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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

翼の折れた天使たち〜第2夜「サクラ」(つづき)

傷ついた遥は帰宅する。父が待っていて、遥に明朝犬を連れて一緒に公園に行こうという。いらついた遥は父に不満をぶつける。父は負け犬だとはき捨てる。そして遥は工場を飛び出す。気がつくとさっき父が言っていた公園に来ていた。いつのまにか雪が降ってきてサクラのつぼみが膨らんでいた。遥はそこで子供のころ捨て犬を見つけたことを思い出した。子供の遥はこの犬を買いたいと父に訴える。父はそのとき、この犬は捨てられて、人に裏切られ傷ついているんだ。飼うのなら遥はそんな思いをさせないと約束できるかといわれる。遥はそのことを約束し犬を飼うことになる。遥は今の自分は人を裏切って傷つけていることに気がつく。
遥はまじめな父の行き方を思い出す。工場の製品に納得できないことがあるとすぐに責任を認め発注元に謝る父。お父さんは自分らしく生きられればいいという。
遥は涙する。すると追いかけてきた父と飼い犬がいた。遥は父に謝る・・・。父はただ微笑するだけ・・・。
エリカちゃんがうまいなー。蓮さんはちょっとしょうがない。へたれすぎ。へたれた人がいい人というわけではない。今回は予定調和がひどい。お金をかけて騙してもらうというのはあるのかな??
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翼の折れた天使たち〜第2夜「サクラ」

<ネタばれあり>
零細な部品の工場を経営する父の仕事の挫折のショックで、娘の遥(戸田恵梨香)は出会い系カフェにサクラ(客に見せかけ実は店が雇った交際相手要員)として登録し、複数の男との店外交際で男からプレゼントをさせ、貰った物を質屋に売り払い金を儲けていた。
遥は帰宅しても、工場を閉鎖してしまい毎日飼い犬と戯れている父とは会話をせず、まじめだが不器用な父をバカにしていた
しかしある日、偶然出会った若いサラリーマンの光輝と知り合う。
すっかり光輝を気に入った遥は出会い系カフェの客を放っておいてその男とだけ交際するようになる。
遥は自分を有名大学の大学生と言い、父は大きい会社を経営していると嘘をついてしまう。ある日遥は光輝と待ち合わせてタクシーに乗るが、そのタクシーの運転手は父だった。遥は驚く。タクシーの中でも光輝は父の会社の話をするが遥はあいまいな返事しか出来ない。
おつりを受け取る遥に父は客に対するお礼を言うだけでほかに何も言わない。
ホテルでベッドを共にした後、光輝が会社の命令でアメリカに留学しなければならなくなったといい、遥も一緒に来ないかと誘われる。
遥が帰宅しても父は遥に何も言わない。父は母に遥ももう大人だからとさびしく笑うだけ。
翌日、遥はいままでの嘘を告白しようと光輝の部屋に行くが、話を聞いた光輝は冷たい態度だった。驚く遥に追い討ちをかけるように、遥がネットカフェで男を食い物にしていたことを叱責する。
そして隣の部屋から出てきたのは冷たくしていたネットカフェの遥の客の一人の和田だった。
和田は遥に、だまされるということはどういうことかと知らせるために金を出して光輝を雇ったという。光輝は黙って部屋を出て行く。
逃げ出そうとする遥を、和田は捕まえて襲おうとするが、やがて和田は自分のしていることに嫌気が差し力を抜いてしまう。そして遥に出て行くように言う・・。

映画「隠し剣鬼の爪」

<ネタばれあり>
TVで見ました。
たそがれ清兵衛に続く庄内地方のある藩を題材とした時代劇。
隠し剣鬼の爪とは、主人公の宗蔵が最後に心ならずも討たなければならなかった剣術道場で同門の武士。その恨みを果たすために短刀を使った武術のこと。何かどうも仕事人のような・・・。
永瀬正敏がナチュラルな強いけどちょっと大人しめな武士、宗蔵を演じる。松さん演ずるきえはかつては侍女として主人公の家に仕えていたが商家へ嫁に行ってしまう。しかしそこでこき使われ体を壊してしまう。昔から思いがあった宗蔵はきえを商家から救い出し、屋敷で休養させる。商家とは離縁をさせる。
しかし武士と町人。身分違いで思いはあってもどうしようもなく、きえの体調が戻りきえは実家に帰ってしまう・・。

