都古は輝明の様子を聞いてきた。輝明からのはがきにもう家には行きませんと書いてあったと話す。結婚したら今までとは違うと言うことが分かったんじゃないかなと話す。里江は明日の人間ドックをキャンセルしようかなとりなに話す。りなはお母さんには元気でいて欲しいから行ってと言う。自分が早く帰ってくるからと話す。
しかしりなは翌日の夕方精神科医の堀田のところにいた。輝明の症状を話すりな。りなは「母は自分の自由にしていいって言うけど、ずっと私にお兄ちゃんのこと見ててほしいんじゃないかって」堀田は微笑む。
動物園、古賀は自分の息子のことを思い出している。路地で息子がパニックになっている知らせを受けて、路地に行くと息子がしゃがんで奇声を発していて、通行人が取り囲んでいる。しかし古賀は割って入れなかった。息子に背を向ける古賀、そこに古賀の妻が現れ古河をにらみつけ集まった通行人に謝りながら息子の側へ行く。思い出して頭を抱える古賀。
大竹家。真樹が作ったビーフカレーが気に入らず。カレーははやっぱりチキンカレーと固まる輝明。動揺しながら急いで鶏肉を炒める真樹。
秀治がやっと帰り。あらためて結婚したときの約束。いずれは輝明を施設に預けると言うことを確認する真樹。あいまいな返事をする秀治。
翌日動物園。輝明が突然いなくなる。探し回る職員たち、古賀は都古に電話を入れ輝明がこだわっていることを聞く。
いつもの公園の木の下にいる古賀と都古。側には輝明が眠っている。古賀は都古に離婚した妻は息子に父親は死んだことにしてるらしいと言う。都古は輝明に渡して欲しいものがあるとはがきを差し出す。
夕暮れ時。やっと輝明は目を覚ます。古河は輝明に動物園に帰ろうと言う。そして都古のはがきを渡す。古賀は輝明に、頑張っているのをお父さんはきっと喜んでいるよと話す。輝明は「お父さんは、2003年に死にました。」「お父さんは、遠くに行きました。いつ戻ってくるのかなー」「待ってるの?」穏やかな表情で空を見上げるテル。古賀は溢れる涙を抑えきれない。「動物園に帰ります。」テルが立ち上がる。自転車を押しながら、都古のハガキをしっかりと持つテル。はがきにはこう書いてある。
『テルへ テルは動物園の飼育係です。テルは動物園の動物たちが元気でいられるよう、一生懸命お世話をして下さい。約束です。』「約束です。」テルが晴れやかな表情でそう呟いた。
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<ネタバレあり>
第6回
動物園で輝明は進歩を見せ飼育日誌が書けるようになる。驚く古賀。
都古が動物園を辞める前日、里江が輝明に都古が動物園を明日で辞めることを話す。無表情の輝明。そしていつものように都古へはがきを書く。
翌日都古は古賀に輝明のことを頼む。都古は古賀が自閉症のことをよく知っているのではと聞く。古賀は自分には自閉症の息子がいることを話す。そしてそのことをどうしても認めることが出来なかった。離婚してからは会っていないと話す。そして夕方、一緒に帰る輝明と都古。いつもの木の前でいつものように別れる。
数日たち、大竹家、明日は動物園の休日。里江は輝明に明日はチキンカレーを一緒に作る?と聞くが、輝明は都古の家に行くと言う。里江は都古は結婚しているから今までのようにしょっちゅうは行けないのと話す。輝明は納得してない様子。
翌日輝明はりなに都古の家の住所を聞く。
都古は料理をしていると、いきなり輝明が尋ねてくる。驚いてどうやってきたのか聞くとりなが書いた道順の紙を見せる。河原が帰ってくる。輝明に座ったらと言うが、輝明は立ったまま。都古が河原のいる動物病院へ行かなくてはいけないのと言う。輝明はどうしてと聞く。河原さんの動物病院で働いているから。河原さんと結婚したから、結婚っていうのは、ずっと一緒に仲良くしようっていう約束することなの。私は、河原さんと約束したの。と輝明に話す。無表情の輝明。
