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おじさんのドラマレビュー2

テレビドラマ再放送、DVD映画レビューを扱います。 過去の記事は別ブログの引っ越しでカテゴリーはつながってないです。

TV放映映画「チームバチスタの栄光」を見る

高難度の心臓手術を何度も成功させている東城大学病院の医療グループ、チームバチスタ。ところが3度も続けて手術に失敗し患者を死に至らせる。事態を重く見た理事長は、不定愁訴外来の勤務医田口公子に調査を命じる。しかしまた新たに手術死が起こり。厚生省のちょっと変わった毒舌の役人、白鳥がやってくる。二人はもう一度バチスタチームの面々を聴取し原因を探ろうとするが・・・。

監督 中村義洋

キャスト
役名    俳優
田口公子 - 竹内結子
白鳥圭輔 - 阿部寛
桐生恭一 - 吉川晃司
鳴海涼 - 池内博之
酒井利樹 - 玉山鉄二
大友直美 - 井川遥
羽場貴之 - 田口浩正
氷室貢一朗 - 田中直樹
垣谷雄次 - 佐野史郎
藤原真琴 - 野際陽子
黒崎誠一郎 - 平泉成
高階権太 - 國村隼

たぶん犯人は原作と同じなのかな。TVドラマ版ではひねっているんですが、映画版では一発で解決するラスト。田口さんは原作と違って女性医師に変更。ここらは癒し系?の竹内さんがうまい。(TVドラマ版では原作と同じ男性医師になっているが・・伊藤淳史君で良かったのか・・・?)
前後のソフトボールシーンが気持ちいい。
出来はいまいち・吉川晃司は演技、抑え過ぎでもったいない。

★★

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再放送の「相棒7・越境捜査」を見る

えー前にもレビューしてますが。もう録画も含め3回ぐらいかな
リアルタイムで見始めたのはこのぐらいか?今回のエピは完全に右京さんの単独捜査のようだけど(まあいつもの亀山君がいても推理するのは右京3動くのは亀山さんというわけ)。今回は角田課長を多少使っていますが。
課長がまじめに右京さんに気を使うあたりが、ちょっといいですね。
5課もなかなか仕事はしているんだ。

こういう感じで相棒はいなくて出来てしまうミステリー。
なかなか佳作を見せられると相棒の存在感はどうなのか。
尊さんは9ではどうなんだろう。8ではまあ飛ばされたエピ=ネタばれは別として、あまり存在感は少なかったように思うのですが(アクション場面も少なかったし)

BS2映画「ミリオンダラーベイビー」を見る

フランキーはボクシングジムの経営者だが、かつてトレーナーとしてボクサーのエディの片目を結果的に失明させてことで慎重な試合を組ませることにこだわって、素質あるボクサーを他のジムにとられていた。そんな中、今はトレーナーとして、フランキーとともにジムを経営しているエディが、ジムに通ってくる女性のアマチュアボクサー、マギーの素質に目をつけ、フランキーに推薦するのだが、女性であること、高年齢であることに慎重なフランキーはなかなかOKしない。
しかしフランキーは有力な若いボクサーにチャンピオン戦をセットしなかったためまた他のジムに逃げられてしまう。
毎日通ってサンドバックを打ち続けるマギー、彼女の貧しい生い立ちを聴き、やがてフランキーは折れて、3回戦のボクサーとしてデビューさせる。マギーは素質を発揮し、次々とKO勝ちしてゆく。
そしてウェルター級のチャンピオン戦に勝利する。そして100万ドルのタイトルマッチを迎える。しかし相手は汚い反則で有名な相手だった・・・。

出演: クリント・イーストウッド;フランキー・ダン
ヒラリー・スワンク :マギー・フィッツジェラルド
モーガン・フリーマン :エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス
アンソニー・マッキー: ショーレル・ベリー
ジェイ・バルシェル: デンジャー
マイク・コルター: ビッグ・ウィリー
ブライアン・オバーン :ホーヴァク神父

監督: クリント・イーストウッド

2005年アカデミー賞4部門(作品賞、監督賞、助演男優賞、主演女優賞)受賞作品。これは濃いわ。後半が幹というわけか。ラストはつらい。これこそ微妙な感じじゃないか。まあ映画的演出らしいけど。とにかく下記のグラントリノよりはよほどいい。
むろんラストはこれでいいわけじゃないけどね。物議をかもしたらしいけど。つらい。
傑作★★★★★

