忍者ブログ

おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

トップセールス最終回

<ネタバレあり>
第8回(最終回)
SUBの支店長となった久子は成績の悪い店舗の建て直しに成功。社長の推挙で次の社長となるが、専務の山村は面白くない。
1995年、対米強硬派の高村雅之と会社を守りたい柴田隆男は、アメリカ製の部品の購入目標をめぐる交渉になった日米自動車交渉の裏舞台で対決する。
社長になってから客との距離を感じ、自分を広告塔としか会社が見ていないと感じた久子は、これからの生き方を悩み始めていた…。(以上、公式HPを参考にしました)

SUBの支店長になった久子は成績の悪い店に過去の自分のやり方でアドバイスをし、顧客のクレームを抑え建て直しに成功します。そして現社長の推挙で次期社長になるのですが実はそれはマスコミ対策のお飾りだった。
社長になり、マスコミ対応に忙しい久子。再び同じ支店の成績が悪くなった事を気にした久子はつい現場に口を出してしまいますが、専務からクレームをつけられてしまいます。
しかし久子の発案で、車のショーに顧客を招き、直接に客から意見を聞くというアイデアで再びSUBは評判になりクレームが減ります。
そしてそのことで久子は再び現場へ戻る決心をします。

えーっとこの背景に日米自動車交渉もあり。何とか決着はするのですがそれとからめての久子の話。結末はちょっとまあドラマらしいかな・・。リアルさが・・?と思いましたが、まあ久子らしい決着では。
この流れがドラマ冒頭の、現在は自分の会社の車ではない車を進める話しをしてしまうということにつながるのか・・。なるほど。

やっぱり夏川さんのうまさ、いい感じで久子像を作っていると思います。
そう当時の出来事とからめてのドラマ作り。出来は上々です。

資料提供(でもモデルといっていいでしょう)の林久子さんの勤めていたホンダの当時のヒット車種ホンダN360です。(画像はウィキペディアよりお借りしました)
PR

トップセールス第6回ー第7回

<ネタバレあり>
トップセールス第6回
岡野の死の悲しみがいえない久子。柴田はアメリカに赴任することになる。新しい所長にトップセールスの久子が就任すると所員の誰もが思っていたが、所長になったのは谷口だった。
そして店担当のセールスレディと言う事で若い幸田留美子が営業所へやってくる。留美子は女の武器で早くも車を売上げ、谷口に同行し、顧客の細田OA機器へ・・。面白くない晴美。
しかし留美子は細田OA機器の細田専務と出来てしまい、ひそかに思いを寄せていた谷口が激怒し、細田に暴言を吐いてしまい、所長を解職される。
谷口の代わりに新しくやってきた所長は、パートの藤山の契約の解除を言い渡す。
谷口は責任を取って退職届を出し、晴美もやめ、久子も同級生の高村から教えられた外車のディーラー、SUBに転職する事を決意する。
ミヤケモータース城南営業所の所員たちは久子たちが去ることで、アベベで城南営業所解散式を開く・・。

久子がついにミヤケモータースを去る日が来てしまいましたね。久子は留美子とのことで自分の年齢を自覚してしまいます。輸入自由化で日本製の自動車の市場は厳しくなりますが、生産台数は大きくなった工場を維持するため減らせない・・。厳しい環境になってゆきます。

第7回
久子はSuBでも成績を伸ばし、ライバルのセールスマン・末長はそんな久子の一生懸命さに惹かれていく。吾郎は記者を辞め、バブル景気にのって不動産を買いあさる満田の秘書に。久子たち4人を豪華レストランに招いて優越感に溺れ、そんな吾郎に4人は危ういものを感じていた。バブルは崩壊し吾郎は転落の道へ…。(以上公式HPより)