帰宅した輝明はいつものように手洗いとうがいをする。里江が都古ちゃんのところへ行ってきたのと聞く。輝明は行かないと言う。都古ちゃんのところにはもう行かないと繰り返す輝明。心配そうな里江。
動物園、マレーバクの説明文を読み勉強している輝明に古賀が輝明の父のことを話し掛ける。輝明は父は2003年に死んだという。古賀は抽象的な質問をしてはいけないと気がつき、お父さんと遊んだの?と聞く。お父さんはお仕事です。お父さんとは遊ばないと繰り返す輝明。古賀は自分の息子のことを思い出す。妻に言われても仕事中だと嘘をつきなかなか自宅に帰らない自分を・・。
動物園から帰るのが遅くなった輝明に秀治が何をしてたのか。残業と聞く。輝明は何度も手洗いとうがいを繰り返し食事をしようとしない。里江はというつめないようにと秀治に言う。りなは都古さんの家に行ってから様子がおかしいと話す。
輝明が自分の部屋に帰った後、都古から里江に電話がかかってくる。(つづく)
<ネタバレあり>
第6回
剛洋は、剛利の経済的な負担を考え、学校を辞めることを考えていると五島に打ち明けた。ところが茉莉子と重雄らの心配をよそに、剛利は仕事場に戻ってしまう。星野正一は、進学する子供たちのために新しい制度を作ることができないかと奔走。重雄も珍しく何かを考え込む。
正一は剛利に奨学金制度の了承を村長から得たと剛利に電話し。剛洋を奨学生にするようにはなすが、剛利はなんとも返事をしない。
一方、剛洋の親友・山下邦夫は、漁師の仕事に憧れているが、両親から船に乗ることを許されず、なにかと剛洋と比べられてクサっていた。そんなとき、邦夫は煙草を吸っていたことを両親に知られてしまう。問い詰められた邦夫は、煙草は剛洋が東京から持ってきたと嘘をつく。
自己嫌悪で落ち込む邦夫を励ます茉莉子。すると突然邦夫が腹痛を訴えて倒れた。邦夫を診察し腸閉塞と診断したコトーは、ミナ、和田とともに緊急手術を始める。
手術は何とか成功し、邦夫は回復へ・・。
重雄は剛利の新しい職場にやってきて、正一が考えている奨学金の話を繰り返し説得するが、剛利はかたくなに断る。重雄は怒って帰ってしまう。
しかし島に帰って重雄が漁師仲間に何で連れて帰らなかったのか責められていると、いきなり剛利が現れる。剛利は漁師たちに頭を下げ、海の仕事で使ってもらえないかと言う。皆は了承するが、重雄は一人、剛利に外に出ろと言う。そして港に昔剛利が漁師を辞める時に売却した船を指差す。驚く剛利。漁師たちで金を出し合って買い戻したのだと言う。重雄は、自分が話しに行った時に剛利が一緒に帰らなかったので一時はどうなるかとはらはらしたと話す。一同に深く頭を下げる剛利。
そして剛利は剛洋をつれて海に出る・・・。
一気にアップしました(またかよ)。いい話。漁師仲間結束が強いですね。やっぱり漁師が似合う剛利・・。よかったです。
<ネタバレあり>
第5回
剛洋は下宿しているおばさんの計らいで剛利と島へ帰ることになる。しかし剛洋は剛利と連絡が取れない。
剛洋は先に島に帰ってくる。心配した茉莉子と重雄は剛利の職場に連絡をする。そして剛利が起した事故のことを知る。重雄は正一に剛利のことを話してしまう。
そして剛利が島に帰ってくる。
正一が剛利に会いにくる。そして困っていることが有ったら相談してくれと話す。剛利は無言のまま・・。
剛利は茉莉子の店にやってきて重雄に余分な事をするな。自分でなんとかすると言う。重雄は激怒しけんかになってしまう。
翌朝茉莉子は剛利に話をするが、剛利は天気を気にする。
夜は嵐となる。真人の船が帰ってこないという、船には剛洋も乗っていると言う。無線が船とつながり剛洋は魚を取る縄がスクリューに絡まって動かないと言ってくる。そして真人も綱に巻き込まれて怪我をして動かないと言う。慌てて船を出す重雄。そして剛利も強引に重雄の船に乗り込む。現場に着いた剛利はなれた手つきで真人を助け出し。海に潜ってスクリューに絡まっている綱をはずす。こうして真人と真人の船も助かる。