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DVD映画「グラントリノ」を見る

退役軍人のウォルト、勤め先の自動車工場を引退し、悠々自適の生活を送っていたが妻に先立たれ、ますます息子夫婦と疎遠になっていた。
ある日隣のアジア系の家族の息子がガレージに潜んでいるのを発見する・・・彼は悪い仲間に脅されてウォルトの愛車グラントリノを盗みに来たらしい・・。親に言われてお詫びのためウォルトの家の手伝いをするためにやってきたその息子、タオはいつしかウォルトと親しくなる。ウォルトは自分の息子のようにタオに接する・・・しかし悪い仲間たちが・・。

出演
ウォルト・コワルスキー:クリント・イーストウッド(吹替:滝田裕介)
タオ・ロー:ビー・ヴァン(吹替:細谷佳正)
スー・ロー:アーニー・ハー(吹替:小笠原亜里沙)
ヤノヴィッチ神父:クリストファー・カーリー(吹替:川島得愛)

監督:クリント・イーストウッド

クリントさん。俳優として出演するのは最後とか、これ以降は監督に専念するということだったらしい。ラストはせつない。あれだけ用心深い、深く考えるウォルトのあの行為は感情に駆られたもの、そして振りはあったけどでも衝撃のラスト。これで良かったのかどうか。しかし男っぽいクリントさん。いいなと思わせる。なんだか西部劇的でもある。個人的には感動するものの、微妙な感じもある。
★★★

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再放送「あぐり」最終週を見る

あぐり、見終わりました。リアルタイムでも見ております。
ラストは放送当時のリアルな吉行あぐりさんの当時のお店の状況になっています。
現在は高齢でお仕事はされていないようです。子どもさんも和子さんだけになってしまいました。(淳之介さん、理恵さんはすでに亡くなっています)

いささか楽天的にすぎるのではないかというあぐりさんのキャラですが、見ていて気持ちはいいと思います、美里さんは若くその思いの深さはまだ演じ切れてはいないとおもぴますが、でも美里さんの現在とは雰囲気はそんなに差異はなく。自分のキャラに近い役を演じたと思います(あてがきと言う感じがあるのかもしれませんが)。

もう少し吉行あぐりさんの実話には重い感じはあるかもしれませんが、軽く描いている。ちょっと微妙かもしれませんがドラマとしてこれでいいんじゃないかな。
タイトルロールの音楽は、気持ちよくいい感じ。

再放送BS朝日相棒7「レベル4」を見る

再び見ました。亀山薫さんの卒業の回ですが、エピはそれとは関係なく濃い事件なんです。亀山君らしく体を張った捜査と言うか冒険に近いです。珍しく米沢さんがかっこよすぎる。

相棒を見だしたのはごく最近のことで(7の終盤あたりから)、いろいろ評判は聞きましたが、どうも子供のころの刑事ドラマの印象が強くて最近の刑事ドラマは見ていなかったんですがねー。
まあそれでも「太陽にほえろ」は見ていましたが、多少娯楽色が強い感じがどうも個人的にはもう一つでした。面白くはあったんですが。

相棒、警察内部の話とか組織とかリアルさ(なのかうまく作ってあるのか)がなかなか良くて見だしたら結局はまってしまったんですが。

水谷豊さんの若いころの芸風からの変化も。まあこの相棒の役作りかと思ったんですが、その後の歌番組の出演でもやはり若いころとは違っていてがぜん渋くなってますね。要するに右京さんに近いわけですが、私にとっては若いころの印象の差異もあって微妙なんですね。だいぶ慣れましたが・・・。

豊さん、何か不思議なちょっと気取った感じとかは昔ながらなんですが、年をとって多少良い意味でのいやらしさが加わったというか・・。
「男たちの旅路」とか「熱中時代」あたりとは現在はかなり違うんですね。
いろんな意味で老けたのかなー。
ともあれ、9シリーズが待ち遠しいこのごろです・・・。

再放送「ちりとてちん」最終週を見る

朝ドラ再放送を全巻見るというのはなかなかないことなんですが、BShiで見ました。このラストの週のエピ、喜代美さんが落語家を引退して専業主婦(あるいは一門のおかみさん)についてはいろいろ論議があった記憶なんですが。
まあ最後に一つひとひねりと言うところなのか。あるいはこういう形での結論を考えたのかは良くわかりませんが。
結論の形としては綺麗になっているのか。まああそこまで落語に打ち込んでいるわけだから両立は難しいのかな。

最終回は、登場人物についてきれいに回収していくわけで・・さすがと思います、小さなエピの結末が不明のまま尻切れトンボに終わっているような朝ドラが多くなってしまったこのごろの作品としては例外的に出来がいい。
快作。

NHK「万葉ラブストーリー」を見る

2008年〜2009年に放送された奈良を舞台にしたオムニバス形式(1作15分)のドラマ。
脚本は公募らしい。
セレクトされた4本を放送。
春「愛しき、古」
若くして愛妻に先立たれた筆作りの職人、すっかり気落ちしているが、初七日の前日、妻が書き残た言葉をみつける。
妻は、好きな万葉集にちなんだ千枚の言葉、千葉集を家のあちこちに残していた。