恐縮ですが諸事情であらすじを簡単に・・。
吾郎は久子への思いを秘め、記者から不動産業界へのめりこむことに、しかしそこにはバブルの崩壊が待ち構え、法を犯した満田の手足となってしまった吾郎は身を隠す羽目になってしまいます。
久子は末長のプロポーズを一蹴しますが、その思いが真剣だった事を後で知り後悔します。久子にとってはラストチャンスだったんでしょうか。でもやはり年下の男から告白されるというのは仕事をメインと考えてきた久子には逡巡するということなのでしょうか。
吾郎の同級生達へのパーティへの誘いは自分の劣等感の裏返しと言うことなのでしょうか、記者と言うある意味同級生達の人生を突き放して眺めてきたわけですが、実はその人生の充実した部分がうらやましかったのでしょうか、一発逆転を狙ってもねー。しょうがない、哀しい。

トップセールス第4回ー5回

<ネタバレあり>
トップセールス第4回
ミヤケモータースは車の店頭売りを始めることになった。久子の発案で、来客集めのため野菜を安く販売することになる。久子の成績は営業所のトップ谷口にせまろうとしていた。
顧客の小峰酒店を訪問する久子。息子の雄二はコンビニエンスストアの管理会社に勤めているのだが、その上司と小峰酒店にやって来た雄二は、父に店をコンビニ化する事を勧める。父は拒否する。
数日後久子の同僚の谷口が雄二を連れてミヤタモタースに帰社してくる。谷口は雄二に小峰酒店へ新しいトラックを進めていたのだった。谷口の営業に思わずコンビニの件を持ち出してしまう久子。このことで谷口と衝突してしまう。
そしてトラックのこと、コンビニ化のことで久子は谷口と、小峰雄二と三人で小峰酒店へ行くのだが・・・。小峰酒店の古いトラックには店主の子供達への思いが染み付いていたのだった・・・。

酒屋さんの二人の息子の事故のエピソード、父と息子(次男)との確執を車のセールスをからめて描く。このほかに晴美の久子へのライバル意識など。うまい作り。

トップセールス第5回
久子は昔、家出し、姿をくらました父に偶然再会する。父は芝居小屋の下働きをしていた。そして出演している女優と暮らしていた。父と会った久子は動揺し仕事で失敗を繰り返してしまう。岡野所長は心配して久子から事情を聞く。そして久子の母へ居る店へ行きそれとなく久子が父とあった事を伝える。
久子の母は父と会い。話の中でもう父は別の世界に住んでいるという事を知る。母は久子に踏ん切りがついた事を話す。
体調の悪い岡野は入院する。岡野は久子に長年の顧客のある家庭をのぞいてくれないかと話す。どうもそこの息子が自分の母に暴力を働くらしいのだ。
病床の岡野の代わりに所長代行として柴田が着任し、セールスマンたちを厳しく管理しだす。納得の行かない久子は柴田と衝突する。
再び顧客の家に行った久子は息子の暴力に巻き込まれる。そこに飛び込んで久子を救ったのは入院しているはずの岡野所長だった・・・。

最後には岡野の死というきつい展開。久子にとっては憧れの人であり恋人でもあり父でもあるという岡野・・。蟹江敬三さんが素晴らしいです。ヒューマンで。

DVD映画「魂萌え」を見る

定年を迎えた夫・隆之と平穏に暮らしていた敏子だったが、隆之の急死によってその生活は一変する。亡くなった夫の携帯にかかってきた見知らぬ女性からの電話、8年ぶりに突然現れ、強引に遺産相続と同居を迫る長男。矢継ぎ早に迫ってくる孤独と不安。平凡な主婦だった敏子にとって未知なる体験が次々とやってくる…。(以上GOO映画より)

TVドラマでも見ました「魂萌え」。映画版は風吹ジュンさん主演。信じていた夫に長い間裏切られていた事を知らなかったごく普通の主婦が、夫の死後愛人の存在を知り生き方が徐々に変わっていく。
イヤーここでも女の人は怖いです。終盤の同級生達との池での若者とのやりあいもいかにもおばさん。たくさん居ればこんなもの。でもちょっと痛快。ピンキーさんが熟年女性を演じているのが、まあそういう年だろうとは思うんだけど何かがっかり。でもよく演じますね。
映画の中での男がすべてだらしがないというのがどうも・・まあ確かにそうでしょうけども・・皆イケメンなのに・・。