診療所で剛利は五島に事故で借金を作ったこと、そして騙されて剛洋の学費を無くしてしまったとはなす。しかし部屋の外では剛洋が立ち聞きしていて、剛利はそれに気がつく。帰宅した剛利は剛洋に謝ろうとするが、剛洋は父に島に戻って一緒に暮らさないかと言い、今度のことでお父さんを誇りに思うと話す。涙をこらえる剛利。
翌朝剛洋が起きると父の先に帰ると、勉強頑張れの置手紙が・・。
<ネタバレあり>
第4回
島の豊年祭りが近づいてきた。星野正一は浮かない表情。正一は2年前の祭りの日に祭りの酒に酔いつぶれ妻昌代が倒れたのに気がつかなくて、治療が遅れたのを気にしているのだ。
一方剛利は事故の保証金のために400万の支払いを余儀なくされる。
病院から帰ろうとする剛利、島の後輩の宮野から声をかけられる。
島ではミナが昌代から2年前のことを話していた。正一が帰ってきてミナと話す。すると昌代が倒れていることに気がつき驚く。昌代は転んだと言い、起きようとする。
ミナがコトー先生に星野家でのことを話している。それ以来正一は落ち込んでいると言う。五島は後で往診に行くという。
茉莉子の店で重雄が正一を祭りに来るよう話している。2年前よりはよくなっている。これからもどんどんよくなるから・・。と話す。
重雄は正一を診療所へ引っ張ってきて。五島に昌代の症状のことを聞く。五島は正一に今まではずいぶんよくなってきた。話も片言ではあるけど話せるようになってきた。右手の麻痺は残るけど、残された左手で生活の質を上げていくことを考えていくのがいいと話す。重雄は驚くが、正一は納得して帰っていく。
剛利は宮野から聞いた未公開株の話が忘れられず、遂に電話をしてしまう。
祭りの日、重雄は正一に魚を持ってやってくる。そして先日のことを謝り、乱暴な言葉ですが実は正一に元気を付けて帰っていく。
昌代は港まで行こうと正一を誘う。驚く正一。昌代のペースでゆっくり歩くが、港への途中で暗くなってしまう。ベンチに座った二人、昌代が隠し持っていたビールを正一に差し出す。そして正一の指に28と書き。お祝いとゆっくり話す。正一は結婚してからの年月に気がつく。ビールを飲む二人・・。
一方剛利は食堂で宮野の会社の記事に気がつく。未公開株の詐欺で逮捕されたとある。呆然と立ち尽くす剛利・・。
<ネタバレあり>
第6回
波多野の書いた記事が雑誌に載り発売された。そして美希の学校では職員室やクラスで話題になってしまう。
静香は激怒し、智志に学校を休むように言うが、智志は美希との約束を果たすため学校へ行く。的場クリニックで検診を受ける美希。そして翌週にはもう中絶出来ない時期に入ると言われる。しかし美希の決意は変わらない。的場医師はこのクリニックで面倒を見ますと言う。
職員室では一刻も早く自主退学をさせようと香子にも話が行く。承諾し、美希の意思を確認すると言う香子。でもどこか納得できない気持ちがあるよう。
家にいる美希、健太が早退して帰ってくる。理由を聞くと、美希のせいだという。そして出て行ってしまう。一之瀬家に静香が現れ、雑誌の記事を美希に見せる。驚く美希。美希に中絶するよう説得する。しかし美希は生むと言う。父親のない子供を育てるのは大変と自分の体験を静香は話す。そして帰っていく。
智志の学校でも雑誌の記事が話題になっていて、智志に嫌がらせが始まる。
家にいる美希に香子から電話が入る。健太が学校をサボって公園にいる。美希は健太が自分のことでいじめられていることを知る。
美希はマコトの店に行き、子供が生まれるまでここで働かせてと話す。美希は夜、家族に家を出るとはなす。しかし加奈子は子供が生まれてもこのことは隠せないから家にいなさいと言われる。そしてこれからいろいろなことを言われるけど覚悟しなさいと話す。