そして最後のVTRメッセージか。いい話だけど、生きているうちに書いたわけでその時に見つけられたらというしょうもないことを考えてしまう。まあいい話ではあるけど。そこら辺り万葉集にちなむという縛りはあるんだけどもう一工夫。

夏「人ごみ探し」
老舗旅館の息子で奈良を愛する大学生・中村太郎。東京から来た母親の知り合いの娘・山田舞を 夏休みの間案内することになった。 “姫ギャル”の格好をした高校生の舞はあるコンプレックスを抱えていた。
万葉集の歌「うちひさす 宮路を人は 満ち行けど 我が思ふ君は ただひとりのみ (どんな人込みの中でも、好きな人はあなた一人だけ)」彼女は、太郎に自らを「なら燈花会」の 人込みから見付けて欲しいとお願いする。
(NHKホームページより)

これはなかなかいいな。あれだけの人ごみの中で・・・まあドラマらしい。

秋「フルムーン・ハネムーン」
余命いくばくもない妻。余命を告知しないまま退院した妻に、初老の夫は新婚旅行で出かけた奈良へ妻とともに出かける・・・。

これは芝本正さんが渋いけどもやさしい旦那さんの役でいい話。よくある話のような気もするけど、俳優さんの力でいい話になったのかな。

冬「棚田のマレビト」
宮本里香は、天真爛漫な女の子。しかし婚約者に死なれて以来、彼への未練を断ち切れないでいた。婚約者の三回忌の帰り、里香はバスから棚田に立つ不思議な人影を見る。それを俊樹のよみがえりと信じる里香。もう一度逢うために幼なじみの来栖恵一に相談する里香。来栖が指示した占い通りに行動する里香・・・・。
(以上NHKホームページより)

ラストはやはり判りますわな・・でもそれを気が付いているけど最後まであえて騙されてあげる・・いい話。全体に亡くなったあるいは亡くなる人の話が多いのは・・ドラマにしやすいとは思いますが。つらいなー。人情話にはなっていますが・・。
さすがに地域ドラマ、奈良の風景をうまく取り入れて映像も綺麗。

DVD映画「半落ち」を見る

元刑事で警察学校教官の梶(寺尾聰)が警察に、「私は妻(原田美枝子)を殺しました」と自首してきた。県警刑事部の志木(柴田恭兵)が取り調べにあたるが、梶は妻殺害後2日間の行動については固く口を閉ざしていた。
(以上シネマトォディより)

アナログTV時代にDVD見ておりますが、デジタルTVでは初見。
地味なミステリーですが、しかも見ていればわかりますが、裁判では2日間の謎は公式的には明らかにされてはいない。ここらはマスコミから患者の秘密を守るとういう。被告の意図をみんなで守るということかな。
ここらが地味なのかも。まあでもわかりやすさを求めるとこの余情は出ないけど。それでいいのか。下記にありますがこの件は問題もあるので・・。

直木賞選考時に問題となった、年齢とドナーと刑事被告人の問題は後から知ったんだけど。事前に知って入れは白けたかもしれない。微妙なのか。なんにしてもいい映画ではあるけどな。あのラーメン屋ということをどうやって知ったのかとかは描かれていない。まあ時間の限られた映画の問題なのでしょうがないか。前半の警察、検察の縄張り意識の問題とかわかるんだけどここに時間を取られたのかな。連ドラにするとどうなんだろうか。まあでももう時期的には遅いけど。(ネタばれしているので・・・)

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DVD映画「未知への遭遇」を見る

電気技師のロイ(リチャード・ドレイファス)は、町の停電を調べるために出かけるが、その途中でUFOと遭遇。やがて彼は、その光の虜となり、妻子に見放されながらも、光を追いかけていく。そしてついにたどり着いた先で、彼が見たものとは…。(以上AMAZON解説を参考にしました)
DVDレンタル(たぶんファイナルカット版)で再見。
やっぱりシネスコ画面はいい。ラストの宇宙人はやっぱりちょっとSF映画なのか。あらためて火星人の想像図通りの姿を見るとちょっとなんだかなと思うんですが。VTR(特別版)では宇宙船の内部が出てきますが改めて撮影したらしいですね。あいにくVTRはやはり鮮明ではないので、印象はもう一つなんですが。まあなくてもいいんじゃいないか。最終版ではやはりカットされています。
宇宙人がETっぽいのはやはりつながりがあってもっと交流を描きたかったのかなーと思います。でもまあ宇宙ものはもうこれで(ETまでで)いいのかな。とはいっても快作だけど。
★★★★
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