社には限度内の値引きと報告し、実際はもっと値引きして顧客に販売し、差額は自分で補填していた。しかし資金が続かずサラ金に借金を重ね動きが取れなくなっていたのだ・・。

落ち込む岡野や久子たち。強引な管理をした相川は社員から信頼を失う。
阿部の母が尋ねてくる。母は久子に阿部が久子にいつも力づけられて感謝していた事を告げるが、久子は以前阿部が落ち込んでいたときに岡野所長に恥を書かせたと阿部を叱責してしまったのだったがそれを母親に告白し陳謝する。母親は久子を責めなかったが、自動車の存在に恨み言を言って帰っていった・・・。再び落ち込む久子・・・。

重い。昔のセールスってこんなんでしょうか。まあ今でもそうかもしれないけど。車は高額なだけにこんな事をすれば自分を追い込むだけだけどな・・。久々に濃い話を見たような気がする・・・。書いてないですが隆男と久子、真理子のどろっとした話はこれも疲れるけど、必要なのか・・。

トップセールス

昭和49年、槙野久子は一流繊維会社のOLだったが、当時のOLのおかれていた25歳定年という規則ではない慣習のため居場所がなくなり退社する。そして幼馴染が車のセールスをしている店に行き車のセールスをしたいと思うようになる。
久子がたまたま無償で車のワックスの販売を手伝い、うまくワックスを売っているのを見かけたミヤケ自動車の営業所所長の岡野から声をかけられる。
久子はあまり本気でなかった岡野の言葉を信じてミヤケ自動車に就職の申し込みをする。
熱心な久子に動かされた岡野は3ヶ月の仮採用期間中に3台の車が売れたら本採用すると、久子の入社を認める。
こうして久子の車のセールスが始まる。

最初の1台がなかなか売れない久子。ある家の奥さんから車を買いたいと話が来る。しかし彼女の夫はミヤケの車にしてもいいが女性のセールスからは車を買わないといわれる。そして久子が免許を持っていない事を指摘されてしまう。久子は自動車学校に通いだす。するとそこにはあの奥さんがやはり免許を取るために自動車学校にやってきていた。
免許をとってもなかなか話を聞いてもらえない久子。母親の昔の行商時代の話にヒントを得た久子は、顧客のために車のセールスをしながら御用聞きをかってでる。

台風襲来で多摩川が決壊しそうになり、川のそばに住んでいるあの奥さんの家、村上家に出向き、避難の手伝いをする。そして久子の熱意に村上さんの夫も久子から車を買う事を決める。

順調に車が売れてくる久子。しかし新人として同期に入社した阿部はさっぱり売れない。低公害車の販売方針で会社幹部と対立し、岡野所長は干されてしまい。新たに本社から派遣されたマネージャーの相川は営業方針が厳しく車の売れない阿部は槍玉に挙げられる。しかしなぜかある時から阿部の販売台数が急速に伸びる。
しかしそれには裏があった。車は売れても代金の入金がない車があることに相川が目をつけ、1ヶ月以内に入金がない場合は車を引き上げろと迫る。阿部は重い口から、顧客から金をすでに集金している事を話す。相川がなぜ会社に入金しないと追及すると、着服したとの話。驚く相川、相川が阿部に会社に入金を迫ると、阿部は事務所から出ていってしまう。
岡野が帰ってきて一部始終を見ていた久子が相談する。何かを気づいた岡野は阿部のアパートへ、しかし阿部はすでにガス自殺していた・・・。
(つづく)

刑事の現場第3回まで

NHK名古屋製作と言うことで期待はしているのですが、どうも既存の民放刑事ドラマとさほどの差異が見えない。

まあテーマは鋭いのだけど掘り下げが浅いのか?
第1回は偽医者と日系ブラジル人労働者とのかかわり。
第2回は原田芳雄をゲストに迎えての、先生の娘の事故死に隠された事情。
第3回は最近ありがちな事件・・・。

まあ第2回は、娘の恨みを晴らすの事件なのだが・・・
わかるのだけど、さすがの原田芳雄で説得力もあるのだけど、
これってよくありそうな刑事ドラマの話。

第3回の最近ありがちな事件、そして真犯人をと言うことなのだけど、
この捜査手法って・・どうなの。むしろサブプロットの覚せい剤運び屋の話のほうがいいんじゃないか。別々に作ったほうが・・と言う気もします。
まあ後1回あるので、期待はしましょう。