学校で香子がクラスで美希のことを話そうとするが急にやめて、校長室へ行き校長に美希が休学扱いに出来ないかどうか話す・・・。
美希は産科の受診や体調を日記をDJ風にラジカセで吹き込む・・。そして冬になり・・。美希は役所に母子手帳をもらいに行く。美希を見て訝る職員たち・・。
一気にアップしました。うーんあざとい話。しかし家族の暖かいこと・。これが救いだけど。でも結局静香が美希に言った世間を敵にまわすと言うことがリアルだと思う。何かとても切ない話になっていく・・。
<ネタバレあり>
第5回
美希が気になる智志は空港から引き返してしまう。激怒する静香。
美希は加奈子と学校からの帰り道。学校での美希の宣言を立ち聞きした加奈子は美希に気持ちは変わらないのと聞く。
翌日忠彦と加奈子、そして美希は的場クリニックへ、美希は医師に生みたいと話す。忠彦は賛成していないと言う。加奈子はよろしくお願いしますと言う。それを聞き激怒する忠彦。美希は先生と二人で話し合う。美希の決意が固いと知った的場医師はスタッフと引き受けられるかどうか検討すると話す。微笑む美希。
職員室、担任の香子は悩んでいるが、先生たちは退学させるのがという意見が大多数。廊下を歩く香子にクラスの皆とは意見の違う真由那が来て助けてやったらと言う。
香子は一之瀬家に行き、自主退学と言うことになりそうとはなす。
先生が帰ったあといきなり静香が尋ねてくる。そして智志が空港から逃げ去って行方不明と話す。そして加奈子と美希をなじる。そして美希が生むつもりと言うと驚く。美希は智志には迷惑はかけないと話す。静香は智志は父親にはならないからと話。二度と合わないでと言い残して帰っていく。
マコトから智志が店にいると連絡が入る。加奈子は美希を車で店まで送っていく。そして外で二人だけで話す。美希は中絶はしなかったと話す。智志は美希には何もしてやれないと嘆く。美希は智志が生きているだけでいい。学校で勉強してくれればいい。お父さんにならなくていいと話す。そしてもう分かれようと話す。二人で話しているところへ静香が車でやってくる。智志は抵抗するが強引に連れ去ってしまう。
美希は休日の学校へ行き香子と話をする。そして放送室へ行き最後のDJをする・・。
<ネタバレあり>
第4回美希が産婦人科から逃げ出した時、忠彦は智志に会っていた、智志をなじる忠彦、返事をすることが出来ない智志。忠彦は智志に美希にもう会わないように話す。忠彦の携帯が鳴り加奈子が美希が逃げてしまったと連絡してきた。驚いて喫茶店を出る忠彦。後に続く智志。隣の席で話を立ち聞きした波多野が外にいて智志に話し掛けようとする。智志はそのまま走り去る。
美希は加奈子に見つけられ逃げようとするがバイクにはねられてしまう。
的場産婦人科。美希が手当てを受けている。かすり傷のよう。美希の学校では恵が美希のことを話してしまい、先生にも知られることになる。
加奈子は美希を新生児室に連れて行き、子供を生むのは大変なことと諭す。
智志は静香に海外へ一緒に行くつもりと言われる。
智志は一之瀬家の前まで行くが健太に声をかけられ逃げてしまう。
健太は帰宅した加奈子に学校から加奈子に呼び出しの電話が有ったと告げる。
翌朝加奈子は美希に学校で聞かれたら本当のことを話すという。納得する美希。
智志はマコトの店に美希への伝言を残す。
マコトは一之瀬家に電話をし美希に智志の伝言を伝える。「ごめん、でも会えてよかった」それを聞いた美希は決意をする。
中学校、加奈子は先生に聞かれ美希が妊娠したことを認める。同じ頃美希は学校に向かっていた。教室に行き驚くクラスメートに妊娠したことを告白する。驚くみんな。そして一様に拒否反応を示す。美希はおなかの赤ちゃんに会いたいと話す。クラスは静まり返る。そして美希を廊下で加奈子が見つめていた。