永瀬君うーんちょっと淡々としすぎのような、立ち回りはいいのですが、松さんは相変わらずうまい。一定のよさ。それだけに永瀬さんのちょっと不器用な感じが際立ってしまう。
やっぱり比べてはいけないのだがたそがれ清兵衛の真田君のほうが数段いいのではないかな・・。

翼の折れた天使たち〜第1夜「衝動」(つづき)

病院のICU裕紀の母が来る。裕紀はこの病院に入院している白血病の患者だと母親は言う。もう長くないという。
母は裕紀が気になっている子がいるという。その子のことが書かれているノートを見せる。ユリはその子が自分だと気づく。病室の窓からはあの廃墟のビルの屋上が見える。今日もその窓の外を見ていて急に飛び出したという。母はあなたのことをずっと気にしていた。そのことを知ってほしいと話す。
帰宅したユリは、留守番電話のメッセージに裕紀の声が入っていることを知る。そこには自分の病気のこと、窓の外を見てユリの行動が気になっていたことを告げる。そしてユリに、生きるということは意味がある・・。といっていた。メッセージは途中で切れていた。

1ヶ月がたった。ユリは相変わらずコンビニで働いている。でも裕紀はもう店にはこない。永遠に・・・。
ユリは生きる意味なんてわからなくてもがんばってみようと思う。すると変われると思う・・・。

いきなり重い・・。第1シリーズよりこれはきついかな。さとみちゃんはうまい。佐藤隆太君はいいんだけど。余命いくばくかの患者には見えない。久しぶりに丘みつ子さんを見ました。懐かしいです。変わってなくてお若いですね。

翼の折れた天使たち〜第1夜「衝動」

<ネタばれあり>
自殺願望のあるユリ。コンビニの夜勤が終わると立ち入り禁止の廃墟のビルの屋上に行き柵を乗り越える・・・。しかしそこに佇んだあと再び柵の中に戻る・・・。これを繰り返していた。
ある夜、コンビニの外でダンボールの整理をしているユリ。コンビニ前の駐車場で酒を飲んでいた若者たちの一人が酒に酔い、ビール瓶を割って切れ端を仲間たちにかざし暴れて切りかかろうとする。ユリは魅入られたようにその若者の前に立ち、傷を負ってしまう。
それを見ていて驚く店員と客。そして客の若い男がユリを追いかけて声をかける。男は裕紀と名乗る。無視するユリ・・。
昼間、ユリは心療内科で定期健診を受けている。
<ユリの家は母子家庭で、子供のころは母からかまってもらえなかった。高校生のときユリがリストカットしたときでも、母親はユリのことが理解できないと言い。医師にユリのことを押し付けてしまう・・。>

病院の帰り、裕紀と出会うユリ。逃げるように廃墟のビルの屋上に行くユリ。しかし裕紀が追いかけてきた・・。ユリは死ぬか生きるかここで決めるという。決めないと生きられないという。裕紀はユリの言葉に固まってしまう。
裕紀とユリは電話番号の交換をする。何日かがたったが裕紀はそれからコンビニには来なくなった。ユリの部屋の留守番電話にはメッセージは入っていなかった。
又1月がたち心療内科で検診を受けるユリ。医者には又何も変わったことはないというユリ。
ユリは母のところへ電話をする。母は電話をしてきた理由を聞く、そのことに切れてしまうユリ。そしていつもの口げんかになってしまう。廃墟のビルの屋上に向かうユリ。柵の外に立つ。今度こそ飛べるという。そこに裕紀が飛び込んできて、ユリを柵の中に戻す。
いつも邪魔されると怒るユリ。裕紀はユリに頭を丸めたと帽子を取って坊主頭を見せる。ここから出ようとユリの手を引く裕紀。しかし裕紀は急に倒れてしまう。