DVD映画「父親たちの星条旗」を見る

映画「父親たちの星条旗」DVDを見ました
太平洋戦争での激戦地。アメリカ軍は硫黄島の擂鉢山にほぼ制圧した証拠として星条旗を掲揚する。従軍写真家のローゼンタール氏がそれを撮影した写真がアメリカ本土で有名になり、国旗を掲揚した兵士たちは戦時国債の応募のための宣伝活動に利用されることになってしまう。しかし実はこの写真はほぼ安全が確保された2度目の掲揚の様子が撮影されたものだった。
急遽帰国した星条旗の掲揚にかかわった兵士たち、しかし掲揚した兵士のうちすでに半数は戦死していた。
呼び戻された兵士たちは英雄扱いされ、戦時国債の宣伝活動をさせられることになるのだが・・・。当然彼らは割り切れない思いを抱えていた。
掲揚した6人の硫黄島での模様、そして生還できた3人のその後を描く・・。

原作は国旗掲揚の任務を与えられた他の2人とは違い、その場にたまたま居合わせ、国旗掲揚を手伝ったジョンブラッドリーさんの息子さんが、父親の硫黄島の体験について四年かけて星条旗掲揚に立ち会った兵士たちの家族を訪れて聞き書きし、『硫黄島の星条旗』(Flags of Our Fathers)というタイトルで出版した本が原作とのこと。

戦時下のアメリカの雰囲気がどのようなものだったか、ショー化された国旗掲揚の様子。
ここらが当時の日本とはまるで違うのじゃないか。

血なまぐさい戦闘場面、惨殺された死体。戦争映画でありまあ当然なんだけどきついな。クリントイーストウッドが冷静に描く事実。物量を投じた画面、これは日本映画ではまねが出来ない。
そして濃い人間ドラマ。
とくに、ネイティブアメリカンのヘイズに対する差別。そしてヘイズが抱える亡くなった国旗掲揚にかかわる兵士の間違い。そのまま進んでしまう宣伝活動。いたたまれず宣伝活動の途中で離脱し再び戦地に戻ってしまう。戦後、うつ病を抱えながら本当の兵士の遺族へ伝えに行く。そして最後は・・・。

戦後の日本でも同じようなことがあったのじゃないかなー。あまり語られない。まあこちらが不勉強なのかもしれませんが・・・。

写真はローゼンタールの写真を基に作られた海兵隊記念碑です。(ウイキペディアよりお借りしました)







スジナシ3月16日深夜放送「相島一之」

今回は相島一之さん。エチュード(即興劇)は苦手とのことで、劇団ではいつも三谷幸喜さんに怒られていたとのこと。

今回の設定は病室なんですが、病室で鶴瓶さんを待っていた相島さん、いきなり二人で抱き合いますが・・・?これは・・?

今回は面白い、シリアスな話になりそうだったんですが・・・ラストで意外なことが起こります・・・。

他地域の人はそのうち放映になるかと思いますので楽しみにお待ちください。おそらく公式HPで放映時間がアップされると思います??

再放送「幸せになりたい!」第3回までを見る

朝の再放送枠で見てますが、なんかぴんときませんなー。面白い部分もないわけじゃあないんですが。
松下由樹さんのプロデューサーは似合わない、深田恭子さんはいつもの調子で貧乏なのに危機感がなく、役に合っているのか不明でございます。要するにすべて深田恭子さん。
谷原さんがぼけっとした役で、ごれがなかなかいけるんですが。
やっぱり上手ですわ。
まあ第3回でもこんなぽっと出のアシスタントに資料作りのサブをさせるわけはないんですがねー?

