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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

DVD映画「ミュンヘン」を見る

これは見たかった映画。
1972年のミュンヘンオリンピックで起きたテロ事件。11名のイスラエル選手が犠牲となった。オリンピックは1日の追悼の日を置いて継続された。
当時とてもショックに感じた事件。オリンピックが政治とは無縁でなかった。
この映画はその後のイスラエルのモサドがアラブ側のテロの関係者に次々報復するという、ノンフィクション小説をスティーブン・スピルバーグ監督が映画化した。

濃い映画、報復は淡々と行われ、モサド集団にも犠牲者が出てくる。映画はチームリーダーのアブナーの視点から語られる。流れはミステリータッチでいささかスパイ映画っぽい。
アブナーの悪夢の中でオリンピックテロが映像化される。戦慄する映像。
徐々にテロに疑問を持ってくるアブナー。それを描く中での報復の無意味さを語ってはいるが、やはり若干ユダヤよりの描き方か。
でも基本的には一方的ではなくバランスよく描いているといえる。
勝手につける点★★★★★(満点は星5個)
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再放送「ケータイ刑事銭形愛」を見る

11日まで地元CBCの朝再放送していました。元々はCS放送のようで、CBCは深夜に放送していたそうですが、リアルタイムでは見ていない。
宮崎あおいちゃん、若いですね。2002年の作品で彼女はまだ10代。
話はコメディタッチで進み、いささか強引な犯罪の設定もありますが面白いです。相手役の山下真司がとぼけた刑事役で面白い。

DVD映画「恋愛写真」を見る

カメラマン誠人(松田龍平)の元に、死んだはずの元恋人・静流(広末涼子)からニューヨークの消印で手紙が届く。ニューヨークで死んだと言われていた彼女から、なぜ、手紙が?3年前、2人は一緒に暮らしていた。誠人の影響で静流もカメラを持つようになった。ふとした哀しいきっかけで別れてしまった2人だが、静流は、今でも忘れられないほど、誠人の心に鮮烈な印象を残していた。誠人は、彼女を探しにニューヨークへと旅立つ。広いニューヨーク。静流が送ってきた写真の中の風景だけを手がかりに、誠人は歩き回る。旅の途中、牧師のカシアス、静流の友達でダンサー志望のアヤ(小池栄子)に出会い、彼らの力を借りて次第に静流の影に近づいていく。しかし、いく手には、思いがけない真実が待っていた。誠人と静流は再び会うことができるのか。誠人がかつて言えなかった言葉は、彼女に伝わるのか…。
以上ウイキペディアより引用しました。

<以下のコメントネタバレありなのでよろしく・・・>
前半はややだれてしまう。ごく普通の恋愛模様が展開されるが、後半のニューヨークからは速いテンポでミステリーに変わっていく。ここから面白くなりそして驚きのラスト。
まあでもここでの広末さんは何かもうひとつで、ラストにもう一度出てくるのだけどどうもこの幽霊がはっきりしすぎで、せめてキスのときに映像が透明になり消えるとかしたら・・。後は小池栄子があのシーンでは怖すぎだしこれは凶悪犯か?脅しの台詞古すぎ。いまどきの若い女ならこんな言葉は話さないのでは。

ちょっとレンタルDVDの質がよくなかったんだけどね。まあこれはこちらの事情だけど興をそいだ。

勝手につける点★★(満点は星5個)


DVD映画「スウィングガールズ」を見る

落ちこぼれ女子高生達が偶然なことからJAZZに目覚めBANDを結成し、BANDの地区大会に参加するまでを描く。

部分的にTVで見たことはありますすがやっと最初から見ることが出来ました。今をときめく若手の女優さんが集合しているこの作品、音楽好きとしてはたまらなく面白い。横断歩道のメロディでJAZZの後打ちを感じる、多少無理やりと言う感じもしますが、面白いです。演奏は吹き替えなしで俳優さんたちが実際に演奏しています・・・驚きます。

勝手につける点★★★(満点は星5個)