勝手につける点★★★★(満点は星5個)・・・やっぱりドラマ版の高畑さんのほうがいいなー。


DVD映画「夕凪の街、桜の国」を見る

(夕凪の街)
原爆投下から13年後の広島。そこに暮らす平野皆実は、打越に愛を告白される。だが彼女は、原爆で父と妹を失い、自分が生き残っているという事が深い心の傷になっていた。そんな彼女の想いを打越は優しく包み込むが、やがて皆実に原爆症の症状が……。
(桜の国)
半世紀後。今は東京で暮らす皆実の弟・旭は、家族に内緒で広島の旅に出る。そんな父を心配する娘の七波は、ひょんなことから友人の利根東子と共に、旭の後を追って広島へ向かう……。
以上GOO映画より

原作は広島在住、こうの史代さんのコミック。こうのさんの一家は被爆者ではありませんが家族の助けを借りて昭和30年代の取材を行い、コミックス化したそうです。
原爆投下時の描写はごく短時間のイラストで描かれています。反戦の訴えは押さえられたものと思いますが、瀕死の皆実さんの
「原爆を落とした人は私を見て『やった、又ひとり殺せた・・』とちゃんと思うてくれとる」
と言うつぶやきが痛切です。

映画は原作を忠実に映画化しており、若干の設定変更があるだけ。原作で暗示されている、旭と打越の再会シーンも、台詞を加えてわかりやすくなっています。そのシーンのために皆実のなくなる場所を移動させていること、その瞬間に打越もいるということに変更されています。

しかし原作の雰囲気はまったく損なうことなく映画化されており、特に皆実の麻生久美子さん、フジミの藤村志保さんが抜群に素晴らしい。
昭和30年代の広島の河畔のバラックのセットがリアル。CGはまったく使われていない(と思う)。
久々に心に残る映画でした。

勝手につける点★★★★★(満点は星5個)・・・素晴らしい

映画「夕凪の街、桜の国」

原作コミックス「夕凪の街、桜の国」

DVD映画「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」を見る

両親の訃報を受け、音信不通だった澄伽が東京から戻る。家には、母の連れ子だった兄・宍道と結婚相談所の紹介で嫁いできた兄嫁・待子、内向的な妹・清深がいた。4年前、女優になることを反対された澄伽は、同級生を相手に売春して自己資金を貯めた。それを清深が漫画にし、雑誌に掲載されたことを澄伽は恨んでいた。ある日、澄伽は新進の映画監督が次回作の主演女優を探していることを知り手紙を書く。思いがけずに返事が来て…。
(以上GOO映画サイトより)

いやー驚きました。怖いですね女の人は。まあ知らないわけじゃないですが。清深さんの最後のやり返しが痛快に思えてしまう。サトエリが抜群に怖いです。女性と言うより人間の毒をえぐってます。まあでも又繰り返しては見たくはない映画です。

DVD映画「ALWAYS 続三丁目の夕日」を見る

続編では
鈴木オートに一平のはとこ美加がやってくる。
茶川さんが芥川賞候補に?
六子の幼馴染武雄が悪い仲間にそそのかされて詐欺事件に関与してしまう。
茶川の元から去ったはずのヒロミ。でも彼女はある街のストリップ小屋に・・。

それぞれエピソードの結末がつけられるんだけどこれは原作ではどうなのか不明なんですが、まあみんないい話なのでスッキリするんだけど・・。いいのか。お話のまとまりは続編のほうが盛り上がりがあっていいかな・。
こだま号なども出てきて懐かしい・・。