ハゲタカ第2回

<ネタばれあり>
2000年。鷲津は、買収ビジネスに乗り出す。ターゲットは老舗玩具メーカー「サンデートイズ」。サンデー社は、社長の大河内瑞恵を筆頭に、一族が会社を私物化する悪しきオーナー企業であった。
鷲津は、サンデー社の不良債権を債権者から買占め筆頭債権者に踊りでる。
そして会社の売却を瑞恵に迫る。
サンデー社のメインバンクとして三葉銀行からサンデー社に乗り込んだ芝野は、何とかして会社を再建させようと奔走する。
サンデー社の現経営陣の報酬を鷲津が保障することで、サンデー社の経営権を鷲津に譲渡させる、という売却の件を瑞恵にはねつけられた鷲津は、サンデー社を再び訪れ資産の仮差押申立書を示し、瑞恵をあわてさせる。そしてゴールデンパラシュートと呼ばれる札束攻勢で、瑞恵の息子、伸彰を引き込んでサンデー社の経営陣を瑞恵から離反させようとする鷲津。金で人の心をも買い叩こうとする鷲津に怒りを覚える芝野は鷲津に詰め寄る。
しかし、7年前、由香の父親・三島健一が自殺した時、芝野がかけた言葉が私を変えたと鷲津に告白され、芝野は困惑する。

失踪中の「西乃屋」の治が工事現場で働いていることを由香から聞いた芝野は、治を訪ねるが、傷ついた治に優しい言葉をかける芝野に偽善を感じる治は冷ややかな態度をとる。打ちのめされた芝野にある覚悟が沸き起こる。

鷲津はゴールデンパラシュートをかけた伸彰の返事を待っていた。伸彰に瑞恵から経営権を譲るよう説得させる作戦だった。
ところがTVでサンデー社の経営者が替わったというニュースが放映され、鷲津は衝撃を受ける。

芝野が鷲津を出し抜くため、鷲津より先に伸彰をたきつけ、取締役会で瑞恵の社長解任動議を提出させたのだ。これで三葉銀行主導の再建計画が着手されることになり、鷲津の計画(安く買ったサンデー社の経営を再建させ、価値のある企業に見せ付けることで他に売却し多額の利益を得るという・・)は挫折することとなった。
激化していく二人の戦い・・・。

サンデー社の経営問題、ちょっと戯画化させている気もします。でも現実にもあるような、大森君はやっぱり悪役には向いてはいない。でも先の話での意味合いがあるのかもしれない。柴田恭平さんはいい。あっている。ヒューマンな感じ。でもそれは治の言うように偽善かもしれない?

アキハバラ@DEEP(小説)

今頃になって、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」や「アキハバラ@DEEP」を読みました。
「池袋ウエストゲートパーク」は言ってみれば現代の若者文化にピカレスクロマンを持ち込んだような、それだけにちょっとベタかもしれない。面白いですが・・。そこでこちらの「アキハバラ@DEEP」ですが
<img src="http://www.geocities.jp/kazu1059jp/4167174111.01.jpg">
お話は、アキバのメイドカフェに常連のオタクたちがなぜか集結して、
オリジナルのインターネット検察ソフト(AI知能つき)を作り出す。
しかしそれはあっという間にろくでもないIT企業に盗まれてしまう。
さすがに普段は怒らないへたれたオタクたちもIT企業からソフトを取り返そうと動き出します
パソコンのインターネット関連が詳しい人にはとても面白い・・。
用語の細かい説明はありません。そこが返っていいのかも知れない。

ハゲタカ第1回

<ネタばれあり>
1998年。ニューヨークのの「ホライズン・インベストメント・ワークス」の敏腕ファンド・マネージャーとして鳴らした鷲津政彦が5年振りに帰国する。目的は日本を買い叩くこと。
鷲津はかつて勤めた三葉銀行相手にバルクセールを仕掛ける。
バルクセールとは銀行の抱える何百もの不良債権をまとめ買いするビシネス。鷲津は三葉銀行の取締役飯島の債権処理がらみのスキャンダルの情報を入手し、飯島を自分の側に抱きこむ。銀行側の担当者で鷲津の元上司・芝野は、飯島を使ってただ同然の価格で債権を買い叩く鷲津のやり方に反発する。
不良債権のうち老舗旅館「西乃屋」の債権を手に入れた鷲津は、旅館を経営する西野昭吾に返済期限を設けて返済方法の条件を出す。
昭吾はバブル時代に銀行による過剰融資を受け、ゴルフ場などの事業を拡大するが、バブル崩壊後、莫大な負債を背負った。そうした父親の経営手腕のなさを息子の治は激しく責め立てる。
昭吾は鷲津に借金返済の猶予を懇願するが鷲津は受け入れず、返済期限が来ても動きを見せない昭吾を無視し、鷲津は西乃屋を高値で他の企業に売り飛ばす。
そして、ショックを受けた昭吾は、失意のうちに死んでしまう。