「僕の島/彼女のサンゴ」再放送を見る

NHKスペシャルドラマ「僕の島/彼女のサンゴ」再放送を見る

「沖縄の海が好き♪」というネット・コミュニティで知り合った若いふたり、詩織と孝太。ある日孝太は詩織に、1枚の美しいサンゴ礁の写真を送る。詩織はその写真を見て驚いた。かつて自分が元気に海に潜っていた頃に見たサンゴ礁と似ている・・・。(以上公式HPより)

石垣島の民宿の息子、孝太は詩織を自分の民宿に誘うが、実は詩織は深刻な病気を抱えて入院中だった。民宿にやってきた詩織。孝太は喜ぶがふとしたことで詩織の病気の事を知ってしまう。そして孝太にはもうひとつ悩みが、それは彼女に送ったサンゴ礁の写真はまだサンゴが残っている過去のものだったから。現在ではサンゴ礁はどこも白化して昔の姿をとどめていなかったから。
事実を知り嘆く詩織に孝太はある事を考え、彼女にダイビングを進める・・・。

沖縄の美しい風景。病気の設定がちょっとだけど。青春ドラマと、沖縄のサンゴの現状を描いて環境問題関連ドラマという位置づけをしておる。
田中圭君がらしくていい。

監査法人第2回

健司(塚本高史)が監査を務める大手食品メーカー・飛鳥屋の倉庫で火事が起こる。しかし財務諸表には火災損失の気配さえ見られない。会社の説明では、倉庫管理は別会社「あおなみ興産」に依頼しているという。健司は飛鳥屋と「あおなみ興産」の間に不審な経理処理を見つけ、茜(松下奈緒)は倉庫で飛鳥屋の売れ残り在庫を見つける。さらに800億円もの裏帳簿を入手し、飛鳥屋が巨額の不良債権を隠すために「あおなみ興産」を利用していた実態をつかみ、その裏にはメインバンク・東都銀行が指示した疑いがあった…。
以上公式HPより

今回は吉野が監査を任されるが、吉野は主査に若杉を選ぶ。
飛鳥屋の会計処理に不正を見つけた若杉と茜は吉野に決算を認められないと迫るが、吉野は認めてしまう。若杉と茜は吉野にくってかかるが通じない。まあ若い二人の暴走?(捜査は出来ない)や上司に対する物言いが疲れるが。でも真摯さは伝わる。しかし次回では吉野は大きく考えを変えるのだが・・。
すでにこのあたりから財政監督庁と小野寺の関係が見え隠れしている。結局小野寺は回し物のように動いてしまうことになる。うーん。

「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争」を見る

昭和46年冬、水木は「ゲゲゲの鬼太郎」などの執筆で忙しい中、無理やりに休暇をとって、赤道直下のニューギニアを旅した。

水木は、昭和18年21歳の時に召集され、ニューギニアのラバウルに送られた。当時ニューギニアは連合軍に島の半分を占領され、日本軍の敗色は濃厚。水木二等兵は最前線の小隊に配属され、過酷な戦場を生き抜いた。

以来、26年ぶりに踏むニューギニアの大地だった。そして、これがそもそものきっかけだった・・・。(以上公式HPより)

ドラマは戦争から26年たった、昭和47年の水木しげるは自分の身の回りで起こる不思議な現象に、自身の戦争中の体験をマンガに書くこととなる。

終盤での玉砕をせざるを得ない方向へ上官が追い込んでいくところ、太平洋戦争の不条理さを描いていて痛切です。
現在と戦時中の場面の交錯。現在の場面のどことなくのんびりとした風景。戦争中の空腹感を現在の食欲で満たそうとする水木氏。そして戦死者達の幻影との幻想的場面・・・と心に残る秀作ではないでしょうか。



再放送「砂時計」を見る

ついに全60回すべて見ました。長かった・・・でも終わってしまうと淋しい。
リアルタイム放送(2007年)では、自宅にいない時間で録画したりということもあったのですが、毎日30分と言うのは時間が取れなくてなかなか大変で、特に高校生時代が完走できなかったのです。残念。