TV放映の映画「地下鉄(メトロ)に乗って」を見る

<ネタバレあり>
長谷部真次は下着メーカーの営業マン。自分勝手な父との折り合いが悪く、母が離婚した後は、母方の姓を名乗っている。ある夜弟から父の急病の知らせが入る。
地下鉄のホームで真次は小学校の恩師に出会う。
帰宅しようとして地下鉄の地下道を歩き始めるが、若くして亡くなった兄が通った様な気がして後を追いかけ出口へ、するとそこには昭和30年代の町並みが広がっていた。急いで売店の新聞の日付を見るとそこには昭和39年の文字が、真次はタイムスリップしたのだった。
パチンコ屋で兄を見つけた真次。訝る兄に帰宅を進める真次。実は今日は昭和39年の同じ日だとすれば兄の命日だったはず。兄は外で事故に会って亡くなったはずだった。

現代に戻った真次。不倫相手のみち子の部屋へ・・・いつしか眠ってしまう真次。

気がつくとなぜか終戦直後の闇市にいた。そこで彼はアムールという男に出会う。真次はアムールと闇取引の現場に巻き込まれてしまう。そしてそこでなぜか現在のみち子が自分と同じくタイムスリップしていたのだった。

目が覚めそばにはみち子がいるのに安心する真次。しかし真次は再び地下鉄でタイムスリップしてしまい戦時中の地下鉄に乗っているそしてその電車に乗ってきたのは出生する兵士の姿のアムールだった。そして彼は胸に真次の父親の小沼佐吉の名があった。驚く真次。アムールは彼の父親の若き日の姿だった。満州に送られるアムールに真次は生還できる事を断言する。ただの占い師としか真次の事を思わないアムールは出征していく。

再び昭和39年、公衆電話で父といい争いしている兄を見つけるが、兄は切れて道路に飛び出し・・・その場にへたり込む真次。

現代に戻った真次。社長にタイムスリップした話をするが・・・。

どうも放送時間に合わせて編集されているので、最後のみち子が自分の母と出会うシーンへのエピソードが不明。振りはあったはずなのにカットとされている思うのだが。
堤君はさすがにうまい。今は引退している岡本綾さんのみち子はクールさが合っているのかな。でも母親とのシーンのみち子の気持ちの変化が見えない。最後のあのシーンに至る必然性が不明。まあこれは演出のせいだと思いますがね。
ちょっと残念。

51iboPhpHfL__SL500_AA300_.jpg










DVD映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を見る

やっと入手しました「ALWAYS 三丁目の夕日」。TVで少し見たような気はするのですがじっくり見るのは初めて。原作は漫画誌で昔は見ていました。
この映画はマンガの主要な登場人物の設定を借りたオリジナルなもののようです。
原作と違うところは、
鈴木オートの従業員の六平君は女の子に変えられています。
茶川が育てている淳之介の母は再婚していて、淳之介と一平が実母に会いに行くというエピソードが作られています。

やっぱりCGはうまく作られていますが、ここだけは違和感は残ります。
とはいえセットとか昭和の作りは全体としてはうまいかな。
淳之介の話、いい話なんだけどちょっと感情過多かなと思います。
吉岡君は茶川のイメージとしては若すぎるけど、うまいね。
小雪さんの今っぽくクールなのがなんだかな。
鈴木オート社長の堤さんはちょっと垢抜けしすぎているかな。
町工場の親父さんの面影はない。

でも全体的には懐かしい感じ。クジの「スカ」が懐かしい。
おじさんの記憶に訴える、まあどうと言う話ではないのですが、
ジーンとは来てしまう。

再放送「パパと呼ばないで」第8回を見る

ケーブルTVで見ました。懐かしい。まあそうは言ってもリアルタイムではほとんど見てないと思いますが、その当時この時間帯はたぶん食事中とすると居間のTVで親父の好きなNHKを見てたというか見せさせられたというか。
今回は右京(石立鉄男)が千春(杉田かおる)の通う幼稚園の学芸会の踊りの練習をするという話。右京は幼稚園の大竹先生に恋してしまいます。まあ結局大竹先生には婚約者がいて・・・。といういつものような展開というわけなんですが・。この先生役の望月真理子さんが清楚でお美しくて。すでに2000年ごろご病気で亡くなられているそうです。(享年50歳)。残念。