その一部始終を見届けた東洋テレビの経済記者、三島由香。
三葉銀行時代の鷲津の貸し渋りにより、小さな工場を経営していた父親が自殺に追い込まれた過去を持つ由香は、執拗に鷲津を取材しようとする。
三葉銀行時代の鷲津の真摯で誠実な態度とはまったく豹変してしまったその後の鷲津。それを見て衝撃を受ける由香・・・。

うーんいい。硬質です。宇崎さん久々に見ます。濃いです。あとは柴田恭平、息子役の松田龍平。いい。

スロースタート(後編・つづき)

悩んだ未散は退職を決意するが、真壁に退職届を受け取ってもらえない。たまたま会社の恒例の鍋パーティの日だったため、引き止められ鍋パーティに誘われる。鍋を食べずに別室に離れて一人でいる未散に、未散の努力でひきこもりから抜け出て、会社の寮にいる信吾が料理を持ってきてくれる。驚く未散。そこに元気になった早川が現れる。謝る未散に別にあんたのせいで傷ついたんじゃない。彰は、ハローワークへ行ったのは、未散を見返すためという。就職すれば未散の顔は見なくてもよくなるからという。未散は仕事を辞めるつもりというと、彰はいいんじゃないの、あなたは肝心なところでいつも逃げる。人間関係を怖がっていては引きこもりやニートと同じ。やめたって逃げたって楽にはならへんよ。必死で働く姿を見せてくれよと言う。
そばで聞いていた矢沢や真壁は、未散の仕事は相手を支えているけど同時に相手から支えられているんだという。
未散は言う。働くって言うのは傷つけたり傷つけられたりして誤解もあったりして、そんな中でも自分を見つけられる。そんな気がします・・。矢沢は未散に退職届を返す。未散はそれを破り捨てる。
早川家。未散が来ている。早川の父の保が帰ってくる。未散は保の定年の日ということを彰に話す。そしてお父さんに本音を話すのは今だという。
彰が未散が保に花を持ってきてくれたことを話すと、保は彰に働くことのすばらしさを自分が見せてやれなかったといい謝る。彰は働く意味はよくわからないが、これから働きながら探すという。そして定年退職おめでとうという。早川の父は涙する。
半年後、早川彰はパン屋で働き始める。働く理由はまだわからないという・・・。

いいですねー。ちょっと予定調和というような気もするけど一定の結論は必要ですから。萩原聖人がいいですね、ちょっと理屈っぽいニート。でも傷つきやすい・・。屈折してますがそのあたりうまく作っています。
杉本哲太君のちょっとヒステリー気味だけど豪快なような。そして近藤正臣の代表。いいです。肝心のときに決めてくれる。

スロースタート(後編)

<ネタばれあり>
法事で田舎に帰っていた未散は、大阪に戻るなり矢沢と一緒にレンタル先へ向かう。今日の相手は、早川彰。10年近く会社員として働いていたが、気力を失って引きこもってしまった「退職型ニート」である。こういうタイプのニ一トは他人とも話せて引きこもりには見えないのだが、「いつでも働ける」と本人が思っているため意外にやっかいなことがある。今日も未散が再就職を勧めると、「あなたたちはなぜ働くんですか」と聞き返される始末。矢沢は「働かざる者食うべからず、や」と答えるが早川は納得しない。

 改まって「働く理由」を問われると、未散にもわからない。今の仕事にやりがいはあると思うが、最近どうも上手くいっていない気もする。問われるままに早川に身の上を話しているうち、つい感情がこみ上げて涙ぐんでしまう未散。だがこの仕事で感情に流されるのはタブーなのだ。未散は慌てて席を立つ。 落ち込む未散に、早川が自殺を図ったという知らせが届く――。

早川彰はハローワークへ自分で出かけたのだが、履歴書の職歴の空白について担当者に突っ込まれ、傷ついて自宅へ逃げ帰ってしまう。そして台所の包丁で手首を切ったのだ。早川は一命を取り留める。未散らは病院で早川の父に契約解除を言い渡されてしまう。