たまたま今年地元の局でAMに再放送してくれたので見ることが出来ました。
本来は昼ドラの時間帯なのですが、内容は青春ドラマ。幼馴染の恋。これを成就するという珍しいケース。いいな。
杏ちゃんがこんなに初恋にこだわるなんて、普通の女の人ならこちらを振り向かない人なら(まあ正確には大悟がうじうじしているわけだが)あっさり切ってしまうんじゃないかな。
でもこの杏ちゃんが悩むのがいい感じなんでね・・。

中高生から大人への配役のリレーが自然でいいな。椎香ちゃんだけが大人役ちょっと違うかな・・まあ頑張ってはいると思いますが。

幼馴染という自分と似た思いのある感じ。もちろんこんなに継続して付き合ってはいないので・・うらやましい。
結局はいい思い出ということになってしまう。そんなもんです。だからうらやましいこのドラマ・・。

教えていただいたある方に感謝。今夜はラプソディ・イン・ブルーを聞いて寝ましょうか。

画像は鳴き砂の琴が浜です。(ウイキペディアよりお借りしました)

DVD映画「Ray/レイ」を見る

伝説のソウルシンガー、レイ・チャールズの伝記映画。
レイロビンソンは弟と母親の貧しい家庭に育つ。事故で弟を亡くし、トラウマを負う。そしてレイはその数ヵ月後に緑内障のため視力を失い盲目となる。その後盲学校に通い。ピアノも勉強する。そして17歳でバンド活動を開始。
ミドルネームを取り、レイ。チャールズを名乗る。ツアー中にレイは有名となり、レコード会社と契約し。ヒットを飛ばす。しかしバンド活動を始めたころから麻薬におぼれて、中毒になっていく・・・。

これはすごいなー。レイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスが凄いです。(音はレイの音楽をそのまま使用している思う。だから動きだけを真似ているんだけど。これは似ています。まったくレイそっくり。)
この映画はレイが生存中から撮影しだしたそうで、残念ながらレイは完成を見ることなく亡くなったとのこと。

母子家庭に育ち幼くして失明したレイ。音楽だけを生きる手段としてさまようレイ。弟をなくしたとき自分は何も出来なかったというトラウマ。そして失明と言う苦しさから逃れるための麻薬。つらいです。毅然とした母親の教えがいいですね。常に回想される母親の姿と水でぬれる床で表されるこのトラウマ。そして有為転変する音楽人生。

レイ・チャールズ、一度だけおそらく亡くなる数年前と思いますがコンサートを聞いたことがあります。スタイルは同じで。小さめなバンドに、女性コーラス、そしてレイの弾き語り。懐かしいです。

これはDVD購入しようか知らん。日本語吹き替えで見ましたが、吹き替えの声優さんがうまいのですがクレジットが不明で。購入して解説を見るしかないのかなー?

勝手につける点★★★★★(満点は星5個)

RAY

監査法人第1回

<ネタバレあり>
監査法人は企業の命運の鍵を握る公認会計士のグループ。ジャパン監査法人の若杉健司(塚本高史)は上司の小野寺直人(豊原功補)の影響を受け、企業に厳格な姿勢で臨む監査を志す。ある日、健司は密告電話を受ける。近く監査に入る北陸建設工業に、架空売上があるという。同僚の山中茜(松下奈緒)、先輩の田代(光石研)と監査に乗り込んだ健司は、経理書類に不審点を見つける。会社の抵抗を押し切り現地調査すると、建設中や未着工の物件を多数発見、粉飾の事実を突き止める。北陸建設工業と気脈を通じる理事長・篠原勇蔵(橋爪功)は、見逃せと田代に命じるが…。(以上公式HPより)

そして北陸建設工業は建築用の足場がまだ残っている工事中のマンションを、完成したと偽装するため雨中の夜間に足場をはずす作業を強行するが、工事中に事故が起こり犠牲者が出る・・・。
結局、小野寺の命を受けた若杉は厳格監査を貫き。北陸建設工業の決算を認めない。

いきなりきつい展開。いやー激しい。まあ疲れる展開ですが面白い。話はずっとつながっていくようです。松下奈緒さんが似合っていますねー。塚本君も彼らしい。鋭い目つきが合っています。まあちょっと怖いけど。