フルスイング最終回

<ネタバレあり>
卒業式を前にして高林は検査で癌が見つかり。妻から帰京を訴えられる。そばで電話の内容を聞いていた息子の公平。自分の野球でも悩みを抱えた公平がいきなり福岡にやってくる。公平は父にすぐに入院するように訴えるが、高林は卒業式までは学校にいるという。
病気の事を知った時任先生や天道先生は高林の体を心配する。阿部も高林が整備した第2グラウンドの竣工式が夏にあるから来て欲しいという。遠くを見つめる高林。
天道は自分も同じように卒業式まで待つという。そして治療が終わったら必ず学校に復帰してくれと言う。うなづく高林。
卒業式の後高林は帰京し入院する。病室に新しいユニフォームをもって来る阿部。みんなで写真を撮る。そして庭で車椅子に腰掛けたまま公平とキャッチボールをする高林・・・。
しかし入院生活は5週間で終了し。高林が再び学校に戻ることはなかった・・・。
半年後高林の学校葬が行われる。妻の路子は高林の学校での様子を時任先生に聞く。時任は最後のホームルームについて話す。
高林は卒業式を終え教室に戻った生徒に、入院して治療すると告げ。黒板に気力と書く。そして生徒のひとりひとりに声をかけ、気力で治療してくると告げる。そしてバットを持ち何回でもフルスイングをする。涙する生徒たち。
そんな高林と時任に生徒は感謝状を贈る。喜び涙する高林。

話を聞き涙する路子・・。
校舎を去る路子と公平は、校門に立つ高林の幻影を見る。
「おーい、がんばれー。 みんな、がんばれよー。わしはここにおるぞー、みんなをいつも、見とるからなー」

以上です。付け加えることは特にないような。まあ最後はちょっとつらいのですが・・・生徒が泣きすぎで。高畠さんに高校野球の監督をさせたかったなー。神様を恨んでしまいます・・・。
原作本です「甲子園への遺言」





フルスイング第5回

<ネタバレあり>
サッカー推薦で大学進学が内定している佐伯が暴力事件を起こす。いきなり後輩を殴った理由を話そうとしない佐伯に、天道先生は無期停学処分を科す。内定は当然取り消される。高林は佐伯に殴ったわけを聞こうと自宅に何度も出向くが、佐伯は出てこようとしない。
佐伯の父親から処分がきつすぎると抗議してきた。受け入れられなければ天道先生の辞職を勧める署名運動をするという。天道は動じない。
太田と屋上で弁当を食べる高林、佐伯が親に冷たくされているのではと言う話を聞く。
高林は公園での草サッカーを見つめている佐伯を見つける。高林に気がついた佐伯は逃げ出す。追いかける高林。高林は佐伯の話を聞きたいといい、天道先生が辞めさせられそうな話をする。佐伯は両親が離婚しそうで自分の親権でもめているといい、後輩が"先輩は、推薦が決まってて、気楽っすね、楽勝っすね"といわれむかついて殴ったと話す。そして天道先生のことは自業自得だという。高林は天道先生が筋を通したと話し、人のせいにしてはいけないと話す。そして明日学校に来いと話す。話し終えると高林は急に倒れてしまう。
高林は気がつくと自分の部屋で横になっていた。そばには時任先生や事務のおばさんの徳田マキエがいた。
翌日から佐伯が学校にやってくる、高林は早速学校での雑用を言いつける。丸1日雑用で疲れきった佐伯に高林は推薦がなくても道はあるといって、大学の資料を渡す。佐伯は靴を履き替えようとして、履物入れに手紙を見つける。翌日花壇の手入れをしている高林に佐伯が手紙に書かれてあった大学紹介のお礼を言いに来るが、高林は自分じゃないという。佐伯のために大学を紹介したのは天道だった。佐伯は天道の元へ行きやめないでくれという。
それから佐伯は受験勉強に打ち込む・・・。しかし天道は高林に、友人から田舎の幼稚園の園長になってくれと言う話が来ているといい、やめる決心をしているという・・・。

今回は天道先生が高林流をしました。水戸黄門つながりの廊下の落書きが面白い。里見浩太朗さんはさすがです。いい話。

NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」

懐かしいですわ。子供のころにたぶんラジオで聞いた鞍馬天狗。その後何度でもTVドラマ化されていると思うんですが・・・。こんな話だったのか。
まあ後に歴史を勉強して、この話は新選組や桂小五郎の書き方といい、ファンタジーと言うことがわかるんですが。
その雰囲気を伝えている今回の鞍馬天狗。これまでのシリアスな作りの木曜時代劇の中では懐かしいゆるい雰囲気の昔の東映時代劇映画のような楽しい作り。もう1回しかないのが物足りない。杉作の出番も2回だけか・・。