<ネタバレあり>
携帯電話会社に勤める山下徳久は、3週間の休暇をもらい実家の徳島に、婚約者の翔子を連れて帰る。実家はお寺で、父の徳大は実は末期がんで余命半年だと言う。徳久は母の道代に徳久がお寺を継ぐと父に嘘をついてしまったと告げられる。驚く徳久。お寺を継ぐのが嫌で東京へ出てサラリーマンになった徳久。しかし父からお礼を言われると心にもなくお寺を継ぐという言葉が出てしまう。一緒に来た翔子には徳久の言葉を聞いて、結婚のことを考え直したいと言われてしまう。
そして徳久は徳大に修行と言うことで休暇を利用して遍路に行くことを進められる。父を騙すため仕方なく納得する徳久。あきれて帰京する翔子。
徳久は遍路に出た最初の寺で大先達の坂田に出会う。そして定年退職した元上司の寺島夫婦に出会う。坂田は妻の靖子に夫婦は空気みたいなものと言うが。靖子は夫婦の関係を見直すために遍路の旅に来たという。そしてもう一組の夫婦、進藤夫妻。しかし坂田は夜進藤夫婦が橋の上で泣いて抱き合う姿を目撃する。そして若い看護士のエリ。ホストのヒロシ・・。徳久の前に現れた遍路道の同行者はそれぞれ事情がある人たちだった。そしてなぜか実家のお寺で別れたはずの翔子までもが遍路姿で現れる・・・。
面白いですね。個性的な人ばかり。団塊の世代が理屈ぽいって?原田さんにいわれたくはないよ。なぜか伴奏音楽担当の元YMO細野さんまで現れて??どうなるんでしょうか。今回は振りが多い・・。
里江は輝明に結婚と言うことが分かる?と聞く。そして輝明に兄が結婚したことは新しい家族が出来ていいことと話す。そして結婚はする人もいれば、しない人もいる。結婚するのが良くて、しないのが悪いっていうわけじゃない。結婚だけじゃない。輝明は、人より苦手なことが多いけれど、それだって同じ。出来ることが、多いことが良くって、少ないのが悪いっていうわけじゃないの。と話す。黙って聞く輝明。
翌日。いつもの一本の木がある野原。都古は輝明に、引っ越して河原と一緒に暮らし河原と結婚することを話す。そしてもう少ししたら動物園を辞めて、河原の動物病院を手伝うことになることを話す。黙って聞く輝明・・。都古は結婚パーティをするからテルも来て。という。
結婚パーティ当日、輝明は都古に花束を渡す役となる。
会場。動物園の仲間たちも呼ばれている。そしてパーティが始まる。園長の長い挨拶。そして古賀の微妙な歌。その間も輝明はバイキングで出ていたチキンカレーを淡々と食べている。心配になる三浦。
千晶が花束贈呈の時間になってことを伝えに来る。花束を母から渡される輝明。
花束贈呈で、都古と河原が前に出てくる。輝明は、スポットライトを浴びながら、ゆっくり二人の前に歩いていく。そして、花束を持ったまま二人に並んでしまった。都古は微笑み、そして周りのみんなは不安そうに輝明を見つめる。しばらく都古の隣りにいたあと、輝明は都古の顔を見ず、花束を押し付けた。
戸惑いながらも、それを笑顔で受け取る都古。「テル。ありがとう。」会場からの拍手。「今のなに?怒ってるの?緊張しているだけ?」とりな。「どうなのかしらね。」と里江。「輝明さん、どうもありがとうございました。」
千晶に誘導され、輝明がゆっくり母たちの元に戻っていく。河原の挨拶。そして二人が一緒にお辞儀する。会場からの温かい拍手。都古の瞳から涙が溢れると、河原がハンカチを差し出す。その様子を、じっと見つめていた輝明。「都古ちゃんどうして泣いているの?いいことなのに。いいことなのに。」「そうだね。笑わなきゃいけないのにね。」都古はそう言い泣き続ける。「都古ちゃん。僕が代わりに笑ってあげる。」そう言い、輝明は静かに微笑む。「ありがとう、テル。」都古はそう言い泣き続けた。
結婚してしまいましたね。テルはどうするのでしょうか。受け入れているような雰囲気も有りますが?